ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

幸せなんて、たわいないものさ。

2017-01-17 10:31:44 | 暮らし

 目覚めが悪い。至極悪い。昨日半日費やした除雪の後遺症か、腰から上がかなり辛い。たったあの程度で?と思うとさらにうんざりしてくる。体が重けりゃ、心は沈む。ぐすぐずと布団の中で惰眠に身をゆだねる。ますます不快度上昇。ぐうたらの理由の一つは、コント原稿書きに入らなかったこと。今日やると決めた仕事をだらだらと翌日伸ばししたつけだ。

 はるか昔、こんなやり切れなさに閉じ込められて、ずる休みを重ねたことを思い出す。進級も危うかった。今なら確実に引きこもり・不登校だろう。ただ、時代も置かれた環境も、そんな選択を許しはしなかった。そけだけ。やれやれ。

 ここでずるければ、もっと不快指数は上がる、立ち直るには起きるしかない。その後50年生きながらえて身に付いた数少ない知恵の一つだ。も一つ、落ち込んでる時、辛い時には、ルーティンワーク!いつもの仕事、いつもの作業にひたすら取っ組むのが一番!これも学んだ。

 起きる、食事をする。新聞を読む。久しぶりの日差しがまぶしく差し込んでくる。気分爽快度5度ほどアップ。よしっ、玄関前に落ちた屋根の雪を払ってしまおう。万一宅配便の配達とかあったら入ってこれない。いや、仕事だからなんとか腰近くまで雪に埋もれながらも掻き分け掻き分け配達してくれるだろう、心の中じゃ、玄関前くらい雪どけとけよ!って悪態つきながら。それを思うとまたもや気が滅入る。

 除雪機一発始動。おっと、調子いいじゃないか。オーガのワイヤーも凍りついていない。これで、爽快度さらに5度上昇。いや、10度かな。機械が言うことを聞いてくれると、仕事ははかどるし、それ以上に気分はぐぐいっと上向く。この調子で好転していくんじゃないか。快調なエンジンに煽られて、雪の山に突撃!ばんばん吹っ飛ばして行く。

 昨晩の低温で水分が飛び?さらさらの粉雪になっているから、はるか青空めがけて吹きあがる。おおっ、この爽快感!いいねぇ、昨日のべたべた雪との格闘が嘘のようだ。あまりに重くて、2度までも、スロートが詰まってしまったくらいだったもの。

 10分程度で玄関前、きれいに除雪。弾んだ気持ちで車庫前もささっと雪はき。これで気分は完全に爽快感に振りきれた。重たい薪運びもなんのその、一日の暖を準備して、いよいよ快調。絡みついてきた猫を抱き上げて撫でてやったらごろごろと喉を鳴らした。そうなんだ、幸せってこんなもんなんだ。たわいないもんさ。って、ことは不幸せって奴も手なずけりゃ、手強い相手でもないってことなんだが、・・・

 あっ、ところで、猫を撫で撫でして、ゴロゴロ聞いてると、心疾患での死亡率が低下するって研究結果が出てるって知ってる?

 

コメント
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