気を感じながら暮らす

からだや自然について思うことなどを気ままに

言葉でなく、姿勢を歪ませてうったえる

2018-03-18 15:31:05 | 「立つ」健康法
 心に何か問題があると、それは姿勢に現れる。以前中学時代の写真を見たら、姿勢の悪い自分が写っていた。小学生の時にはなくて、中学生になってから悪くなったのである。以前にもブログに書いたように、私は中学の時に某野球チームに所属していたのだが、そこでずいぶんと悩んでいた。原因は、監督の怖さや練習の厳しい雰囲気が合わなかったこと、また主将を交代させられたことや野球が下手で自信が持てなかったことなど。そんなに嫌なら辞めればよかったのだが、頑張ってしまった。しかしその代償としてからだが歪んだ。
 私には子がないが、子育てをしている人は、子供の姿勢を見て、身心の状態をチェックしたら良いかと思う。少しでも歪んで来たら、何か無理しているのかも知れない。言葉には出さなくても、からだには必ず現れるのだから。
 もし、あの中学生の時の自分に今、声を掛けられるとしたら、「やめてもいいんだよ」と言うだろう。からだを歪めてまでやる必要などないと思うからだ。
 しかしこれがもし、辛くても仕事や何かで辞めることのできない社会人の自分に声を掛けるとしたら、キチンと「立つ」ことを勧める。キチンと立つと、身心が整う。少なくともその時だけは良くなるのである。たとえ短くてもそういう時間を持つことは大事なことである。そこには普段(比較・分別・競争…)とは違う価値観があり、安心して自分を取り戻すことができるのだ。悩みが解決するか否かよりも、自分らしくいることの方が大事なことである。
 

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