blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

ジャパンカップ行状

2007-11-26 20:29:49 | 旅行
競馬のジャパンカップを観戦するため、昨日今日と東京に行っていた。
今回は飛行機を使ったが、空港までの道でクルマから見えた月がとてもきれいだった。
また、飛行機から眺める立山連峰は絶品であった。
前の首相がわざわざ叫ばなくても、日本は「美しい国」なのだ。
下界の人間が、やや美しさを失っているのかもしれない。

さて、今回は名古屋から来る友人と一緒だ。
お互いに都合で前日入りができず、待ち合わせは昼頃となった。
私のほうが一足早く現場に着いたが、とりあえずは座れる場所を探してみた。
ゴール近くはやはり「開門ダッシュ組」に取られていたが、メモリアルスタンドあたりのイス席が案外すいていて、スンナリと2人分の席を確保できた。
10時過ぎの現場入りでGⅠレースの日に座れたのだからラッキーだったが、競馬人気がひと頃に比べかなり落ちているのは事実だろう。
当日の入場者数は10万人程度であったようだ。
以前は15万人くらいが当たり前だったのだが・・・。

かんじんのジャパンカップは、結果的には夏の宝塚記念の上位3頭で決まり、2着と3着が入れ替わっただけであった。
しかし、1番人気のメイショウサムソンが3着に敗れたことで、強い3頭での決着ながら馬券は中穴配当となった。
勝ったアドマイヤムーンに関しては、2200mの勝ち鞍がありながら、2400mの今回はかなり人気を落としていた。
同行者ともども「あまり買いたくない馬」にしたのは失敗だった。
それにしても、追い込み脚質だった同馬が前に行くというのは読めなかった。
岩田騎手にはまた「やられた!」といったところだ。

友人は次の日から仕事ということで、東京駅近辺で夕食を食べることにしていた。
私は近くのホテルにチェックインして、荷物を置いて出かけた。
東京駅の中においしい牛タンの店があることを調べていたので、そこに行った。
この友人とは長い付き合いだが、彼もまた「大変」な日常を送っているようだ。
これまであまり聞いたことはなかったが、今やっている仕事の厳しさのような話をしてくれた。
この年齢になれば大変でない人間はいない。

私などは、彼に比べれば本当にお気楽なものだ。
経済環境は悪いが、あとは許される範囲で好きなことばかりやって生きている。
そういう私を彼は「うらやましい」と言ったが、うらやむだけでなく応援してくれるというのだから、本当にありがたいことである。
また半年後、来年の日本ダービーあたりで会えたらと話し、駅で別れた。

好きなことで花を咲かせるには、それなりの苦労も伴う。
あるいは、5年、10年、20年という時間が必要になるかもしれない。
しかし、ここまで来てもう後戻りはできない。
何度も同じようなことを書くが、何とかして「生きた証し」のようなものを残せたらと心から願うのである。

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