blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

11月5日の行状

2017-11-12 19:56:36 | 旅行
今日の日中、テレビをつけたらたまたま前回書いた「さいたまクリテリウム」の様子が放映されていた。
こちらはナマの迫力を味わってきたとはいえ、人混みの中で何が何だかという時間も多かっただけに、しっかりとした映像と解説であらためてレースの様子を見ることができたのは幸運だった。

さて、5日は快晴。
旅の最終日は千葉県の東端、銚子市が目的地であった。
JR銚子駅からはさらに総路線わずか6kmあまりという銚子電気鉄道の線路が延びている。
今回、犬吠埼にぜひ行きたかったので、鉄道好きとして銚子電鉄に乗ることも欠かせない目的であった。

成田から銚子に向かう成田線の車内は意外に混み合っていたが、途中の佐原駅で鹿島線に乗り換える人々が大量に下りていった。
格好を見ればサッカーチームの応援というのはすぐに分かったので、なるほどなと思った。
沿線といえば本当に何もなく、あるいは地平線も見えるかというくらいの平たい風景の中を各駅停車が1時間20分くらいかけてようやく銚子駅に滑り込んだ。



駅舎が工事中だったため撮影できず、駅前の様子を少し。
ここまで来れば利根川と太平洋が出会う地点もすぐそこである。





いよいよ銚子電鉄のホームに立ち、入線してきた2両編成の電車を撮影。



銚子駅から終点の外川(とかわ)駅まで、わずか20分の間にも、アイドルのような車掌さんがいたり、地元銚子商業高校の女子生徒さんたちが車内販売に入ってきたりで、一時は廃線の危機にあった路線が今も地元の人々に懸命に支えられている様子が伝わってきた。
私は乗り鉄なので、終点一つ前の犬吠駅はひとまずやり過ごし、まずは終点の外川駅で下車。



外川駅は海岸からやや高いところにあり、駅近くから海岸に下りて行く坂道が一つの見所になっているようだった。



時間の関係もあり、今乗ってきた電車に折り返しで乗り、となりの犬吠駅で下車。





目指すはもちろんココ。



真っ白な犬吠埼灯台。



灯台には登ることもできたので、太平洋の絶景を思う存分堪能できた。(3枚目は市内もう一つのランドマークである銚子ポートタワー)







灯台から下りてくると、なぜか真っ白な郵便ポストが。



犬吠駅まで取って返し、お土産用に名物のぬれ煎餅を買い込み駅周辺で撮り鉄。



あわただしくも楽しかった銚子に別れを告げ、一路成田空港へ。
成田からは中部空港行きが夕方に2便飛んでいて、いちいち東京に出なくてもいいことにメリットを感じ、早めの予約をかけていた。
JR線を下りて案内板の通りに歩いて行くといきなり保安検査場にたどり着いた。
飲食スペースやおみやげ屋さんは、検査場をくぐった後の搭乗口のかたわらに小さく設けられているだけだった。
成田の国内線はあくまで海外各地から国内各地への乗り継ぎ地点の役割が強く、ターミナルに大掛かりな商業施設を設けるメリットがないのであろう。
私のように純粋な国内旅行の一部として成田発の国内線を使う人間は少数派、それでも日本で指折りの空港の一端を垣間見られただけでもよかったと思う。

3日間、ほぼ晴天に恵まれ、新しい体験も多くできて、ここ数回の中では特に満足の大きい旅ができた。
あらためて、今こうやって旅を計画して実行に移せる体力と健康に恵まれていることが嬉しい。
一つしかない大切なこの体、元気なうちに多くの土地に行って、少しずつでも多くの経験を積み重ねていきたいものだ。

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