blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

徐々に日が長く

2019-01-09 19:13:42 | 日記
最も昼が短いとされる冬至は毎年12月の20日を過ぎたあたりである。
それから半月以上が経過した今、わずかではあるが日が長くなったように感じられる。
まだ気象データ上は日の入りが17時よりわずかに前だが、例えば17時の瞬間の外の明るさを比べればやはり冬至やクリスマスの頃とは違う。
冬至を越えてからの1月2月は、12月より寒くはなるけれども、2月も中頃を過ぎれば春分も近くなり、18時くらいでも外は結構明るいはずである。
春を感じるには早すぎるが、日が長くなって来ていると感じられることは気持ちをほんの少しだけ高めてくれる。

1月は、長めの正月休みの絡みもあり、土日をすんなり休める日がもうない。
外出やレジャーの計画はいきおい日曜日オンリーのものにならざるを得ない。
街に飲みに出るにしても、土曜日は混雑がひどいので悩ましいところである。
自宅で晩酌という習慣を持っていない私は、誰かと話す機会のあるなしは別として必ず外で飲む。
その外が混んでいるのだから、「土曜日パワー」(=火事場の何とやらに近い身勝手な思い込み)に期待して金曜日に街に出るのも、日付が変わらない程度ならいいだろう。
土曜を何とか乗り切って、その夕方から日曜日いっぱいを休息か遊びに使えば何とか気持ちの切り替えはきく。

今日で仕事は完全に通常運転に戻り、段取りよく進められれば一定の空き時間も作れる状況である。
誰が見ているか分からないし、現場からは乗り物のエンジン音が間を置かず聞こえてくる状況では、いかにも手すきという風情では失礼だ。
現場は現場で日々膨大な書類が作られているし、時には残念ながら全国の支店のどこかで事故が起きたことなどを知らせるメールを目にすることもある。
そういった連絡はえらい人にはくまなく行き渡る体制になっているので私が何かをほじくり出してくる必要はない。
直接は現場に関わらなくなった今は、後方から支援する立場として日々安全に終わることを祈るのみである。

毎日毎日、朝にも弱く輪をかけていまだにヒトリモノの私が、会社という場所に重い体を引きずって出ていくには、無理矢理にでも「張り合いになるもの」を作った方がいい。
今は前の会社を辞める直前のような暗澹とした気持ちではないが、やはり仕事以外の楽しみがあるに越したことはない。
事実、前の会社での直近3年間のうち、2年半は「顔を見るのが楽しみな人」がいた。
その人が会社の命により当地を去ると知って以降、会社に出て行く支えのようなものを失った気持ちになり、果ては体調まで崩して長期療養という事態にまでなった。
復帰したところでその人の姿はなく、周囲からは誰からもまともに相手にされなくなって完全にやる気を失い、昨年の10月某日をもって辞めたのは何度も書いている通りである。

身勝手な思い込みでもいい、相手に知ってもらえなくてもいい、客観的にも無理ということでもいいので、この重い体を毎日会社まで引きずり出してくれる何かを、仕事のやりがい以外でも求めたい。
同じようなリズムで流れる毎日、少しは心に春を感じて過ごせる分には、誰にも迷惑はかからないのである。