blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

お休みの使い方

2017-12-15 20:18:20 | 日記
クリスマスにもならないうちに真冬並みの寒さが当地でも続いている。
雪こそ積もらないが、内陸と言っていい当地は朝晩と日中の気温差が激しい。
もう慣れてはきたものの、空気が乾燥するのも地元とは逆だし、乾燥を好むとされるいろいろなウイルスにはかかりやすいと言える。
加えてこの寒さ、今週の職場は我がチームのみならず多くの部署で風邪やインフルエンザによる欠席者が相次いだ。

我がチームでは火曜から一人がインフルエンザにかかって休んでいる。
会社の決まりでは、今日までか月曜日までが出勤禁止になるはずなので、お気の毒な話ではあるが感染者を増やさないためには仕方がない。
かく言う私も、水曜の午後あたりからやや体のダルさに悩まされた。
私の経験上、インフルエンザなら体温は39℃近くまで急に上がるので、37℃台でウロウロするという状態は単なる風邪ということであったろう。
水曜の夜は例によってことのほか厚着をして、布団もこんもりかぶって少しでも汗を出すことに集中した。
結果、何とか仕事を休むまでのことにはならず、今日金曜日の勤務まで終えられて正直ホッとしているところである。

誰しも風邪、ましてや感染症にかかりたいと思ってかかる人はいない。
思ってなくてもかかってしまうのが病気であるし、それは怪我も同様である。
各人にはあらかじめ決められた日数の有給休暇が与えられているが、もしもの時のため、やはり遊びですべて使い切ろうなどという考えはまったく賢明ではないことが分かる。

例えば、ごくごく一般的な有給休暇の例としては、会社にもよるだろうが次のような感じか。

・年度始めの有給付与日数 20日(前年度の有給は使い切って持ち越しゼロとした場合)
・会社が有給消化率向上を目的に各人の計画のもとで「取っていただく」(笑)休暇日数 5〜10日

となると、各人が年度の中で「本当に自由に」使える有給は10〜15日ということになる。
この日数の中で、仮に各種感染症にかかれば4日か5日は自動的に持って行かれてしまうことに全く備えていない人が今回インフルエンザにかかった。
何しろ昨年度、有給休暇をすべて遊びで「19.5日」取ったツワモノだ。
年度の終わりまであと3ヶ月半、3月末までの様々な計画の一部は修正か中止を余儀なくされているかもしれない。
月曜日は鼻水ダラダラでまるで仕事にならず、周囲も心配している中なのに、「風邪なんかひいとれへんよ」とか「みんなして体調悪いことにしとんだで」などとうそぶいて、その翌日にインフルエンザとは、お気の毒な反面、やはり極度にプライドの高い幼稚な人なのだと思わざるを得ない。
使える有給が減り、しかしやりたい遊びはやりたく、有給を使い果たした後でも休みを取りにくるのか、あと3ヶ月半、見ものではある。

お金に困っているという評判は聞いたことがないので本人にとっては痛くもかゆくもないだろうが、とりわけ我がチームのメンバーは頻繁に休むという悪しきイメージが定着していることにどう落とし前をつけるのか。
「使わなければ損」とばかりに万一のケースにも備えないで年間を見通すことはやはり避けなくてはならないし、そうできる精神的なゆとりも持ちたいと思うのである。