blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

久々にクルマと

2017-12-09 19:34:49 | 休日
12月に入り、寒い日が続いている。
地元北陸では平野部でも積雪を記録しているようだ。
日本海側でも12月の上旬から真冬並みの寒さになることは毎年の話ではなく、暖冬ぎみで12月がわりあい穏やかに過ぎてしまうと冬全体はけっこう短く感じられる。
昔ほど平野ではドカ雪にならなくなったこともあるし、1月に入るとわずかずつでも日が長くなってくるので、人の気持ちもちょっとずつ春を待てる心境になる。
今シーズンは、まだ冬至にもならないうちにこの寒さだから、今回の冬は長そうだな〜という気持ちになってしまう。

当地ではこれまで雪はなく、ほんのわずかにミゾレのようなものが一度降ったか降らないかという状況だ。
いつもならもうとっくにクルマのタイヤは冬用に換えていて、毎年勤労感謝の日あたりを目安にしているところ、その時期は旅行に出ていて、次の週末はやや体に疲れがあり、結局まだ夏タイヤのままである。
通勤にクルマを使わないことと、実際に雪が降ってこないのをいいことに、例年よりはナマクラになってしまっている。
年末には型通りに帰省すると思うので、早めにやっておけば安心なのだが。

さて、今日は特に外出の予定はなく、午前中は掃除や洗濯で過ごした。
昼ごはんに、近くで話題の辛いラーメンが食べたくなりクルマを出した。
食べたらスーパーで買い物をして自宅に戻るつもりでいたが、よくよく考えると平日はもちろん休日もせっかくのクルマをほとんど使ってやれていないことに気がついた。
私のクルマはけっこう人間的なところがあって、あまり放っておくと、走りには影響はないが訳の分からないエラー表示などが出てしまい、しかし結局ある程度走らせるとそれも直るという不思議なヤツなのである。
不機嫌になられる前に、もののついでで小さくドライブをすることにした。

行き先は当地のおとなり、距離にして20kmの岐阜県多治見市である。
それより遠い恵那市やさらに遠い木曽方面には目的があって行ったことは多々あるが、多治見市は通り過ぎるだけで市街地を歩いたことはまだなかった。
短時間の街歩きが目的のため、まずはJR多治見駅近くの駐車場にクルマを置いた。
ちなみに、全国有数の高温都市らしく駅前には気温計があって、最高50℃まで目盛りが切られていた。
いくらなんでもそこまでは行かないだろうとは思うが、40.9℃という日本記録保持都市(?)としては話題にもなっていいのかもしれない。
いわゆる典型的な盆地なので、冬は冬で寒さも相当きついだろうとは思う。
雪は少ないが凍結が心配だろう。



駅の観光案内所の前には、市のキャラクターである「うながっぱ」が。



街歩きといっても、駅前からほんの数百メートルの陶都(とうと)大橋まで行って(多治見市は陶器=美濃焼の街でもある)、市内を流れる土岐川の写真を数枚撮っただけであった。
土岐川は、愛知県に入ると庄内川と名前を変え、最後は伊勢湾に到達する。



日の短い今の時期ながら暗くなるにはもう少し時間があったので、市内の高台にある虎渓(こけい)公園までクルマを持っていった。
どこに行ってもそこの景色を楽しみたいタイプなので、一箇所はどうしても少し高い場所に行ってみたくなるのである。
展望台から多治見市街を望む。



アリバイ程度の距離とはいえ、クルマを久々に、それなりの速度で流すことができた。
私自身も気持ちがいいし、クルマ自身も少しは機嫌を直してくれただろう。
虎渓公園までの急坂をクリアしてくれたことに感謝し、公園で写真を撮ってあげた。



やがて走行11万kmになろうかという老体ながら、お世話になっているショップのおかげで状態はかなりいい。
普段から少しずつでも動かしてあげて、少しでも長く付き合っていければと思う。