blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

認定日

2009-06-03 21:32:44 | 日記
雇用保険の手続きを先月済ませていたが、今日が初回の認定日ということでハローワークに行った。
なにぶん人数が多いために、指定の時間帯よりもやや遅れて呼び出しを受けた。
書類は事前に不備なく用意したので、順番を飛ばされたとかはなかったようだ。
圧倒的多数の「働いている人」が給料の中からかけてくれているお金が、こうして自分が困ったときのために回って来る。
その趣旨を忘れず、大切に使わせてもらうのがとりあえずのつとめだ。

このご時世で超多忙な状態が続いているハローワークだが、職員の方は本当に丁寧である。
多くの職員さんがいる中、たまたまいい方に当たっているのかもしれないが、ありがたいことだ。

さて、場所が場所だけに時おり困った人を目にすることもある。
身なりが汚いヤカラは論外だが、今日は受付の女性職員に食い下がっている男性がいた。
障害者向けの相談コーナーにあるPCを使わせてほしかったようだ。
しかし、この人はまだ公的に障害者としての認定を受けていなかったため、職員に断られて「なぜだ」という話になったようだ。

その人の声が大きいので聞こえたのだが、脳梗塞を患った後で右半身にマヒが残っているとのことで、話し方を含め確かに障害を抱えている状態には見えた。
しかし、見た目どうあろうと公的な書類に沿って動くのが役所である以上、この男性はモノの順番を間違っている。
病気になられたのはお気の毒だが、「弱い立場」をことさら騒ぎたてているように見えて気分が悪かった。
障害者としての立場を主張し、必要な行政の支援を受けたいのなら、しっかり診断を受け申請をして手帳をもらえばいい話である。

現在は私も行政のサービスを受ける立場にある。
行政に限らず、この国ではサービスを受ける側が何となくえらいような錯覚をしている人も多いが、本来サービスとは対等なものだ。
悪い意味での「お客さん根性」が前面に出てしまっては、相手も人の子、結局は気持ちのよいサービスが受けられなくなる。
イヤな思いをしたくなければ、まず自分自身も律する必要がある。

不安な日々はまだまだ続くが、八つ当たりのようなことだけはしないようにしたいものだ。

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