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blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

マニュアル主義:人間編

2007-03-09 22:40:14 | 日記
今日は夜組のパートさんの休みが重なり、夜の締めは私と店長の2名で行った。
日ごろ従業員どうしでは「あうんの呼吸」でやっている作業だが、いつも現場の作業には手をつけない店長が絡むと、かえってやりにくい感じがした。

ここの会社では、学校を出て1年足らずの人間が店長に昇格する。
20代の前半、普通の会社ならペーペーの段階で管理職になれるのだから何ともうらやましい話である。
この会社としては経費の安い若い人間に店長をやらせておけばいいという考えだろうが、長い目で見たときの「人材育成」という面で果たしてどうなのか、という気はする。

実際、ここの社員の姿を見ていると、果たして社会人の常識というものがあるのか疑わしいような行状を目にすることが多い。
わが店の店長は、今日レジを締めて店を出るまでの少しの空き時間に、なんと店の床にドカ座りして「漫画」を広げて読んでいた。
またある日には、駐車場に雪が積もっているのを見て「ドリフトの練習してきます」と言って自分のクルマでグルグル回りだす始末である。
いずれも社会人として恥ずかしい行為であることは言うまでもない。
こんなものは仕事ができるできない以前の問題である。

それでも彼に同情するとすれば、すべてにゼニ金が優先し「余裕」というものがまったく感じられないこの会社のシステムの犠牲者ということになろうか。
あまりにプレッシャーが強すぎて、頭がおかしくなるのかもしれない。
これでは、長期的に見た場合に、結局は会社のためにならないことを知るべきである。
会社だけが太って人間を育てないところは、今は良くても長期的には衰退するだろう。

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