「僕の大事なコレクション」 リーブ・シュライバー監督
を観る。
chakaさんに教えてもらった映画。良い映画だった。
ユダヤ人のジョナサンが、祖父のルーツをたどってウクライナへと向かう。そこで祖父と一枚の写真に隠された真実を知ることになる……というストーリ。第二次対戦の生んだ悲劇を、軽快なロードムービーに仕立てている。細部にこだわりぬき、練られたストーリーも感動するのだが、アレックスをはじめ、俳優の演技がとてもいい。
映画の最後のほうで、いくつかのきちんと解決されない謎が残される。だがそれは、解決されなくてもよいものなのかもしれないと、そう思えるから不思議だった。それはおそらくは、「大切な余白」とでも呼ぶべきものなのだろう。
原作と映画は別ものと思いますし,この原作ももっとこまごまとしたことが詰め込まれていてわかりにくいですが,よく,こういう映像にしたてたなと感心してます.
以前,アービングの『サイダーハウス・ルール』を読んだことがあり,ごく最近映画になったのも見ました.これも良かったです.かなり長い小説を映画にするのは難しいと思われたのですが,原作者が本編を変えつつ作ったようで,仕上がりがとてもいいのではないかと思いました.映画化というのに期待してなかったのでずっとみなかったけど,どうして見たかって言うと,『シービスケット』のトビー・マグワイアが良かったから.この映画もかなり好きになりました.
トビー・マグワイアは良いですよね。サイダーハウスルールは私も見ました。細かい事は忘れてしまいましたが、いい映画だったように思います。tvのロードショウでやるようなB級映画も結構好きなので、スーパーマン放映時は必ず見ています。マグワイア=スーパーマンになりつつあります。
「僕の大事なコレクション」とても良かったです。映画中の一面広がるひまわり畑とたくさん干された洗濯物の風景は、マルチェロ・マストロヤンニとソフィアローレンの「ひまわり」へのオマージュなのかな、とちょっと思いました。
http://www.youtube.com/watch?v=qZ2RhwQirLk
http://www.youtube.com/watch?v=9M1mxq83btY&list=PL7EB0AAD45CE5EFD8
昔見た、「アンダーグラウンド」というミール・クストリッツァ監督の強烈な映画をちょっと思い出しました。