今日の帰りに、ちょっと寄った新古書店で
「ピラミッドの秘密」 モーリス・ルブラン著 南洋一郎訳
ポプラ社文庫17 ポプラ社刊
を購入。105円。
知っている人は知っていると思うけれども、この本は問題作として有名で、ルブラン原作と謳ってはいるけれども、本当は南洋一郎の創作なのではないかということが定説になっている作品。あとがきで南氏は、「ひと束50銭で買ったアメリカの古雑誌に掲載されていた作品の翻訳」と書いているのだが、特定できていないのだ。事実はどうであれ、ルブランの作品でないことだけは確かで、いずれにせよ、面白い作品ではある。ちなみに、現在刊行されている全集には収録されていない。
写真は、北陸本線で乗車した電車。419系という、かつての寝台車を改造した列車で、長老。
ここなどに詳しい。「食パン電車」の愛称があるという。確かに、食パンに似た顔だ。
実は、懐かしかった。
かつて、高校の時に修学旅行で志賀高原に行ったのだが、そのときに乗った電車が確かこれだったのだ。すっかりと忘れていたのだが、今回列車に乗って、ふと内部を見渡し、網棚のところが不自然なことに気づき、しばらく考えていたのだが、はっと思い出した。そうだ、これは昔乗ったことのある電車で、確かあそこの部分が引き出せて、ベッドになったのだった、と。