漂着の浜辺から

囁きのような呟き。

真鶴の戦争負遺産

2006年08月29日 | 三浦半島・湘南逍遥
 三浦半島を散歩していると、あちらこちらに戦争の負遺産が見られるが、真鶴も、大戦中は本土決戦の重要地点として捉えられていたらしく、戦争の爪あとが散在する。「三ツ石」の名前で知られる笠島にも砲撃の的という役割が与えられていたようだし、「ケープ真鶴」の前の海を臨む岬には、砲台跡もある。
 写真は、番場浦の、海を臨んで右手の岩場にある場所。実際に行くと分かるが、ここには明らかに人の手が加わっている。ここに隠れて、砲撃をしようとしていたのか。戦争が終わって60年ほど経った今では、あまりに稚拙な考えにしか思えない。

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