「本にだって雄と雌があります」 小田雅久仁著 新潮社刊
を読む。
第三回Twitter文学賞作。
タイトルだけ聞くと、なんだかバカバカしそうなんだけれど、これは面白かった。思わず膝を叩いてしまいそうな傑作。今年に入って読んだ本の中で、今のところ一番面白かったんじゃないかな。時々出逢う、読書の悦楽を堪能させてくれる本の一つだと思う。
わかりやすい作品かと言われれば、なんとも言えないとしか答えられない。amazonの紹介文を見ると、「マジック・リアリズム」とある。それだけで厄介な作品であることがわかる。したがって、あまり本を読まない人には薦めにくい作品かもしれない。けれども、その饒舌体が時には本当に冗長に感じられるところもないわけではないが、本が好きな人ならきっとこの小説を気に入るはず。そう書くと、なんだか踏み絵のようだけれど、決して小難しい本ではなく、時にくすりと笑いながら愉しく読める文学作品である。
を読む。
第三回Twitter文学賞作。
タイトルだけ聞くと、なんだかバカバカしそうなんだけれど、これは面白かった。思わず膝を叩いてしまいそうな傑作。今年に入って読んだ本の中で、今のところ一番面白かったんじゃないかな。時々出逢う、読書の悦楽を堪能させてくれる本の一つだと思う。
わかりやすい作品かと言われれば、なんとも言えないとしか答えられない。amazonの紹介文を見ると、「マジック・リアリズム」とある。それだけで厄介な作品であることがわかる。したがって、あまり本を読まない人には薦めにくい作品かもしれない。けれども、その饒舌体が時には本当に冗長に感じられるところもないわけではないが、本が好きな人ならきっとこの小説を気に入るはず。そう書くと、なんだか踏み絵のようだけれど、決して小難しい本ではなく、時にくすりと笑いながら愉しく読める文学作品である。