つらいと思う日々に

いたずらにわが身世にふる・・・

まなこある人

2012-06-17 | Weblog
何年何十年と坊主をやっていたからとて偉くは無い。
高僧といえども、見るからに高価な衣をまとい、
偉ぶって見せるのはただのくそ坊主。路傍の石ころと変わらない。
偉くなればなるほど時間を縛ることなく、約束などせず、いらず、路傍の花をみる。
雑草のごとくあるから生きるに長ける。学ぶこと多し。
「実るほど頭をたれる稲穂かな」と同じように、そして、敬われて育む。
実に憂いて、優れているものである質素な僧こそ、
尊敬に値する。学ぶことすべてにである。
「汝は何のために生きるや?」と尋ねられて、
「死ぬために生きる!」と答う。
路傍の花をみる僧は、ダイヤの原石でも見つけたように、目を輝かせた。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« つながる | トップ | 思いよらず »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事