38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

雨の谷間、温室しごと。

2008年03月21日 | 農と暮らしの日記
トンネルの中で成育中の蕪(かぶ)。
トンネルの中なので種を播いてからほとんど見てなかった。そしたら、発芽はまばら、草もけっこう出てる、おまけに虫喰いまである……。とくに発芽が……、というかたぶん播種機の具合があまりよくなくて、種がしっかり落ちてなかったのだろう。間引きの手間はいらないようだが、これでは収量も上がらなそう。



金曜、朝はいつも通りの市街出荷、納品。
戻って今日はほぼ終日、温室内での作業。外は青空なのだが、一昨日の雨がかなりの量だったので畑に機械は入れられず、また、明日は土曜で出荷はスーパーと保育園だけで収穫も夕方にささっと済ませられるので、こんなときしかできない(こんなときでもないと、やる気が起きない)、“片付け系”のしごと、である。育苗のトレイを並べる場所がだんだん足りなくなってきたので、温室の北側の列をきれいにして、また、育苗土を配合しておく(畑の土、赤玉土、一昨年の温床の腐葉土、ボカシ肥料など)。

温室の外では真がごぼうを掘っている。
なぜだかここにごぼうが自然に生えていて、暖かくなったらまた葉が伸びてきたのを真が見つけ、せっせと掘り出す。おかげでお昼はキンピラごぼうが食卓に乗った。畑に種を播いたら草に負けたりしてうまくできないごぼうが、この端境期に勝手にできてくれてありがたい。

野菜セットの受け取りに、援農Sさん来訪。
落花生をやってみたいというので、僕もやってみようと真似して計画中。そろそろ種をどこかで手に入れなければ。落花生は千葉が本場だそうで、その千葉でも落花生といえば八街(やちまた)で、八街といえば僕にとってはここ、中村自然農園である。一度1時間ほど訪ねただけ、一度お会いしただけ、それも「サラリーマンの仕事」で、だったのだけれど、いまの「藤田家族」の“デザイン”に大きなヒントをくれた有機菜園である。

日記も読み出したら大変。
自分のブログ書いてる場合じゃなくなってしまう。僕のブログの「百姓志願」も、そうだ、どうやらここから来ているのだ、『百姓志願』(自然食通信社)。

午後は温室で育苗の種播き。
レタス類をまた追加で少しずつ、枝豆(6月にとるつもりの早生の茶豆)、それと、takeさんのブログを見て「やってみようかなぁ」と思った鷹の爪も初めて少し播いてみる。ま、自家用ですが。

種を播きながら、ラジオは大相撲だ。
昨日1敗した朝青龍が28連勝中の琴光喜に破れて連敗。琴光喜は愛媛ではなく愛知県出身だけど小結になったくらいからなぜだか応援しているので、素直にガッツポーズ。横綱には「強いやつ」でいてほしいけれど、場所の終盤はやっぱり、優勝争いがおもしろいほうがいい。



夕方、薫、渚、真はお出かけ。
渚のバレーボールの年度末の打ち上げ?とかで。なので僕はいつもより長く畑しごと。6時まで上記の種播きをしてから明朝出荷ぶんの収穫に出る。7時前まで収穫して、さすがに暗くて見えなくなったので終了。

晩ごはんは、だからひとりである。
ひとりの晩ごはん、何がいいかって、そりゃ、食べながらじゃなくて、まず酒が飲めることだ。圧力鍋で玄米炊きながら、パソコンでブログ打ちながら飲める。って、酒飲みみたいに読めてしまうかもしれないが、そうではなく、先にちょっと飲んでから、のんびり食卓を調え、うきうきと箸を進めるわけである。みんなで「いただきま~す!」ももちろんいいけど、これもいい。「いいこと」って、ひとつだけじゃない。あ、長くなりました、記事が長くなるのはいいことじゃないかも。
コメント
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