38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

春の息吹、草の勢い。

2008年03月24日 | 農と暮らしの日記
冬のほうれん草、小松菜、蕪の畑の現在。
2月上旬にはこんな感じだったところ。中央が先週までに蕪を取り終えた畝で、右側はそれと同時、11月上旬に種を播いたほうれん草と小松菜。いずれも大半を出荷することができた(花が見えるところは小松菜の生育不良だった部分)。

左側の緑濃く見えるところはいま収穫中のほうれん草が2列。
その合間に小松菜。いずれも11月下旬播きだけれど、小松菜のほうはかなりとり残したままトウ立ちしてしまい、今日、とりあえず地上部分だけ刈り腹っておいた。とにかく草の勢いが強い。このほうれん草も早めにとってしまって、畑全体をきれいに片付けたいところだが、春播きのほうれん草がまだまだ先のようなので、トウ立ちをおそれながら、少しずつ出荷する毎日である。

野菜の状態が最良のときに一気に出荷するのが一般的な農家のスタイル。
だとすると、できるだけ浮き沈みなく野菜を届けたい藤田家族のような「提携」のスタイル(野菜セット)では、野菜の状態を多少犠牲にすることもある。もちろん、「浮き沈みなく」「最良の状態で」を両立させることが目標なのだが、どちらかというと、「浮き沈みなく」のほうに比重を置くのがうちのスタイルだと思う。



月曜の朝、市街出荷のあとは今週も市内西部、小松方面の配達。
その流れで今日は、「まんがら農園」の野満さんのところにおじゃまする。考えてみると、クルマで行くのは初めてだ。とするとかなり久しぶり。まだ就農する前に、自転車で1時間以上もかけて行ったんだっけ。だけど就農してからも行ったことがあるような気がする。

とにかく、まんがら農園は気持ちのいいところ。
とくに今回は、椎茸や山菜を栽培したり、果樹にも取り組んでいるという裏の山も見せていただいた。休耕していた昔からの棚田を開墾した不耕起の田畑や、古い家を夫婦ふたりで手入れして素敵な空間にした住まい、そしてその裏山……。すべてが気持ちよくつながっている。「有機」って、本当はこういうことなんだろうなと思う。農薬や化学肥料を使わないというのは本当に限られた一面。突然の来客になんともいえない笑顔を振りまいてくれた聡太くんも、ありがとう。



午後、明朝出荷ぶんの収穫。
戻って温室内でまた育苗の播種。日没前にまた畑に出て、レタスの畝で若干の手入れをする。植えた苗が小さいため、ビニルマルチの穴の中に葉がうずもれてしまっているのを引っ張り出す。畝をきれいに均して、しかもマルチをしっかり引っ張って敷けばよいのだが、畝はでこぼこ、マルチの張り方もルーズ、ということでマルチが風に浮き上がってしまい、小さな苗がテントに入り込むようになってしまう。そのままでは蒸し焼きになってしまいそうなので、葉をひとつひとつ引っ張り出しておく。



<本日の野菜セット>例
人参、里芋、大根(最終)、ほうれん草、ブロッコリィ(小)、花白菜、菜の花(小松菜)、サニーレタス&リーフレタス、葉つき新玉葱、など。
コメント (5)
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ニュース、あれこれ。

2008年03月24日 | 農に関する情報
■3/24(月)昼11:55~日本テレビ系「思いっきりイイ!!テレビ」の「食材バカ一代」で、1粒300円のイチゴ「レッド・パール」(西条市の築山隆明さん)登場! 西条市青年農業者協議会の会長です。予告編?は、ここ
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