38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

里芋のマルチ張り。

2007年04月05日 | 農と暮らしの日記
きのう強風のため挫折した里芋のマルチ張りを、本日決行。
午後の約3時間、薫と二人でなんとか7列ぶんを張り終えた。左側は畝立てだけしてまだマルチを張っていないところ。マルチを張ったあとは数日おいて、地温が高まってから里芋を植える予定。

去年の里芋はマルチを使わなかった。
それだけが原因ではないのだが、草の管理に失敗し、しかも過乾燥で生育が著しく悪く、当然ながら収量もひどかった。今年はその反省もあって草の管理はなんとかしようと思っていたこともあり(それだけではないのだが)、思い切って「化学製品」のマルチを使うことにした。「化学農薬」や「化学肥料」を使わなくても「化学製品」であるマルチやガソリンを多用して、はたしてそれが「有機農業」かというと、いまのところ僕はそっとうつむくしかない。



今朝は6時前に収穫に出る。
きのうの注意報通り畑には久しぶりの霜が降りているが、野菜の収穫に支障はない。あれこれとって戻り、朝ごはん(薫が焼いた蓬(よもぎ)パンなど)を2分くらいで急いで食べて出発。助手席には渚を乗せる。

まず、野菜セットの配達1件。
次に保育園に納品、スーパーへの出荷とまわり、最後は月に一度の商店街の「五日市」。しかし、なぜか雰囲気がさびしい。いつも隣で大繁盛の「芋けんぴ屋さん」もいないし、全体的に出店が少ないようす。人通りもいまひとつである。

しかし、こちらも野菜が少なく店頭がさびしいので、ちょうどいいかも。
今日並べたのは、レタス、ほうれん草、ねぎ、そして、畑を片付けるために一気に抜いたB品の人参、じゃが芋畑の蓬(よもぎ)。いつものお客さんたちも相次いで来てくださり、正午前にほぼ売り切れ、午後からは用事があったので早々に撤収。

戻って昼ごはんのあと、上記のマルチ張り。
薫と真はお友だちたちと「花見」の予定が入っていたのだが、やはり一人と二人とでは作業が二倍と2分の1ではなくて何倍も違うので、急遽キャンセルしてもらい、そろって畑に。真は途中かなり眠そうだったが、持ってきたおやつを食べたり、それだけではお腹がいっぱいならなかったのか、「黒土プリン」も20個くらいきれいにつくっていた。



じゃが芋は男爵がほぼ発芽完了。
同じ日に植えたメイクインは少し遅れて、半分くらいの発芽。ついでに草も順調に発芽している。黒々としていた畑が、知らぬ間に緑の野原に変わっていく。花冷えのうちにも、季節はたしかに進んでいる。

明日も低温ながら好天の予報。
温室の管理に気を遣う日が続く。
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2 コメント

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おいも ()
2007-04-08 00:24:47
さつまいもは天ぷらにして
食べましたよ。

素人考えですが、
写真で見る限り『マルチ』とやら
化学薬品そのものが『土』に溶け込む可能性
限りなくゼロに近いと思う。けど。
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Unknown (藤田敏)
2007-04-08 17:08:04
僕もさつま芋はてんぷらがいちばん好き。
ところでマルチの件、たしかに「溶け込む」度合い(?)はゼロに近いと思うけど、結局は「産業廃棄物」として焼却処分され、まあその灰が有毒かどうかというのはいろいろと議論のあるところだけど、仮にそれが無毒だとしても、原料は石油なので、ガソリンや軽油と同じく限りある埋蔵資源を簡単に使ってしまうよりは、比較的、循環型の材料である稲藁などで草を抑えたり、あるいは人力で草を刈ったりするほうが、”有機的”ではあるかなーと、そんな感じなんです。
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