38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

巣立ちの季節、桜。

2007年03月30日 | 農と暮らしの日記
愛媛県立今治西高等学校の桜。
今朝、また所用で今治に行き、たまたま初めて通りかかった。垂れ幕は残念ながら昨日2回戦で常葉菊川(静岡)に破れてしまった選抜高校野球。僕の母校である西条高等学校も夏の全国大会で優勝したことのある強豪(ときに”古豪”と称されることもある)だが、近年はやはり、”今西”のほうが格上のようだ。

通りに面してグラウンドが見えた。
部室の生徒にひと声かけてネット裏の簡易なスタンドからちょっとだけのぞかせてもうらうと、学生服の部員たち(だと思う)が、ベースまわりにたまった雨水を雑巾か何かで吸い取る作業中。さすがに伝統校らしい光景である。離任式なのだろうか、校庭にはスーツやワンピース姿の生徒(卒業生?)が集まっている。

思えば、僕も21年前に高校を卒業し、東京に出た。
それからちょうど20年を首都圏で暮らし、そのうち19年が終わったところで会社員を辞め、翌日から有機農業の研修に入った。可能性に満ちた18歳の春。まばゆいばかりの彼らの姿と開き始めた桜に、僕も少し元気をもらう。



今日も朝はまた6時過ぎからの収穫で始まる。
朝食後、保育園とスーパーをまわり、その足でJRに乗って上記の今治行き。夕方戻って畑の見まわり。昨夜の風雨は予想以上に激しかったけれど、とくに異常はなく、ただ、じゃが芋は発芽が意外に進んでおらず期待外れ、という程度。あちこち気になるところを除草しながら、人参の発芽、玉葱やキャベツ類の生育などを確認してまわる。

明日は霜のおそれがあるとのこと。
心配なのは先日植えたばかりのレタス類だが、さてさて。じゃが芋はこの降霜を見越して、地上に出るのを自重したか。
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