38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

あめつちかぜ、霜。

2007年11月24日 | 農と暮らしの日記
今朝、霜が降りた。
おそらくこの秋初めての降霜。朝、収穫に出ると、畑の黒い土の部分はたぶん地温があるからなのだろう、普段と変わらないけれど、枯れ草や敷き藁の上、それから一部の野菜の葉の上が真っ白になっている。

「初霜までに……」といわれるさつま芋はギリギリセーフ
一方、「霜が降りたら終わり」とされる夏の茄子、ピーマンは今日のところはまだ生きているようだ。去年は霜とかいう以前に収穫を終えていた果菜類も、今年は少しずつながら取れ続けているので、ありがたい。といっても、写真右側のように赤い実ばかり(これは、ししとう類)になったり枯れたりしている株も多い。



世の中3連休、中日の土曜。
今朝は6時半から収穫開始。学校や幼稚園が休みで、朝ごはんを急ぐ必要もないので。畑に出ると、上記の初霜……でも感慨にふける間もなく(写真を撮る間はあったのだが)、まびき大根、蕪、小松菜、ほうれん草などをとる。霜が解けて軍手がすぐに濡れ、日の出前の冷気で指先が凍りそうだ。「いよいよ冬」、を実感する。

戻って、家族そろって朝ごはん。
朝とりにきてくださるお客さんがいるので、さっさとセットづくり。大家さんも昨日に続き、朝早くから庭の松の剪定に忙しそうだ。

市街への出荷のあと、昼まで、さつま芋の畑の片付け。畑に残る屑芋や葉をレーキでかき集め、何列ぶんかの蔓を山積みにしていたものを軽トラで運び出す。

昼食後、今日は市内のいよせきギャラリーへ。
今日から始まっている「2人の彫刻家と3人の画家による あめつちかぜものがたり展」のオープニング・パーティにお誘いいただいたので家族全員で。といっても、僕と渚は軽トラ(約15分)、薫と真は路線バス乗り継ぎ(約40分)こんな人はいないはず!)である。

まず15時から、オープニングライブ。
これがなんと、ガンバッタン・ジャグ・クインテットだ。去年の12月、うちから徒歩1分、飯岡小学校前の田んぼで行われた夜のライブで初めて見て(聴いて)びっくりしたバンド。去年の会場は寒く、今日は暑かったけど、演奏は一貫してホット。洗濯板や金だらい、モップなどを駆使したスゴイ音、師走には各地でライブがあるそうです(飯岡小でも12/5。しかも午前中…)。

16時頃からはパーティ。
地産のお米や野菜、果物などなどを素材に、料理やお菓子の数々、さらにお酒もあったが、軽トラなので断念(ある参加者のKいちさんは車で来てたのにお酒があると聞いて、1時間に1本しかない電車の時刻表を見に最寄り駅まで行ったようだ)。それでも、たくさんおいしいものをいただきました、それからもちろん、作品もみなよかった。「あめつちかぜのものがたり」っていうテーマにぴったり。で、無理やりこじつけみたいだが、あめつちかぜの恵み、うちの野菜もPRでちょっと並べさせてもらいました。また、いろいろな方々に会えてよかったです。

■あめつちかぜのものがたり展
12月4日まで(10~18時)、西条市洲之内の「いよせきギャラリー」で。
石鎚温泉の少し東、国道11号線沿い(山側)の「石」がたくさんあるところ。



<本日の野菜セット>例
人参、里芋、さつま芋、まびき大根、中蕪、まびき蕪菜、ほうれん草、小松菜、春菊、太葱、など。
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