38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

一時小雨、”さくり”日和。

2007年11月29日 | 農と暮らしの日記
そろそろ収穫終了の近い10月播きの小松菜。
3週間ほど前に本格的に取り始め、多いときでも1日に5~6kgというゆっくりペースの出荷ながら、さすがに毎日収穫していたら、虫食いのひどいものや成育の極端に遅れているものが残るのみとなった。来週辺りからは昨日書いた、この畑からわずか数日遅れで播いたのに見事(?)時間差で仕上がってきた畑のを刈り始める予定。

写真右端に見える畝は年末年始向けの大根。
1本立ちにする間引きがほぼ終わり、これからどんどん太く長くなっていってくれることになっているが、12月に入って寒くなると成育のスピードはどうなるのか、ちょっと不安だが。



木曜の今朝は6時過ぎ起床。
先にみんなでごはんを食べてから(紫芋スコーン、パン、ツナと炒り卵、コーヒー、りんご)、7時過ぎに収穫開始。約1時間で2つの畑を回って戻り、2時間ほど調製・荷造り、10時半に市街へ出荷に出る。

車検を終えて戻ってきた軽トラは違う車のよう。
車屋さんでしっかりと調整してくださったのだろう、クラッチやサイドブレーキの感覚がまるで変わっていて、青信号発進で2度もエンストしてしまった。足下や荷台が泥だらけだったのもきれいに掃除してくれていて、かなり恐縮……。



戻って昼ごはんは、まだ「さつま芋カレー」。
今日のはちょっとカレー粉が追加されていてオトナの味に近づいていた。食べながら薫とインフルエンザの予防と治療について話した。予防接種をしないでおいて重症化したとき、堂々と保険で診てもらっていいのかどうか、とか。いや、診てもらうしかないのですが。有機野菜食べながらKビール(AでもSでもいいけど)飲んでいいのか、とかいう一貫性の問題で。

午後、野菜セットを仕上げた後、雨が上がったので畑に出る。
畑はちょうどいい湿り具合で、たまっているトラクタ作業をしてもいいのだけれど、この土の感じを生かす仕事は他にある。三角ホーでの「さくり」(中耕、除草、土寄せ)である。

まず、11月頭に播いたほうれん草、小松菜、蕪の畑。
それぞれ4~5cmほどに成長していて、条間や畝の肩に草が出始めているのだけれど、これまでは土が乾いていて、三角ホーを条間に入れると壁が割れるようにパリパリと表面が崩れてしまうような状態だったので、今日はまさにチャンス。見込み通り、しっとり湿った土はサラサラと砕けてくれる。

ついでに蕪は間引きも済ませる。
若干、厚播きしすぎたので。畑の半分に10日遅れで播いた小松菜、ほうれん草も発芽が揃い、いい感じ。この2つの作付けがうまく進行すれば、1月後半~2月頃の葉物供給に厚みを増すことができる。

そのまま別の畑に移って、そこでもサクサク。
日没後もしばらくは薄明かりの中で作業ができる。ちょっと厚着しているので歩き回っていると汗が出る。ひと通り終わり、最後に今日も明朝出荷ぶんの人参を手探りで収穫。自転車で来ているので、葉は畑で切り落とし(ちょうど畑の隅に街灯がある)、30本ほどを前カゴに積んでコンパクトに帰宅、17時半。



渚がバレーの練習なので、晩ごはんは20時から。
新米の白米ごはん、豚汁(さつま芋、里芋、人参、まびき大根など。薬味の生姜もうちの)、試食ふかし芋(高系14号)、イカ塩辛。

食後、机しごとで日付が変わりそう。



<本日の野菜セット>例
人参、里芋、さつま芋各種、まびき大根、大蕪、蕪まびき菜、小松菜、葉もの(水菜、ほうれん草、その他いずれか)、ブロッコリィ、伏見甘長とうがらし、など。
コメント
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