さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

中部から凶報 矢吹正道、アキレス腱断裂の重傷

2023-05-20 05:01:54 | 中部ボクシング



田中恒成に次ぐ、中部ボクシングのスター、矢吹正道がアキレス腱断裂の重傷を負ったとのことです。
記事によると、復帰まで4~5ヶ月とありますが、よほど順調にいって、再度傷めたりしない場合、ということでしょう。


かつて西岡利晃が、ウィラポンとの二戦目から三戦目の間にアキレス腱断裂したときは、二度目の断裂があって、ブランクがさらに長引いたそうです。
その後西岡はウィラポンとの三、四戦目に勝てず(一分一敗)、スーパーバンタムでの戴冠には、さらに年月を要しました。

今から思えば、挫折した早熟の天才が、よくぞその後に、大器晩成というべき成功に辿り着けたものだなあ、と感心するしかない、それが西岡利晃のキャリアです。
しかも、単に試合でかなわぬ相手がいたというのみならず、選手生命に関わる大怪我を負うという試練が、そこに加わったのに。

それを乗り越えられたのは、もちろん本人の不屈の闘志、不断の努力あればこそ、なのでしょう。
しかし、帝拳ジムによる様々な支え...苦しい試合もありつつ、無冠戦の数をコンスタントにこなし、その中でスタイルや闘い方を微調整した上で、世界戦の機会を待てたことが、その闘志と努力を成功に繋げられた、大きな要因でした。



話は戻って矢吹ですが、これまた記事によると、8月にエステバン・ベルムデスとの試合が決まっていた、とありまして、まだ発表はされてなかったと思うのですが、当然中止。
京口紘人と闘った元WBA王者との一戦は、海外の世界ランカーと三連戦、という試合で、意欲的なマッチメイクと言えるものだっただけに、これも残念です。


今回、手術が無事成功し、順調に回復した後に、矢吹正道が西岡利晃のような「復活」劇の主役となるには、実力を維持し、スタイルの調整をするための試合数が確保出来ること、等々、単に矢吹というボクサーひとりでは負いきれない部分が必要になってくるだろう、と思います。
幸いにして、彼に対するジム側、後援者などを含めた体制は、マッチメイク等に関して、前向きなものが見えるだけに、その部分にも期待していいのでは、と思うのですが。
しかし、世界ランクも落ちるでしょうし、長引けば、ほとんどイチからやり直し、という感じになるかもしれません。階級変更も考慮せねばならないかも。


そうなれば、まさに試練、茨の道です。
とにかく、今は手術が成功し、順調に回復するよう願うばかり、ですね。


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彼は「試されざる」逸材か? Aモロニー、中谷潤人を語る

2023-05-19 15:07:03 | 海外ボクシング




日曜日の対決を前に、モロニー兄弟の弟、アンドリュー・モロニーのインタビューが出ていました。
杉浦大介記者のリモート取材によるものだそうです。
最近はNBAやMLBの日本人選手の取材でお忙しい模様ですね。







・試合をコンスタントにこなせているので、ウェイト含めコンディションが良い。
・中谷は良い選手だが、自分のレベルと対戦したことはない。「ネクスト・イノウエ」かどうかは今回分かる。
・井岡とは対戦したかった。王座獲得の近道だと見ていた。彼のフランコ再戦という選択には驚いた。
・中谷の試合は8試合見た。ロングの距離だと強い(ショートでは自分に分がある、と見ている?)。
・スパーリングは長身サウスポーと行ってきた。日本の富施郁哉もその一人。
・115ポンド最強はロマゴン。エストラーダは2位だと思う。


あと、やはり大きいのは先週、WBOバンタム級チャンピオンになった兄、ジェイソン・マロニーに続きたいというモチベーションですね。
これは、ちょっと言い方悪いですが、馬鹿に出来ない部分だと思います。
競った展開になったり、劣勢に追い込まれたと見えても、そこからさらなる力が湧いてくる、という場面があるかもしれませんね。


しかし、一番興味を引かれたのは、中谷潤人への評価です。
モロニーが「自分のレベルと闘ったことがない」「ネクスト・イノウエと呼べるべき選手なのか」という部分は、厳しいなと思う反面、客観的には、そう見られて納得せざるを得ない部分もあるなあ、と思います。

フライ級において、元王者とはいえ下から上げて来たアンヘル・アコスタ戦の完勝はあるが、階級最強を争うJCマルチネスやダラキアンといった選手との対戦機会はなく、Sフライではフランシスコ・ロドリゲス戦の勝利のみ。
そういう中谷にとり、アンドリュー・モロニーは平均的に一定以上のレベルを持つ、モラルの高いボクサーで、このクラスに上げて来た中谷潤人が「本物」かどうかを証すには、これ以上無い相手なのでしょう。
しかも上記の通り、コンディションが良さそうな上に、意気込みの面でも考え得る中で最高潮なのですから。


容易な試合にはならないだろうと、基本的には思いますが、もし鮮やかに勝とうものなら、得られるものは相当大きい、と言える一戦です。
上記のインタビューにおいて、アンドリュー・モロニーが、中谷の接近戦、ショートの攻防についてあまり評価していないらしい、と読めたところが、実際の試合でどう出るか、まずはそこに注目していますが...はてさて、どうなりますか。




その中谷は、ファイトウィークに入って公開練習やら会見やら、少しずつ露出が増えて来ているようです。
会見では英語と日本語、両方でコメントしたとのこと。






以前も少し触れましたが、試合順はモハメド・アリの孫ニコラ・アリ・ウォルシュの前らしく、場内、客入りも少ないであろう時間帯で、メインとも離れます。
しかし、元々ロサンゼルスに長く滞在して腕を磨いてきた選手でもありますし、少しずつこういう方向の努力をしていけば、いざ良い試合を出来たときに、より注目してもらえるのでは、とも思いますね。




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競争激化の一途を辿る有料配信の世界 ボクシングは「平常運転」でどこまで続く?

2023-05-18 12:37:40 | 関東ボクシング





さて、注目試合目白押しの週末がやってきますが、その前に...サッカーの話ですが、今朝方レアル・マドリーに完勝し、悲願のチャンピオンズ優勝まであとひとつと迫った、おそらく現在、世界最強のサッカーチームであろうマンチェスター・シティの来日試合が、あのLeminoで二試合、無料ライブ配信されるとのことです。

対戦相手は横浜Fマリノス、そしてバイエルン・ミュンヘン(!)です。
従来ならスカパーとかに加入してないと見られなかったであろう試合ですが、Leminoで配信されるのはあり得るにしても、無料とは。


ボクシングの最大コンテンツ、井上尚弥の試合を無料で配信することといい、Leminoは注目度の高いスポーツイベントほど、無料で配信する決定を続けています。
もっともこれは「客寄せ」のためのキャンペーンであって、一定数の視聴契約者数が固定されたら、こんなことはまずなくなる、と見て間違いないのでしょうが。

本来の月額視聴料は、dTVが確か550円だったのに比べ、980円と値上がりしています。
その額に見合う配信プラットフォームである、という評価を獲得するまではいろいろと「頑張る」のでしょう。


国内のみならず、全世界的に有料配信業者によるコンテンツの奪い合いは激化の一途を辿り、WOWOWは20年ほど続いた、サッカーのスペインリーグ「リーガ・エスパニョーラ」の放送を今季限りで終了すると発表しました。
このような状況の中、U-NEXTやLeminoのような、大手配信における国内ボクシングの立ち位置も、とてもじゃないが安泰とは言えないのだろうなあ、と改めて思った次第です。



で、そのU-NEXTに移ったダイナミックグローブ三回目のカードは、7月1日ホールにて。
中川健太vs白石聖、永田丈晶vs飯村寿樹弥のダブルタイトルマッチです。

なんといいますか、ボクシングファンにとっては、どちらもそれなりに見どころのあるカードではあるんです。
しかし、結局のところ、内輪の感覚というか、手の届くところでこしらえ上げたカードやなあ、という感じも否めない。それも事実ですね。

上記のようなコンテンツ争奪戦が繰り広げられる、有料配信の世界において、ボクシング以外にも数多あるコンテンツとの競争を戦い、勝ち抜いていくぞ、という意志や決意のようなものは、なかなか伝わってこないもので、今回のカードもその範疇にあるものです。


ダイナミックがU-NEXTに移る際は、外部のプロも入れて、新感覚のコンテンツを作る、みたいな話もちらついていたんですが、要は照明の色が変わり、音響が代わり、解説が少し入れ替わり、女性レポーターが加わった、という以外、本質的には何も変わっていません。

カードの構成自体も、従来以上の予算を持って、様々な垣根を越えた国内好カードが組まれるでなし、海外から普段見られないような強豪が来日するでなし。
また、日本のリングで好結果を残したフィリピン人などに、日本の中堅や若手が挑む、という構図のカードも特にない。

そして、試合自体の伝え方も、従来通り、興行主のご都合に寄り添った、「報道」としての客観性がほぼ皆無、というものに終始しています。


まあ、のんべんだらりと続けられるものなら、それはそれで良い(良くないか)のかもしれませんが、こんなことではこの先、思う以上に早く、ボクシングの国内試合は、有料配信のプラットフォームから、大半が排除されるんではないか、と心配になります。
AmazonPrime配信興行のとき以外は、劇的に変わることを期待するべきではない、それが現状なのかもしれません、が...。



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予想外の朗報 「すみだボクシング祭り2023」BoxingRaiseにて無料ライブ配信

2023-05-17 04:59:03 | 関東ボクシング



昨日ちょっと触れた話題ですが、土曜日の墨田区総合体育館での試合、なんとBoxingRaiseにて、無料でライブ配信とのことです。






正直言って、月額料金内で見られる、というなら有り難い、ことによると別料金かな、と「覚悟」していたくらいで、驚きました。
しかし、無料で配信となれば、さすがにチケット売り上げに影響ありで、数日前発表になるのも、やむなしか、と納得は出来ますね。

これはしかし、有り難いというか、心配になるくらいです。採算取れるんやろうか、と。
まあ、大会全体を見て、という部分も含め、色々あるのでしょうけども。



当日は、寺地拳四朗を筆頭に、もう書き切れないくらい大勢のチャンピオンやトップボクサーが、試合以外のイベントに参加するとのことですし、盛況になってくれたら嬉しいですね。
墨田区総合体育館は、一度行こうと目論んだことがありまして...あのエポックメイキングな一戦、伊藤雅雪vs三代大訓戦のときです。
結局、年末に延期となり、都合が付かず断念しましたが、アクセスも良いみたいで、一度は行ってみたいところですね。



そんなことで、また土日はライブ配信三昧となりそうです。
土曜日がこれで、日曜日は中谷潤人vsマロニー戦に、ヘイニーvsロマチェンコ、そして田中恒成ですから、もう大変ですが...。



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また数日前決定か/却って凄みがない/難病克服なるか/アンカハスは拓真を狙う?

2023-05-16 15:41:28 | 話題あれこれ




ということで次の週末も土日、ライブ配信が立て込んで、といつも同じことばかり書いている拙ブログでありますが(笑)。
ただ、土曜日の京口紘人再起戦、そしてバンタム級トーナメントの興行は、まだライブなのかどうかはっきりしません。
配信自体は「入ってて良かった」でお馴染みBoxingRaiseで決まっているのですが、ボクシングモバイルのHPにもあるとおり、配信日時が出ていません。


まさか(と、昨今の常識なら言えるでしょう)後日録画配信なんてことはないでしょうが...。
チケット販売横睨みなのか、このくらいの規模の興行だと、数日前でないと、配信が発表されないパターンなのでしょうね。
多くに配信を見てもらうことを考えれば、こんなことではいかん、となります。
ただし、そちらに振り切れるものでもないのが、日本におけるボクシング興行の「実際」なのでしょうが...。


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で、そのバンタム級トーナメントですが、優勝者予想キャンペーンが行われるとのこと。
当選者には井上尚弥サイン入りグローブが。ベタですが、良いものですね(笑)。






確かに日本王者の堤聖也を軸に、新鋭や実力ある中堅が並んだとは言える顔ぶれです。
ただ、以前も少し書きましたが、ある段階に来るまでは、頑張ってニックネームつけてやらんでも、と...言うて悪いですが、却って凄みを感じられなくなってしまいます。
これをやる対象は、この顔ぶれだと堤一人でいい、と思いますね。


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さて、難病克服なったかと思ったら、またも試合延期となったバージル・オルティスですが、エイマンタス・スタニオニスとの試合が再セット。
7月8日テキサスにて。当然、DAZNで見られることと思います。






ところで先日カネロvsライダー戦は、DAZN Globalでは見られなかった、と書いているところがありますね。
廉価プランのことは以前取り上げましたが「一部」の試合を除く、みたいな表記があったので、これはすぐに切り換えず、数ヶ月様子見かな、と思っていましたが、やっぱりこういう「罠」があったのか、と。
危ないところでした。外資というものは、色々油断ならんな、と思うところです。


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最後に、Twitter見てたらこんなのを見かけました。







どうも要領を得ないのですが、ショーン・ギボンズが、ビンセント・アストロラビオvsジェイソン・モロニー戦の前後あたりに何か言ったか、というところのようです。
実際のところは、ギボンズが単なる希望として、ジェルウィン・アンカハスを井上拓真と闘わせたい、ということか。
もっとも、すでに「打診」程度の話はしているのかもしれませんが。


井上拓真の先の試合ぶりを見るに、ある程度名前があって、力があって、という相手でないと、試合として見られたものにならない、ということははっきりしています。
それは良い表現をすれば、彼の技量力量が秀でたものであるが故、となりますが、実際のところ、そうでないと間が保たない、ということでもあります。

問題は「そこ」に今のアンカハスを置いた場合にどうなるか、ということですが...バンタム級でコンディションが向上したら、という想定を持ち込んでも、若干、微妙な感じではありますね。
あと、WBA最上位挑戦者は今のところ、2位の石田匠のはずなんですが(1位は空位)、その辺も気になりますね。はてさて。




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普段、日本でやっている試合とは色々違う 井上岳志ドロー、花田歩夢敗れる

2023-05-15 00:39:50 | 海外ボクシング




引き続き、マニラの試合感想です。
セミの井上岳志は、10戦全勝全KO、フィリピンのミドル級チャンピオンにもなったことがあるというウィルジョン・ミンドロと三者三様の引き分け。


メインのンギーチュバ同様、若く大柄なミンドロ、右クロスやアッパーで井上を脅かす。初回ラストでは井上がぐらつく場面も。
向かい合うと階級が同じとは思えない両者でしたが、井上はガードを締めつつ、機を見て懐に入り、ボディから攻めようとする。
時折右クロス、ワンツーも入るのだが、体格の違いからか、ミンドロの耐久力は高そうで、単発で止まったり倒れたり、ということにはならなさそう。


これは試合を長引かせて、疲れから失速するのを待つしかないか、と思ったが、井上がミンドロを引きずり下ろす、というには至らず。
単発のヒットは上下ともにあるが、流れを完全に引き寄せる、というには遠い。
対するミンドロは、井上に食いつかれ、ロープを背負わされる場面こそ増えたが、右アッパーの迎え撃ちなども長短織り交ぜ、見映えとしては悪くない。


実況解説は井上リード、と強弁?していましたが、敵地というのを抜きにしても、そんなに井上の良さ「だけ」が見てもらえて、判定にそれが反映されるような試合にも見えず。
ミンドロの方も右アッパーやその他のパンチで手数を出していたし、それらを抑え込むほどの攻勢、ヒットが井上にあったわけでもない。
言えばミンドロの方につける「余地」は充分にある。そんな試合に見えました。


終わって、実況解説ともに、ドローの判定に驚きの声を上げていましたが、私の感想としては、負けにならんで幸い、というところでした。
相手の体格も含め、やはりアウェーの側に回って闘う場では、日本でやる試合とは色々と「事情」が違う。
その厳しさ、過酷さに、日本の154ポンド級最強のボクサー、井上岳志が直面した、という一戦でした。
問題は、世界戦や挑戦者決定戦ではない、東洋圏内の試合でこういう内容だったことを、どう見るべきかというところですが...。




花田歩夢は、かつて京口紘人に挑んだ(判定負け)ビンス・パラスに判定負け。
パラスについては、ミニマムで減量に苦しんでいた京口からダウンを奪ったのは覚えていましたが、今は京口同様、フライ級。
積極的な花田に対し、2回に右クロス、左フックを決めたのを皮切りに、要所でクリーンヒットを重ねて行く。
花田も右クロス、左ボディブローのヒットを取るが、捉えるまでには至らず、良い打ち合いも見られた試合は、パラスの判定勝ちでした。


花田がどうというより、パラスの出来が思いの外、良かった印象。
やっぱり地元で闘うと、色々違ってくるのだと理屈では分かっていますが、この二試合は如実にそれが見えたように。
普段、日本にフィリピン人を招いてやっている試合とは、そういうものとして見ないといかん、のかもしれません。
まして階級が揃わなかったり、露骨に下り坂だったり戦績違いだったりすることの方が多いわけですからね。




U-NEXTの配信は、実況鈴木健、解説セレス小林のコンビでした。
正直、G+や日テレの雰囲気そのまま、ちょっと偏り、贔屓の色濃いもので、いまいちでした。
しかし、池側純vsカルロ・デメシーリョの短いハイライトが見られたのはマル。

画質は良い部類。フィリピンからのライブで、これだけのものが見られるのは有り難い限り。
しかし音声がえらく小さい。臨場感ははっきりいってゼロ。場内の歓声がほとんど聞こえない。
試合の印象も、これでだいぶ変わってしまうので、この点は残念でした。




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Locipo(ロキポ)というのがあるのですね 田中恒成、21日カリージョ戦は有料配信

2023-05-14 15:31:05 | 中部ボクシング



来週日曜、21日はヘイニーvsロマチェンコ、中谷vsマロニー弟のWOWOW生中継がありますが、それが終わる頃、或いは時間被りになるか、田中恒成vsパブロ・カリージョ戦があります。
TVはCBC生中継、しかし中部以外の地域では、やっぱりオンデマンドでのライブ配信が頼り、と思っていたところ、Locipo(ロキポ)というプラットフォームでの配信が決定したとのこと。







セミの畑中建人戦も込みで、料金は1000円。言えばPPVです。
このプラットフォームは存じませんでしたが、こちらの購入ページを見ると、下の方に東海テレビ、中京テレビ、CBCにテレビ愛知と、東海、中部地方のTV局の名前が並んでいます。各局共同でオンデマンド事業をやっているようですね。
三重テレビは参画していないとのこと。矢吹正道の試合がABEMAで配信されているのも、そのためでしょう。



過去には田中恒成の試合、TBS系列のオンデマンド、paraviで有料配信されていましたが、どうやらTBSはこの方面でも、ボクシングからは手を引いた?
paraviはU-NEXTと統合されるという話だったので、従来のTBS系列ボクシングはU-NEXTで見られるようになるのかと思っていましたが、井岡一翔と堤駿斗はABEMAに行き、田中恒成は中部地域主導のLocipoで、ということのようです。
やはり世の中、そんな都合の良い話はない、ということで(笑)。


何にせよ、見られるんですから良い話です。
有料ですし、画質が悪いということもない...でしょう。楽しみですね。

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防御センスは冴えたが、体調に不安? カシメロ、グローバル王座獲得

2023-05-14 00:03:24 | 海外ボクシング



昨日はトレジャーボクシング第三弾興行を楽しみにしていたところ、アンダーをYouTubeで配信しているのを発見。
ブログをアップしましたが、途中で切れました。
よく考えたら公式ではなく、違法配信だったのでしょう。ちょっと考えればわかりそうなもので。
皆様、大変失礼しました。情けないことです。どうもすみませんでした。



そんなことでとりあえず、U-NEXTで見た配信、メインから感想です。


ジョンリエル・カシメロは、WBOグローバル王者フィリップス・ンギーチュバに3-0判定勝ち。
初回早々「叩き」にかかるスタート。ナミビア人もシャープなパンチを返して、いかにもWBOランカー同士の一戦、という緊迫感あり。

とはいえ、目に付くのはカシメロの防御センス。ンギーチュバの長いリーチから繰り出す右ストレート、クロスを目の先三寸で躱し、徐々にボディブローや単発のショートを返していく。
序盤は少し慎重に距離で外していたが、5回、踏み込んで右から左フックの返しがヒット。
6回早々、コンビネーションから左フック。見事に決まってンギーチュバ、ダウン。

レフェリー、かなり慎重にンギーチュバの様子を見た上で、続行を許可したが、事実上のロングカウントみたいなもの。
人によってはカウントアウトしていたかも。
しかし、カシメロの追撃にンギーチュバが耐えて、ラウンド終了。カシメロ詰めの途中で一休み。


7回開始前、えづくような声が聞こえる。カシメロとンギーチュバ、どちらの声かと思ったら、カシメロの方だったよう。
その後も数回、インターバルで同様の声が。
カシメロ、7回は休んだのかと思ったが、その後も厳しい詰めに出るどころか、やり過ごす感が出てきて、終盤はいかにもしんどそう。

若いンギーチュバは懸命に立て直し、食い下がる。カシメロ単発のヒットはあるが、序盤の力感も切れもなく、判定へ。
その数字も結構接近したものになっていたりで、試合後半は苦戦、と言わざるを得ないものでした。



三階級で世界タイトルを獲り、最初のライトフライから数えれば5階級目のスーパーバンタムで、若くて大柄なアフリカ人の世界ランカーと闘っているにもかかわらず、試合前半は防御センスが冴え渡り、その締め括りとしてダウンを奪う。
ここまでは、さすがはカシメロ、やはり並みではない、と思えましたが、その後の失速は、打たれてどうというのではなく、自らの体調面の不安から、というものでした。
ダウンを奪った後、ギアを上げて詰めにかかったは良いが、そこで何か、具合が悪くなったのでしょうか。


その言動やイメージは良くも悪くも「若い」ですが、もう34歳でもあり、体調面に不安を抱えて不思議ではない。
WBOランキングのさらなる上昇が見込める勝利ではありましたが、ちょっと翳りも見えた一戦でした。

試合後は、次は暫定か、世界タイトルマッチか、と語ったそうですが、そういう試合が何になるのか?
すぐには想像が付きません。もし井上尚弥戦に繋がる、さらに大きな試合と闘うことになれば、万全の調整をしてくるはずだと思いますが。


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ただいま、フィリピンからライブ配信中、と思ったら(訂正)

2023-05-13 13:05:30 | 海外ボクシング


フィリピンはマニラから、トレジャーボクシング第三弾興行が、YouTubeでライブ配信されています。





当然、アンダーカードだけ、なのだと思いますが。
池側純の試合も見られるかもしれません。取り急ぎ。



と、思ったら二試合目のアーネル・バコナヘvsジョン・ジェミノの途中で、配信が突然終わりました。
何だこれは...。

どうやら、池側の試合は見られないようです。訂正します。失礼しました。残念です。




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FITEは見られず?/今度は強敵/セミメイン共に再戦/明日はミラモン

2023-05-13 00:15:39 | 関東ボクシング





ということで今日はマニラからの、トレジャーボクシング第三弾興行、配信の日です。
先日、U-NEXT配信ありと報じられましたが、どうやら花田歩夢、井上岳志、そしてカシメロ出場の三試合のみ、らしいですね。
池側純vsカルロ・デメシーリョ戦は入らない模様。

アンダーはFITEなら見られるのかと思ったんですが、FITEのページを見ると、お住まいの地域では、つまり日本では見られないという表示があります。
U-NEXTの配信が決まったので、ブロックがかかったのでしょう。残念。

いずれにせよ、感想文はまた後日ということで、今日は話題あれこれと。


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OPBFフライ級チャンピオン、桑原拓の防衛戦が決定。7月11日、ホールでウラン・トロハツと


田中恒成には一蹴されたトロハツですが、山内涼太には勝っており、木村翔とはドロー。
YouTubeで見た限り、田中恒成レベルには通じずとも、地元ということもあり、木村相手には互角以上に渡り合っていた印象。
問題は来日した際、どの程度目減りするのか、ですが...桑原にとっては、丁度良いというか、高すぎず低すぎないハードル、という印象です。

もしこの相手をスピードで圧倒し、寄せ付けないとはいかずともクリアに勝てるなら、桑原の評価は高まることでしょう。
この日は記事にもある通り、アンダーにも大橋ジムの選手が、日本人と対戦するカードがある上、個人的に気にかかる天才肌、富岡浩介の再起戦もあります。


これまで、散々FODプレミアムのフェニックスバトル「大橋枠」のカードが弱い、と批判してきましたが、このカードはなかなか良い、と素直に思います。
もちろん、実際に好試合となるかは別ですが、それはどうなろうと仕方ない。試合前の気分としては、やっぱりこうでなくては、と思えます。楽しみな興行ですね。



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6月24日、井岡、フランコ再戦のアンダー次第で、ABEMAのPPV購入に前向きな気持ちになれるかどうか、と思っていましたが、先のOPBF空位決定戦で引き分けた、森武蔵と渡邊卓也の再戦が決まりました
奇しくもメインとセミが揃って再戦ですね。


基本的にはべらぼうなお値段でなければ、PPVで見ようと思ってはいますが(しかし、いつ価格を発表するんですかね?)なんというか、微妙なとこ持ってきたね、という感じではあります。
とはいえ、考えたらこの再戦を、ホールの興行でもう一回メインで、というのも難しいでしょうから、先方のご都合で言えば、良い置き所、てなものなんでしょうね。うーむ。


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さて、次の日曜日午前は、フジテレビの「ミライモンスター」に、松本圭佑登場。
遂にプロの日本チャンピオンとなった松本に、当然この番組が密着取材していたのでしょう。
もう、長年に渡って、松本圭佑の回だけは逃さず見てきました。全部で12回だと思います。今回、13回目か。
今回も楽しく見ようと思います。要チェック。



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