昨日はひさびさに神戸サンボーホールにて観戦してきました。
しかし朝からあれこれ用事があって、その上、立ち見の観戦で、非常に疲れました。
日本スーパーフライ級王者、千里馬神戸ジム初の日本チャンピオンである帝里木下(ている きのした)が
初防衛戦で日本2位、金沢ジムの角谷敦志を迎えた一戦がメインでした。
試合展開ですが、お互い長い距離での探り合いから始まり、初回は両者あまり手を出さず。
2回から帝里が左ストレート、右フックをヒット。角谷は右を返すが、リーチに阻まれ空振りも目につく。
中盤までは帝里がやや優勢。7回も打ち勝つが、徐々に打ち合いの展開になり、
この回以降、距離をとって外していた角谷の右を食い出した帝里が失速。
最終回もまた打ち合いとなり、微妙な感じで試合終了。
判定は2-1で帝里。さうぽん採点は95-94、帝里となっていました。
両者懸命に闘ったことはわかりますが、試合内容としては、タイトルマッチとして見るなら
これはどうかいな、というのが正直な感想です。
帝里は一応右ジャブは出しましたが、後続に繋がらないことが多く、
長い左ストレートの後に返す右フックはえらくワイルドで、フックというよりスイング。
これを相手から目線を切った状態で振り回す。前半はけっこう当たっていましたが、
後半は距離が合わずにミスが目立ち、オープンブローやラリアットまがいの「殴打」になってしまいました。
とにかくバランスを保とうとして打つと軽打で、力込めて打つと前にのめる、という感じで、
見ていてどうも据わりの悪い、落ち着いて見てられない選手でした。
長身でリーチがあるサウスポーなので、その懐の深さを生かして相手のパンチを外していましたが、
後半は角谷が踏み込んできたので打たれる場面も増えていました。
上記したとおり、長身でリーチがある大柄なサウスポーで、体自体にパワーがありますから、
もっと丁寧に構えて、右リードや左ストレートで相手を突き放すボクシングが出来たら良いんですが。
あと、相手と正対して打ったあとに、ダックして頭をサイドに出さずに、真っ直ぐ上げて上体を戻すので、
当然バッティングが頻発します。悪い癖がついてしもうとるな、と思いました。
国内だけでも多士済々な115ポンドクラスにおいて、今後タイトルを守り続けるのは、
この日の試合振りを見る限り、なかなか大変そうです。
試合前に中広大悟から挑戦状が出ていると発表されましたが、
もし中広に往年の鋭さが生きていれば、好カード実現と言えますね。
セミファイナルは玉越強平がタイのペットファヤ・クルタンプジムと対戦。
がっちりした身体つきのタイ人でしたが、見た目のハッタリと違ってパンチは手打ち。
最初、ちょっと警戒してた?玉越ですが、2回に相手の右の空振りを一度見たあと、
コレは何もないと踏んでか、右クロスを打ち込む。これが決まって、哀れタイ人大の字、でした。
なんかひさびさにこの手のタイ人選手を見たような気がします。
最近、見に行った興行で、こういうのがほとんど無かったですね。
玉越はWBAでは6位にランクされていますが、Cが何故か14位となっています。
この辺はよく分かりません。しかしこのまま行けば、来年のカーニバルでは、
日本王座に挑戦出来るので、当面それを目指すことになるんでしょうかね。
いずれにせよ、上を目指すような試合の話が聞きたいところですね。
この興行、後日スカイAで放送があるようで、放送席には先頃引退した丸元大成の姿も。
場内はやはり日本タイトルということもあり、立ち見を中心に、この会場の興行としてはかなりの入り。
以前、OPBF王者時代の長谷川穂積の試合に近い感じがありました。
座席はかなり少なくて、5列くらいしか椅子は並べてなくて、それ以外のスペースが全部立ち見。
試合の合間に歌謡ショーや弾き語り等のイベントが挟まるので、進行が遅く、
立ち見の客にはちょっとしんどいプログラムになっておりました。
セミ前には、演歌の歌手の方が登場、たっぷり二曲歌い、メインでは君が代斉唱もするという大活躍でしたが(^^;)
この歌手の方が、なんでも30数年前、西日本新人王決勝戦で千里馬啓徳会長と対戦して判定負けした
元ミドル級ボクサーだった、とのことでした。ちょっと驚きでした。
まさか会長得意のジャンピング右ストレートを食らったりしたんでしょうか...。
しかし朝からあれこれ用事があって、その上、立ち見の観戦で、非常に疲れました。
日本スーパーフライ級王者、千里馬神戸ジム初の日本チャンピオンである帝里木下(ている きのした)が
初防衛戦で日本2位、金沢ジムの角谷敦志を迎えた一戦がメインでした。
試合展開ですが、お互い長い距離での探り合いから始まり、初回は両者あまり手を出さず。
2回から帝里が左ストレート、右フックをヒット。角谷は右を返すが、リーチに阻まれ空振りも目につく。
中盤までは帝里がやや優勢。7回も打ち勝つが、徐々に打ち合いの展開になり、
この回以降、距離をとって外していた角谷の右を食い出した帝里が失速。
最終回もまた打ち合いとなり、微妙な感じで試合終了。
判定は2-1で帝里。さうぽん採点は95-94、帝里となっていました。
両者懸命に闘ったことはわかりますが、試合内容としては、タイトルマッチとして見るなら
これはどうかいな、というのが正直な感想です。
帝里は一応右ジャブは出しましたが、後続に繋がらないことが多く、
長い左ストレートの後に返す右フックはえらくワイルドで、フックというよりスイング。
これを相手から目線を切った状態で振り回す。前半はけっこう当たっていましたが、
後半は距離が合わずにミスが目立ち、オープンブローやラリアットまがいの「殴打」になってしまいました。
とにかくバランスを保とうとして打つと軽打で、力込めて打つと前にのめる、という感じで、
見ていてどうも据わりの悪い、落ち着いて見てられない選手でした。
長身でリーチがあるサウスポーなので、その懐の深さを生かして相手のパンチを外していましたが、
後半は角谷が踏み込んできたので打たれる場面も増えていました。
上記したとおり、長身でリーチがある大柄なサウスポーで、体自体にパワーがありますから、
もっと丁寧に構えて、右リードや左ストレートで相手を突き放すボクシングが出来たら良いんですが。
あと、相手と正対して打ったあとに、ダックして頭をサイドに出さずに、真っ直ぐ上げて上体を戻すので、
当然バッティングが頻発します。悪い癖がついてしもうとるな、と思いました。
国内だけでも多士済々な115ポンドクラスにおいて、今後タイトルを守り続けるのは、
この日の試合振りを見る限り、なかなか大変そうです。
試合前に中広大悟から挑戦状が出ていると発表されましたが、
もし中広に往年の鋭さが生きていれば、好カード実現と言えますね。
セミファイナルは玉越強平がタイのペットファヤ・クルタンプジムと対戦。
がっちりした身体つきのタイ人でしたが、見た目のハッタリと違ってパンチは手打ち。
最初、ちょっと警戒してた?玉越ですが、2回に相手の右の空振りを一度見たあと、
コレは何もないと踏んでか、右クロスを打ち込む。これが決まって、哀れタイ人大の字、でした。
なんかひさびさにこの手のタイ人選手を見たような気がします。
最近、見に行った興行で、こういうのがほとんど無かったですね。
玉越はWBAでは6位にランクされていますが、Cが何故か14位となっています。
この辺はよく分かりません。しかしこのまま行けば、来年のカーニバルでは、
日本王座に挑戦出来るので、当面それを目指すことになるんでしょうかね。
いずれにせよ、上を目指すような試合の話が聞きたいところですね。
この興行、後日スカイAで放送があるようで、放送席には先頃引退した丸元大成の姿も。
場内はやはり日本タイトルということもあり、立ち見を中心に、この会場の興行としてはかなりの入り。
以前、OPBF王者時代の長谷川穂積の試合に近い感じがありました。
座席はかなり少なくて、5列くらいしか椅子は並べてなくて、それ以外のスペースが全部立ち見。
試合の合間に歌謡ショーや弾き語り等のイベントが挟まるので、進行が遅く、
立ち見の客にはちょっとしんどいプログラムになっておりました。
セミ前には、演歌の歌手の方が登場、たっぷり二曲歌い、メインでは君が代斉唱もするという大活躍でしたが(^^;)
この歌手の方が、なんでも30数年前、西日本新人王決勝戦で千里馬啓徳会長と対戦して判定負けした
元ミドル級ボクサーだった、とのことでした。ちょっと驚きでした。
まさか会長得意のジャンピング右ストレートを食らったりしたんでしょうか...。