まさかこういう試合になるとは思っていませんでした。
亀田興毅は懐を深くして構え、内藤が右からリードしてくるところをうまく狙い、
左ストレートのカウンターを決め、その後はうまくサイドに回り、内藤の力を出させませんでした。
計量後、かなり体重を戻しているように見え、体格、パワーの差で内藤を抑えていた感じでしたが、
現状の内藤大助相手には、有効な闘い方でした。
また、単発のクリーンヒットを食っても崩れず、心身共に以前よりタフになっていました。
過去の試合から抱いた印象からすると、色んな面で成長していて、驚かされました。
対する内藤大助は、亀田の懐の深さに苦しみ、また、体格面でもやや小さく見えました。
故に、かどうかわかりませんが、右で入っても踏み込みきれず、フェイントも読まれていた感じです。
攻めたら狙われ、見たら突き放されという感じで、全て悪く回りました。
序盤見ていて「これは向こうにツイてるな、今日は大変やで、これは」と思いました。
また、右フックのヒットも、左ボディブローも、亀田に強烈なダメージを与えられませんでした。
総じてパンチにも動きにもうひとつ切れがなく、思うように攻撃を重ねられませんでした。
とはいえ「内藤が衰えていたから」という言い方で、亀田の勝利を貶めることは出来ません。
そもそも王座交代など、王者がある程度衰えないと起こらないものですから。
判定は115-113、というところでした。
三者とも、ちょっと中盤が亀田に寄りすぎかなー、とは思いますが、亀田の勝利で納得です。
個人的感情を言えば、こういう試合と結果は、望んではいませんでした。
しかし、どうやら自分なりに勝算を見い出し、その戦略を実現するための鍛錬を重ねて、
宿敵内藤大助に挑み、勝利したこの日の亀田興毅には、脱帽せざるを得ません。
試合内容としては、世界タイトルマッチとしては今ひとつ、低調な部類だったかも知れませんが、
王者となった今後は、かなうならば従来の亀田流のやり方とは違うものを見せて、
ファンが納得するような王者像を見せてもらいたいものです。
そのためには、今回、チーフセコンドから外れた父親との距離をしっかり取ることも肝要でしょう。
父や弟達が側にいない時の亀田興毅は、クレバーなボクシング眼を持つボクサーであり、
また、周囲に気配りが出来るナイスガイである、という話です。
かなうなら、周囲の商業的都合ばかりに縛られず、自身の理想のボクサー像を追って、闘ってもらいたいですね。
あまり希望の持てない話ではあるんですが。
敗れた内藤大助、本人にとってもまさかまさかの試合だったと思います。
本人がどう思うか以前に、おそらくリターンマッチの機会があることでしょうが、
この日「まさか」と思ったであろう展開を、どう克服出来るか、その確信を持てるかどうか。
厳しい闘いになるでしょうが、もう一度、頑張ってもらいたいと思います。
試合前の雑感には「スッキリした気持ちになれる試合になってほしい」と書きましたが、
特に変なことも起こらず、そういう意味では良かったと思います。
そりゃ、内藤大助が負けたことは、残念至極ではあるんですが...(^^;)
亀田興毅は懐を深くして構え、内藤が右からリードしてくるところをうまく狙い、
左ストレートのカウンターを決め、その後はうまくサイドに回り、内藤の力を出させませんでした。
計量後、かなり体重を戻しているように見え、体格、パワーの差で内藤を抑えていた感じでしたが、
現状の内藤大助相手には、有効な闘い方でした。
また、単発のクリーンヒットを食っても崩れず、心身共に以前よりタフになっていました。
過去の試合から抱いた印象からすると、色んな面で成長していて、驚かされました。
対する内藤大助は、亀田の懐の深さに苦しみ、また、体格面でもやや小さく見えました。
故に、かどうかわかりませんが、右で入っても踏み込みきれず、フェイントも読まれていた感じです。
攻めたら狙われ、見たら突き放されという感じで、全て悪く回りました。
序盤見ていて「これは向こうにツイてるな、今日は大変やで、これは」と思いました。
また、右フックのヒットも、左ボディブローも、亀田に強烈なダメージを与えられませんでした。
総じてパンチにも動きにもうひとつ切れがなく、思うように攻撃を重ねられませんでした。
とはいえ「内藤が衰えていたから」という言い方で、亀田の勝利を貶めることは出来ません。
そもそも王座交代など、王者がある程度衰えないと起こらないものですから。
判定は115-113、というところでした。
三者とも、ちょっと中盤が亀田に寄りすぎかなー、とは思いますが、亀田の勝利で納得です。
個人的感情を言えば、こういう試合と結果は、望んではいませんでした。
しかし、どうやら自分なりに勝算を見い出し、その戦略を実現するための鍛錬を重ねて、
宿敵内藤大助に挑み、勝利したこの日の亀田興毅には、脱帽せざるを得ません。
試合内容としては、世界タイトルマッチとしては今ひとつ、低調な部類だったかも知れませんが、
王者となった今後は、かなうならば従来の亀田流のやり方とは違うものを見せて、
ファンが納得するような王者像を見せてもらいたいものです。
そのためには、今回、チーフセコンドから外れた父親との距離をしっかり取ることも肝要でしょう。
父や弟達が側にいない時の亀田興毅は、クレバーなボクシング眼を持つボクサーであり、
また、周囲に気配りが出来るナイスガイである、という話です。
かなうなら、周囲の商業的都合ばかりに縛られず、自身の理想のボクサー像を追って、闘ってもらいたいですね。
あまり希望の持てない話ではあるんですが。
敗れた内藤大助、本人にとってもまさかまさかの試合だったと思います。
本人がどう思うか以前に、おそらくリターンマッチの機会があることでしょうが、
この日「まさか」と思ったであろう展開を、どう克服出来るか、その確信を持てるかどうか。
厳しい闘いになるでしょうが、もう一度、頑張ってもらいたいと思います。
試合前の雑感には「スッキリした気持ちになれる試合になってほしい」と書きましたが、
特に変なことも起こらず、そういう意味では良かったと思います。
そりゃ、内藤大助が負けたことは、残念至極ではあるんですが...(^^;)