さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

強敵の「決意」をも、早々に粉砕 井上尚弥、ロドリゲスをKO!

2019-05-19 07:16:21 | 井上尚弥



ということで待望の井上尚弥、同年代のタイトルホルダーとの王者対決、でしたが、
またしても...なんかもう、試合のたびに同じ事書いてますが、
毎度の通り、とりとめもなく。



試合前に、予想というか展望というか、まとめて書けば良かったんですが。
当然、どんな試合にも不安とか懸念はあるもので...
ただ、井上尚弥に関しては、過去にことごとく、そんなものは無意味であった、
ということが繰り返されていて、こちらもなかなか書きにくかったりしますが。

とはいえ今回は、功成り名を遂げた名王者、元王者、という類いではなく、
共に上昇期にある年齢とキャリアの、IBF王者エマヌエル・ロドリゲスが相手。
その過去の試合ぶりも、正統派でパンチもあり、手強そう。

直近の試合が苦戦だったこともあり、少々軽く見られている風でもあるが、
一見スピードでは井上に劣りそうに見えても、全体のリズムがゆったりとしているだけで、
動き自体は滑らかで、かつ打ち込む時の一瞬の速さは、充分なものがあり。

好機を掴んだときの攻め、特に左フックのダブル、上下の打ち分けでなく、
効かせたときに「上上」と二発、同じところに打つ攻撃など、なかなか怖いなと。
プエルトリコの先達、ウィルフレド・バスケスを、より多彩にした攻撃力の持ち主、
というようなイメージを持っていました。

もちろん、機動力、という面で井上が優位ではあろうが、
パンチ力も体格もあり、左フックの強打を狙う井上が、同じ間合いに捉えられた場合、
危機に陥る可能性も充分ある。試合前はだいたい、こんな風に思っていました。



初回、ロドリゲスの体格が、一階級分くらい、井上を上回っているように見えました。
井上がこの回に数度見せた左の空振りは、体格に押されている選手の空振りの仕方そのもの。
左ジャブを当て、右クロス、動きで外して左。しかしロドリゲスも際どく右を飛ばし、左フック。

ヒット、という食い方はわずかなれど、かすめるようなのも含めると、けっこう危ない感じ。
ポイントは、よく見ればより正確に井上の方が当てている、という内容でしたが、
ロドリゲスの体格、圧力が、さらに言うなら、早々に自ら「出て」、攻めて行こう、という闘い方を
選択したロドリゲスの、この試合に賭ける「決意」が、井上を時に危ない距離、位置に追い詰めてもいました。


今日という今日こそ、序盤のKOなどはない。際どい展開が続くかもしれない。
外して打つ流れで、強打するより正確に当て、セーフティーに外せるか、
大橋会長の言う「技術戦」で巧くやれるかが問われる試合になりそう。
攻め崩しに出られるとしても、中盤以降ではないか。
初回を見終えて、そんなことを思っていました。


毎度の通り、なのですが、全くの的外れでした。
井上尚弥は、こちらの思うところにすんなり収まるようなボクサーではない、
それを改めて、思い知ることになりました。


2回早々、速いスリーパンチ、左フックが上に返り、追撃。
次の攻めが、インサイドに入って右ボディ。返しの左が、低く抑えた軌道を描き、
ロドリゲスのガードの隙間に、カウンター気味に突き刺さる。ダウン。

ロドリゲス立つが鼻血が見える。井上追撃。まさに「残忍な」意図を秘めた左右のボディ。
二発目の右は、腹筋を締めるタイミングを外されていて、見るからにきつい。
洒落じゃないですが「胃の上」に入った?ようにも見えました。
ソーラープレキサス・ブロー、ってやつでしょうか。

倒れたロドリゲス、立とうとするが、初回に見えた「決意」は完全に打ち崩され、
コーナーに向けて弱気そのものの貌をさらしてしまっていました。
再び立ったものの、ここからは蛇足でした。三度目のダウン、ストップとなりました。


まあ、言い訳というかなんというか、初回3分、あの展開を見たあとで、
2回以降を、外しにかかるんではなく、切り込んで行って、すぐに懐取って、
そこからカウンター取って倒して、なんて、ちょっと想像しませんでした。
こんな展開の変え方、ありますかね。びっくりしました。

まあ、井上尚弥を語るのに「普通」の考えなど、無意味なのだというのは、
過去に何度も思い知っているはずなんですが、それでも改めて驚かされました。
中立地である欧州、スコットランドのリングで、同年代の対立王者、
しかも、水漏れ無しで仕上げてきた相手が、一歩も引かぬ決意を押し立てて向かってきた。
にも関わらず、その決意を早々に打ち崩しての、衝撃のKOを実現してしまう。


やっぱり、この人は凄いとしか言いようがありません。
試合後、決勝で対戦するノニト・ドネアと顔合わせをして、
互いに敬意を語り合っていましたが、
本当に、若い頃のドネアに匹敵するか、ことによると超えているか?とさえ思います。

今後について、トップランク社と契約か、という話も出ていたようですが、
米国のリングで継続的に試合が組まれるようなら、井上尚弥はドネアやロマゴンのキャリアをなぞる、
或いはそれを超える成功を掴むことだって、充分出来そうに思います。
マニー・パッキャオと同様、とまではさすがに難しくても、軽量級としては、
過去最高のスターボクサーとなりうるのでは、と。


それにしても、こんな試合を全世界注視の中でやってしまうと、
その評価は、いよいよもって「捨ておけん」レベルにまで高まってしまいそうですね。
ドネアとの決勝戦、日本でやってくれたら、当然見に行くところですが、
これまた試合前に出ていた、サウジアラビア開催、という話とはまた別に、
これなら充分、米国でも興行になるんではないか、という機運にもなりそうです。
それはそれで、困ったなぁ...という感じですね。


試合前は、当然期待するところ大、しかし何しろ真剣勝負、何があっても不思議なし、
という、まあ言ってみれば普通の前提で、楽しみだったり心配だったり、というところでしたが、
終わってみれば、やはり井上尚弥は偉大でした。
この試合に賭けられた、リングマガジンベルトを肩に微笑む井上の姿は、
我が国ではファイティング原田以来、史上二人目の「世界バンタム級チャンピオン」そのものでした。


欧州の試合を生中継で見るというのは、サッカーなどを愛好する方々にとっては日常なのでしょうが、
我々ボクシングファンにとっては、ちょっと不慣れな行いだったりもします。
しかし、今朝は本当に、清々しい朝のひとときを過ごすことができました。
井上尚弥に改めて脱帽、そして感謝です!お見事でした!




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怪物対決/地域密着/海外進出増加/本日ライブ配信/今年初観戦!

2019-04-05 05:57:56 | 井上尚弥



5.18グラスゴー決戦へ向けて、井上尚弥vs堤駿斗スパーで対決
堤駿斗といえば、日本初の世界ユース選手権優勝、という実績と共に、
「ミライモンスター」における、松本圭佑の敵役としても有名ですが(笑)

YouTubeで松本戦二試合(インターハイでのフライ、バンタム)、
世界ユース決勝、クレスポ・サントス・エリオ戦などを見ると、
普段プロしか見ない目には、パンチングパワーの面はよくわからないものの、
出すパンチの「確信」の深さとでもいいますか、そういうものが強く感じられる、
若い選手としては珍しい、独特の雰囲気を持っています。

東京五輪でボクシング競技が行われると仮定して、それが終わればプロ転向?
と期待したくもなります。
井上とのスパー、記事は詳細なものですが、どこかで動画見られんものですかね。


対する井上は、走り込み合宿のニュースも。雪降ってますが...。
日本人初の、英国での世界戦勝利というトピックもある試合ですが、
普通ではまず実現しない王者対決ですから、大一番です。
相手は同世代の、上昇期にある王者で、過去最強の相手と見るべきですし、
今から本当に楽しみです。


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その井上尚弥と多くのスパーリングを重ねてきた黒田雅之、
地元川崎のフロンターレを表敬訪問、という記事。
今日のJリーグ公式戦で挨拶もするらしいですね。

地域密着を掲げるJリーグの理念は、言ってみれば至極当然で、
競技の垣根を越えた交流は、普通にあってしかるべきものです。

何かと閉ざされた感の多いボクシング界ですが、
こういう開かれた話は、どんなものでも歓迎ですね。
前回挑戦したレベコ戦でも、客席に水色のマフラータオルが振られていて、
有り難いことやなぁ、と思ったものです。

こういう交流に留まらず、さらに進んで、かつてブラジルのサンパウロFCと
同一組織のボクシング部門で、かのエデル・ジョフレがグローブを握ったように、
Jリーグクラブが他のスポーツ団体も総合的に運営するようになり、
その中にボクシングも含まれ、選手が育成されるようになったらどんなにいいか、と。
まあ、現実を見れば、夢想というにもまだ遠い話ではありますが...。


それはさておき、TV放送がTV神奈川のみ、というのはちょっと厳しいですね。
確かにこれも地域密着といえばそうですが(笑)


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伊藤雅雪二度目の防衛戦のアンダーにて、江藤光喜がWBO挑戦者決定戦に出場
WBO5位、6位対決で、プエルトリコの新鋭ハビエル・シントロンと対戦。

記事によるとアメリカのプロモーターと契約、とあります。
詳しいことはわかりませんが、一部権利譲渡、という内情なのかもしれません。
再度、世界挑戦を目指すための決定であることは確かでしょうね。

しかしほぼ敵地というべきロケーションですから、なかなか厳しい闘いになるでしょうね。
江藤はタイでの世界戦で勝った選手ですから、そういう場面でも勝負できる、とは思いますが。

それにしても、キャリア序盤からこういう挑戦があれば、という引っかかりは残るにせよ、
最近は多くの選手が、国外で大きな勝負に出て、キャリアアップを図るようになりました。
結果に恵まれない例もありますが、本当の意味での「挑戦」を数多く
見せてもらえるようになったことは、ファンとしてまず、感謝したいという気持ちですね。

これもWOWOW生中継、或いは試合順の都合でディレイになるとしても、
結果知らずに見られるという期待はしていいのでしょう。


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以前はG+生中継や、関西ローカルよみうりTVの当日深夜録画放送があった
辰吉寿以輝の試合ですが、今日の試合は、見た限りでは番組表に見当たらず。
まあ、何も辰吉に限った話ではなく、TV放送業界におけるボクシングの立場は、
日本人タイトルホルダーの「次」が、なかなか決まらない状況から推して知るべし、ですが。

しかし有り難いことに、こちらの「あすリート」チャンネルで、ライブ配信があります。
とりあえずはチェックできますね。
堤本京介vsテイル渥美戦は、見られるかどうかわかりませんが。


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新年早々、大コケしてしまったせいで、ここまで会場観戦ゼロという、
スロースタート甚だしい年明けでしたが、おかげさまで回復しまして、
土曜日は今年初観戦と相成ります。ハイ、この試合です。

生中継あるんだから、大人しくTV見とれ、というツッコミは謹んでお受けしますが、
早くから見ようと思っていたカードでもあり、だいぶ具合も良くなったので、
予定通りに突撃しようと思っております。
やっぱり、こういうカードは直に見ておかんと、とも思いますし。

そんなことで、徐々に観戦の回数も増やしていかんと、どうも調子が出ませんので、
徐々にペースアップしていこう、というところです。
その反面、21日の府立は、立ち見になったらきついかも、と思い、どうしようか迷っていますが...。


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ということで、最後に一曲。
THE BRICK'S TONE「空っぽのハンプティーダンプティー」。





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5.18グラスゴー/海外で勝ち取る/強豪に完敗/苦難は続くも

2019-02-17 19:12:23 | 井上尚弥



ということで、日本側も正式に、井上尚弥の次戦について会見しました
5月18日、英国スコットランドのグラスゴー、SSEハイドロという、
水力発電や再生可能エネルギーの大手企業の名を冠した、収容人数1万3千人の大箱だそうです。

相手はIBF王者エマヌエル・ロドリゲス。
井上がWBAレギュラー王者だから、統一戦にはならないのか、とか
メイン格のスーパーライト級の試合が、流動的であるとか、
そもそもタータンチェックの竜巻さんのセミ扱いはどうなんやとか、
まあ気にかかる部分も、多少(多々?)ありはしますけど、
とにかく日本側も会見したからには、待遇面などでは妥結を見たし、
試合挙行も問題ない、と思って良い...のでしょう。

ロドリゲスの試合ぶりについては、実質一階級上のコンディションだった
ポール・バトラーを立ち上がりから二度、見事に倒した強さの方を、
直近のマロニー戦の接戦ぶり以上に重く見るべき、だと思っています。





記事にもあるとおり、距離が合いそうで、パンチ力もあり、
プエルトリコの先達に似て、独特の角度をつけた攻撃の威力はなかなかです。
機動力では井上でしょうが、展開次第で油断ならないでしょうし、
何より相手から見て、やるからには全身全霊を込めて挑む対象であるのが、今の井上尚弥です。
過去のどの試合よりも「ネジ巻いた」状態でぶつかってくるでしょうから、
強者の宿命と言えば簡単ですが、大変な闘いになるかもしれません。

しかしバンタム級の若き強打の王者対決、客観的に見ても楽しみ、良いカードですね。
放送(配信?)はどこがやるのかな、というのも、気になるところです。
フジテレビが早朝、全国に生中継してくれるものかどうか。
或いはWOWOWが、前回のロス遠征時と同様に引き受けるか...それとも?

何にせよ、いよいよ決まり、ホッとしています。
トーナメント全体、もうひとつの山の方も、すんなり決まると良いんですが。


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元IBF王者、岩佐亮佑が今日、ロスでセサール・フアレスを10回負傷判定で下し
IBFイリミネーションに勝ち残りました。

頑丈でラフでしぶとい、あのドネアを大苦戦させた試合ぶりを思い出すに、
敵地で闘うには悪い相手やなあ、と心配でしたが、
粘り強く闘ってヒットを重ね、最後はけっこうダメージも与えたような話です。
見目鮮やかとはいかなかったかもしれませんが、海外で試練の一戦に勝ったのですから、
まずは拍手したいですね。

映像はスマホによる?手録りのものがありますが、いずれWOWOWかG+かで
放送してもらいたいものです。
何でもメインのサンタクルスの試合の後に回されたようで、雰囲気はどうなのか、気になりますが。


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昨日はフィリピンで、和氣慎吾のジムメイトだった、パンチ山下賢哉が
元IBF二階級王者の強打、ジュンリエル・カシメロに挑みました
が、6回TKO負け。

ESPN5のチャンネルがYouTubeにあり、ライブ配信されていたようです。
バンタム級に上げたカシメロがどんな調子かわかりませんでしたが、
やはり強打は健在で、ダイレクトの右が再三山下を捉え、5回には鼻から出血。
6回、右アッパーを決められたところで、レフェリーが山下を救いました。ダメージ甚大でした。

敵地で強豪に挑んだ山下でしたが、ダイレクトの右を外せず、防げずで、
苦しい展開が続きました。さすがはカシメロ、というところでしょうか。





しかし、こういう挑戦は、他の国内上位選手にも、どんどんやってもらいたいものです。
井上拓真がやるならば、タイトルがかからないと無理なんでしょうが...。


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高山勝成の東京五輪への挑戦は、あれやこれやと要約して書く気にもなれない
何ともややこしい状況のせいで、先送りになったようです

本人は、意欲に満ちた発言をしていますが、苦難の道はどこまでも続く、という感じですね。
プロだろうがアマだろうが、関係なく、選手のことは後回し、という話には事欠かず、
げんなりするばかりです。彼の変わらぬ闘志、意欲は、せめてもの救いですが...。


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ということで、気まぐれに、本日の一曲(笑)。
The Birthday 「ROKA」です。






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初の表紙、次は/不屈の闘士、引退/ひとまずの勝利/中止/DAZN次回は

2018-11-29 14:50:02 | 井上尚弥




そろそろ次戦の日程も出てきていい頃、井上尚弥ですが、
リングマガジン表紙を単独で飾る快挙

以前、何人かと一緒に、映りの悪い写真が載ったことはありましたが、
単独では初めて。まあ、このデザインを見てどう思うかは人それぞれでしょうが...(笑)

しかし、いよいよ世界的評価が高まっている、ということですね。
表紙には載った、次はいよいよ、ファイター・オブ・ジ・イヤーを獲ってもらいたいものです。
バンタム級の選手としては、カルロス・サラテ、ポーリー・アヤラが過去に獲っていますが、
日本人としては当然、史上初の快挙です。

少し前までは、夢のまた夢、という話を期待出来るところにいる、井上尚弥はやはり偉大です。
今年は無理でも、来年の展開次第では...充分あり得るのではないかと。
とりあえず早く、次の試合を見たいものですね。場所がどこかも、変わらず気になりますが...。


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かつて、その井上に果敢に挑んだ河野公平が引退を表明しました。

初めて、きちんと見たのはプロスパー松浦戦だったと思います。
元日本王者、最高ではWBA2位まで行ったトップボクサーに勝った、出世試合でした。

その後の名城信男戦では、正直、良い印象を持ちませんでしたし、
何コレ、という判定の試合もあったり。しかしトマス・ロハス戦からの3連敗を経て、
その苦難を糧としたか、徐々に試合ぶりも整いだした感がありました。

とはいえ、あのテーパリット戦はやはり、驚愕の結果でした。
その後の陥落、奪還も含め、どんな相手でも、自分の闘いを貫いた姿には、脱帽せざるを得ませんでした。

最後は海外で敗れ、その映像も断片的なものしか見られませんでしたが、
ある意味、見なくとも、彼がどのように闘ったかは、充分想像が出来ます。
長年に渡る、ボクシングへの献身と、その果敢な闘いに拍手したいと思います。お疲れ様でした。


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先週のオンデマンド観戦は、BoxingRaise録画配信にて、刈谷の試合
WBOアジアパシフィック、フェザー級タイトルマッチ。
真正ジムと契約したという王者、リチャード・プミクピックに、
中部期待のサウスポー、森武蔵が挑んだ一戦は、5回負傷判定で森が勝利しました。

初回、プミクピックが左フックをヒット。森の左アッパー交錯するも、こちらは当たらず。
しかし森が徐々に手数を出す。迎え撃ちの左ボディーアッパー、右フック。
2回、プミクピックが前のめりになりつつ、左右ロング。森は左ボディをアッパー、ストレートと当てる。

3回、プミクピック右当てるが、森が左ボディアッパー、ワンツーを決めていく。
4回、クリンチ多く、やや膠着。森のボディ攻撃が効いているか、プミクピックやや失速。

5回、バッティングでプミクピックにドクターチェック。再開後森が攻めるが、二度目でストップ。
スコアは2-1、森。さうぽん採点は、MPM?M、で森でした。4回は迷いました。


採点は、地元判定というようなことはなく、森の勝利で問題なしと見ました。
しかし内容はというと、若干気がかりもあり。

まず、右リードが少ない印象。足で外さず、簡単に身体を寄せられ、接近される。
突き放さずとも、引き寄せて打てる自信があると見え、また実際、左ボディアッパーは再三再四ヒット。
これでプミクミックを失速させたのは確かですが、今回は相手が切ったとはいえ、前にのめる相手に対し、
無用なバッティングのリスクは避けるべきでしょうし、パンチのある相手だと、さらに不安でもあります。

もっと動いて、リングを広く使える選手でもあると思いますが、18歳と若いのに、
あまり足を使わず、突き放せず、迎え撃ちばかり。
まるで歴戦の疲弊を抱えたベテランのような印象さえ受けました。

フェザー級に落としたことで、体調面はどうか、とも思っていましたが、
目に見えて悪い、という風ではありませんでした。
しかし、体格差を生かして粗を隠す、というレベルの素材でもないですし、
時代の流れに逆行している、というのを抜きにしても、その質の高さを生かす方向性で、
今後のキャリアを見ていきたいものです。
そのためには、さらに高度な指導体制が必要なのかもしれませんが...。


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来月9日、WOWOW生中継はオンデマンドとの二本立てでしたが、
ローマン・ゴンサレス欠場のため、オンデマンド配信は中止とのことです。

代打?にファン・エストラーダが出るという話もあるようですが、まだ決まっていない以上、
中止になるのはやむを得ないでしょうね。
エストラーダ対ペドロ・ゲバラも、見てみたいカードではありますが...。


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オンデマンドといえばDAZNですが、次回配信予定が出ていました。
日本時間、日曜ではなくて、12月1日土曜日の、午前3時より。
ページの表記は「WBCインターナショナルクルーザー級シルバータイトルマッチ
トゥルキvsコンケスト」とあります。

時間帯からして、欧州の試合らしい、という以外、何もわからんし、
だいたい何よこのタイトルは、ということで、さっぱり気持ちが沸き立たないカードです。

調べてみると、イタリアでファビオ・トゥルキ、トニー・コンクエスト、という選手が闘うのやそうです。
マッチルームの興行なんでしょうが、早起きしてまで見るものではないですね。

言っちゃ悪いですが、こんなカードをのんべんだらりと配信しても、しょうがないと思うんですが。
これなら、国内ボクシングの好カードをライブ配信してくれた方が、なんぼかマシというか、
視聴者数も稼げそうなもんですけどね。少なくとも、業者が条件面で、変な高望みさえしなければ、
この辺に割り込める余地は、充分ありそうな気がしますが...。



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3月2日、プエルトリコ開催?/全階級生中継/意外な挑戦者/老舗も連続生中継

2018-11-17 05:28:23 | 井上尚弥



年末までのあれこれを通り越して、来年の話も色々出てきています。
とりあえずは、何よりも大事な、井上尚弥の話題から。


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井上尚弥のWBSS準決勝、対エマヌエル・ロドリゲス戦ですが、
来年3月2日、プエルトリコ開催の可能性浮上、とのこと。
先方のプロモーターが地元で動いているとありますが、具体的な話、と見るべきなのでしょうか。

せっかく井上が海外で試合するのなら「地元」「敵地」のレベルで語らねばならない場所ではなく、
アメリカやイギリスの都市部、大会場のような「公」の場で闘ってほしい、というのが、
勝手ながら、ファンとして願うところです。
もちろん、ゴメス、サラテ戦の昔日とは事情が違うにせよ、色々と足枷になる出来事が
無いでは済まないだろう、とも容易に想像がつくところでもあります。

今「大会」は、ネットで世界に広く視聴される環境があるとはいえ、やはりベガスやLA、
ロンドンやマンチェスターで試合をする方が、より井上の声明を高めることにもなるでしょうし。

ただ、WBSSの興行規模も、主催者自ら喧伝(吹聴?)するほどのものかは、若干疑問で、
バンタム級トーナメントが大規模に展開するとしたら、ライアン・バーネットの勝ち上がりを前提に、
活況を呈する英国での開催が増え、そこに井上が参戦する、という形に限定されるだろう、と思っていたところ、
その前提が意外な形で崩れてしまい、その後の成り行きが若干不安になりつつあります。

井上、ロドリゲス戦が、Sライトの試合とダブルメインで開催されるとして、
米国で大きな規模の興行になるものかどうか。それよりも、日本の大箱で興行した方が、
経済的には遙かにうまみのあるものになるのではないか。
それが日本側の、大橋ジムやTV局の欲目のみではなく、他の参加選手や陣営にとっても
「良い話」たりうる可能性の方が、高いのではないか。そんな想像もしていたところでした。

サンファンやバヤモンの熱狂のリングで、井上がその強さを存分に発揮し、
敵地で強敵ロドリゲスを倒す、そんな「絵」を見てみたい、という気持ちもありはしますが、
カルロス・サラテが本来の鋭さをまるで出せずに、為す術なく倒され、
あのアレクシス・アルゲリョさえ、エスカレラとの初戦では大苦戦を強いられた、かの国では、
いかに井上尚弥といえども...という不安を感じてしまいます。

あと、ティト・アコスタが原隆二の挑戦を受けるとしたら、それとダブル、なんていう構想もあるのでしょうか。
もしそうなるとしたら、大橋ジム陣営には、よほど周到な準備(契約や視察など)が求められることでしょう。
試合以前の部分で、相当大変な「闘い」に臨むことになりそうです。

はてさて、実際、どういうところに落ち着くものか。
まあ、試合に至るまでのあれこれを想像したり、心配したりするのも、楽しみのうちではありますが。


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その井上尚弥ですが、弟さんと共にキャンプで鍛えている、という話と共に、
全日本選手権のTV中継に、ゲストとして出演するとのこと。

またなんか、天然こいて笑わせてくれへんかな...というのは、NHKですから無しにして(笑)
しかし、新体制の日連、あれこれ改革というか、改善の方向を打ち出していると言われますが、
この放送もその一環なんでしょうね。
以前は地上波、一時間枠の録画で、放送しない階級もありましたが、BSに変わり、全階級を生中継。
しかもゲストにプロのトップ選手を招く。こんなん、聞いたことないなー、と思ったら、実際、初めてのことだとか。

今夏、前体制のあまりの酷さが広く知られることとなり、その「波」によって生まれた新体制ですが、
こちらはこちらであれこれあるで、という声も聞きはします。
しかし、今のところ、目に見える範囲では、プロアマ協調の流れや、高山勝成選手登録の件など、
以前と違い、常識が常識として通じているなあ、という印象が強いですね。喜ばしいことです。

あとは五輪の問題ですが、こればかりは日連のみでは、如何ともし難い部分もありましょうね。
開催国として、できる限りのこはやることでしょうが、それでもなお...良い方向に行ってほしいものですが。


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大晦日、マカオで井岡一翔、ドニー・ニエテス戦が挙行されますが、
その興行は、単にTBSのご都合でしつらえたイベント、というに収まらない、
広がりのあるものに発展しつつあるようです。

セミに京口紘人が出て、タイトル挑戦、相手はIBF新王者アルバラードではなく、
WBA王者エッキー・ブドラー、という話は既出ですが、
それに加えて、IBFフライ級王者、モルティ・ムサラネも出場、日本の選手と対戦
日本ー南ア対抗戦の趣で、黒田雅之が出るのかと思ったら、六島ジムの坂本真宏、と海外記事に出ています。

WBOアジアパシフィック王者の坂本、初黒星にして唯一の敗戦が、あの木村翔戦だったことで知られますが、
先の船井龍一同様、WBOではなくてIBFの方に行く形です。
この辺は綱引きというか取り合いというか、我々に見えないところで色々あるのでしょうが、
しかし意外というか、虚を突かれた感じです。

以前、ゾウ・シミンに木村翔が挑むと聞いたとき、記事見て、思わず声が出たほど驚いたものですが、
あれと同等か、さらに大きな驚きでした。悪いですが、前向きな意味ではなく。

ムサラネの最近の試合ぶりは見ていませんが、果たして今の坂本で勝機があるものかどうか。
よく鍛えていることがわかる闘いぶりで、強打も秘めますが、打たれる頻度の高さなどは極めて不安です。

もっとも、同じ事を思っていた木村のその後はというと、皆様ご存じのとおりです。
タイトルマッチ、まして世界となれば、それまで以上の「全身全霊」が、上昇期のボクサーを変貌させ、
傍目が賢しらに思う以上の力を発揮させる例は、過去に数多あります。
とはいえ...というのが、現時点での率直な思いですね。


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さて、DAZNのボクシング「進出」も本格的?になりつつある昨今ですが、
国内における海外ボクシング中継の「王者」の座を、TV東京から奪って?
もう四半世紀をとうに過ぎた老舗、WOWOWもまた、来月早々から巻き返し?です。

2日、正午からデオンテイ・ワイルダーvsタイソン・フューリー戦。WOWOWライブ。
9日、11時頃から、ローマン・ゴンサレスvsペドロ・ゲバラ戦。WOWOWオンデマンド。
正午から、ワシル・ロマチェンコvsホセ・ペドラサ。WOWOWプライム。

DAZNとの競争?が生まれたことによって、生中継の数が増えてくれるなら、
視聴者としては歓迎です。勝手の極みですね(笑)
9日の方は、たぶん府立で観戦するため、情報遮断して録画を見ることになりますが、
まあとにかく楽しみです。有り難く視聴しようと思います(^^)


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優勝するまでもなく成し遂げた、最強の証明 井上尚弥「初弾」で強豪パヤノを沈める

2018-10-08 12:16:11 | 井上尚弥



そういうことで、昨夜は横浜アリーナにて観戦してきました。

「わしゃ、もう知らん」
「どうなと、お兄さんの好きにしたらよろしい」

と、それだけ書けば事足りてしまうような試合を見せられました。
しかし、本当にそれだけで済ますのもナニですので、
毎度の通り、まとまりませんが、とりとめもなく。


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これでもボクシングブログというものをやっている以上、
何か書こうと思った試合については、一応、メモなんぞを取りながら見ます。
役に立たないこともありますが、ないよりはマシだったりもしますので。

昨日、横浜アリーナで観戦したメインイベントについて、
私のメモは、こうでした。


「p、もうアタマ? i ワンツー」


以上です。
しかし、これを元に、見たものを書き出して見ると、以下のようになります。


立ち上がり、身体も締まり、動きも切れて見えたファン・カルロス・パヤノが、
左右のパンチを出し、加えて自然に、しかしよく見ると若干不自然に、頭も井上の方に寄せてくる。

試合前に、もつれる展開になるのなら、あれがこうで、これがあれで...と、
色々想像していた内のひとつを「絵」にして早々に見せられ、少し嫌な感じ...と思った直後、
その仕掛けを、さりげなく躱した井上尚弥の左ジャブが、ドミニカ人サウスポーの右腕の内側を通りました。

直後の右が出る、一瞬の間に、パヤノの重心が、僅かに前に出た、ように見えました。
そこに、ジャブの軌道をなぞって、後続の右がまっすぐに伸びていく。

遠くの席とはいえ、会場にいないと聞き取れないような「衝撃音」が聞こえ、
直後、パヤノが全身を伸ばしたまま、倒れる。
身体をよじって起きようとしたが、身体を支えられないパヤノ、顔からキャンバスに落ちる。
明らかに「終わった」ことが伝わってくる光景。
初回、僅か70秒で、試合が終わりました。


立ち上がり、少し重心を後ろに置き、引き気味の立ち上がりだった?パヤノが、
井上最初の攻撃だったあのワンツーに対し、イモ引いて逃げる「弱者」だったら、
このノックアウトはなかったのかもしれません。
しかし、強者と強者の闘い故に、こういうことも起こり得る、のでしょう。

さらに言うなら「たった」一撃で相手を沈めるに至るまで、井上尚弥が重ねてきた
労苦の膨大さも、忘れてはいけないことです。

その過程に、僅かにでも緩みがあれば、甘さがあれば、
あの「たった」一撃を放つことは出来ない。そう思います。
あまりに衝撃的な一撃を生み、支えるものの膨大さもまた、
ひしひしと伝わってきたもののうちの、大事なひとつ、でした。



...とかなんとか、賢しらに書いてみましたが、とにかく、本当に驚きました。

KO負けの経験は一度もなく、それ以前に「一筋縄ではいかぬ」ことでは
今回のWBSSバンタム級出場者の中でも最右翼、と思われたパヤノを、
初回、最初の攻撃「初弾」で倒す。こうして書いていても、現実味がありません。
それは昨日、衆目の眼前で起こった事実なのですが、それでもなお。


KOの瞬間は、場内、歓喜が爆発、というよりも、騒然、という感じでした。
私もご多分に漏れず、思わず席を立ち、しばらく呆然とリング上を眺めていました。

今までも、井上尚弥の試合ぶりに、あれこれ驚かされ、眼前の光景を疑う、
という気持ちになってきたものですが、その上に、まだこんな衝撃があり得るとは!


勝ち名乗りを受け、インタビューに答える井上尚弥を見ながら、
衝撃、驚愕、それを通り越した「呆れ」にも似た感情に包まれていました。

WBSSバンタム級トーナメントとは、井上尚弥が同級最強の座を手にするために
闘われる大会だったはずです。
しかし、彼はもう、優勝するまでもなく、全世界の眼前で、その証明をしてしまったのではないか。
いや、そうでさえなく、井上尚弥が参戦した時点で、その意味はすでにひっくり返っていて、
すでに最強である井上を破り得るものがいるのか否か、それを問うためにあるのが、この大会なのか。


あれやこれやと、頭の中を思いが巡り、なかなか止むことがありませんでした。
会場を去る道すがら、同道した友人たちとあれこれ話しながら、何かぼうっとした感じが長く続きました。
全てひっくるめて言うと、私は、とても心地よく「感動」をしていたのだと思います。

またしても、またしても、井上尚弥が与えてくれたそれに、ただただ感謝と、敬意あるのみ、です。




それにしても、井上尚弥は、本当に困ったお人です。

リングサイドに姿の見えた長谷川、山中、伊藤雅雪らは、あの試合で、何かを解説する暇があったのでしょうか。
ナルバエス戦における「A級戦犯」ぶりが未だに恨めしい香川照之さんは、出来れば黙っていて欲しいので、それは構いませんが、
人数の増えたラウンドガールも、メインでは出番なく仕事を終える羽目になっていましたし、
TV局の皆さんも、内心「出来れば、もう少し、あのその...」という感じではないのかと。

挙げ句、試合後のインタビューでは「次は海外、見に来れる人は来てください」とか言ってましたしね。
いや、本当に行きたくなってしまいますわ。無理ですけど。本当に、困ったお人もあったもので...。






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明日、横浜決戦 公式プレビュー動画

2018-10-06 17:43:07 | 井上尚弥
 
えー、いろいろありまして、ばたばたしており、更新がすっかり滞っているうちに、
明日、決戦の日を迎えてしまいました。
話題も試合もあれやこれやと、取り上げたいなと思いつつ、毎度の通りズルズルと、です。
申し訳ありません。


とりあえず明日、横浜に乗り込み、観戦します。
歴史的な一日...というか、新たな歴史の始まりを見られると期待しています。
さいわいにも台風直撃は免れ、交通機関も何とか、大丈夫そうで。


で、昨日アップされたらしいですが、WBSS横浜ラウンドの公式プレビュー動画。
もう数日早くアップしてくれれば、とは思いますが、ご紹介。





プロモーターがインタビューで言っているような、膨大な視聴者数があるのかどうか、
実際のところはよくわからなかったりもしますが、この動画の作り自体からも、
大きな野望を持って進められているプロジェクトらしい、それだけは確かですね。

さて、いよいよ明日です。盛り上がっていきましょー。



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横アリinWBSS/中部のみ生中継/会場で見るべきでした/危機迫る?/目利き鼻効き

2018-08-22 12:37:15 | 井上尚弥



お盆休みまでは、TVで会場で、楽しく観戦が続きましたが、
それと前後して、あれこれ話題もありましたので、簡単に。


井上尚弥、ファン・カルロス・パヤノ戦は、海外報道から話が漏れるいつものパターン。
昨日、日本側から正式発表もあり、10月7日、横浜アリーナ開催決定
記事によると、WBSSイベントのスタッフ主導で、会場演出がされるなど、
いわばWBSSが「直輸入」される形になりそうです。これは楽しみですね。

試合自体については、井上有利の予想が多い模様。
今月号のボクシングビートによれば、パヤノは今年3月の試合でダウンを喫しています。
動画ありましたので、貼ります。




アマチュアが長く、プロ入りが26歳くらいで、今34歳のファイター型、となれば、
一般的にはもう、苦しい時期に来ている、と見るのが普通でしょう。

しかし、アマチュアで長く闘ったベースの上に、あのスタイルを構築し、
モレノやウォーレンといった技巧、高速の選手と渡り合ってきたのですから、
やはり侮れません。大イベント、大一番ですから、万全に仕上げてくるでしょう。

何にせよ、楽しみな一戦です。とうとう始まる、という感じです。
会場は出来れば、見やすくて大箱、という意味で、国技館か武道館が良かったですが、
横浜アリーナなら、見やすさは落ちるにしても、箱として不足なし、でしょう。
これは当然、見に行きます。当日は大いに盛り上がるでしょうね(^^)


※チケットの詳細について、こんなお話が。
あまり時間がかかるようだと、売れ行きにも関わってくるかもしれませんね。
関係者諸氏も、色々大変、ご苦労もおありでしょうが、早期の調整を願うばかり、です。


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さて、井上尚弥に次ぐツートップの一角、と思う田中恒成が、
赤丸急上昇の王者、木村翔に挑む一戦、王者の木村側も会見を開きました

この記事の、写真キャプションによると、当日CBCは生中継。
しかし関東では、TBSが深夜録画。アコスタ戦は生中継だったのですが、今回は違うようです。
関西では、というと、これまで通り、おそらく何もなし、でしょう。
もし、平日夜のゴールデンタイムなら、全国生中継もあるかと思ったんですが、
試合が月曜祝日、時間が夕方、となった時点で、こうなることは読めました。

それにしても、日本人同士のお手軽ご近所対決、というわけではなく、
共に日本の枠を越えた評価と実績を持つ選手同士の好カードなんですが、
TVの放送も、会場の規模も、その内実に見合わない、としか言えないのが残念です。

ライブで見ようと思うと、中部以外の者は、会場に足を運ぶ以外、手がない。
ネット配信も、現時点であるかないか不明。
フエンテス戦はネット配信ありましたが、アコスタ戦は、確か国内では見られない、という縛りだったような。
今回、この辺はどうなるか不明ですが。

そして、チケット買おうと思ったら、畑中ジムはHPの更新が滞っており、
検索すると、ジムOBの、あのドラゴン杉田竜平が、郷里岐阜にて開設したジムのHPが先頭に出ました。
チケットぴあでも売ってますが、現役時代、良い試合を何度も見せて貰った恩義?もあり(笑)
こちらの割り当て分を購入して、観戦することにしましたが、価格はリングサイド7万円から。
そんなチケット、到底買えず、スタンド席から観戦することになりますが、それでも1万円かかります。

...なんというか、あらゆる面で「閉ざされた」感、満載のイベントになってしまっていますね。
あれこれつべこべ、同じことばっかりですが、こんなことで良いのかなあ、と思わずにはいられません。


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先週、岩佐亮佑、ドヘニー戦の翌日は、八重樫東、向井寛史戦があり、ホールは熱狂に包まれました。
友人の厚意により、TV放送されたものを見ることが出来ました。

細かいことは抜きにして、これは会場行ってでも、直に見とくべきだった、というに尽きます。
しまった、外した!という感じでした(^^)

結果知って見る映像でも、充分に感動的な熱戦でした。
おまけに実況解説が、考え得る中で最低点に近かったですが、それでもなお、です。

個人的には、向井寛史が、東京のリングで「ええトコ」見せてくれたのが、嬉しかったです。
ジムの性急なマッチメイクで、王者や上位クラス相手に苦しい試合、厳しい結果を重ねてきて、
その良さを評価されず、低い評価に甘んじてきた面がありますが、やっと本来受けるべきものに近い
「好評」を得たのではないか、と。もちろん、結果は残念ではありましたが。


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この夏、ボクシングの対外イメージを地に落としまくった御仁ですが、
その代償として、ようやく身を引いてくださった模様です。

おそらくですが、これ以上続けると、具体的に、その身辺に危機が迫る、という
状況になったから、という以外、こういう決断をする理由はないでしょうね。
ただ、肩書き全部捨てて「引退」するなら、過ぎたことは水に流す、
というわけにはいかんだろう、と思いますけども。その辺がどうなるか。
いかにも、あっち方面の話の付け方「手打ち」的な雰囲気も感じますが。

何にせよ、この人ひとりがどうなろうと、本来、どうでもいい話ではあります。
ひとりのファンとしては、判定の正常化、キッズ大会のプロアマ統合、
高山勝成の選手登録問題、用具販売の経理透明化、その他諸々の問題に対し、
理事総入れ替え?となるであろう日連が、どういう姿勢を見せるのか、引き続き注目ですね。

そうそう、マスコミの皆さんには、プロ転向選手の「移籍金」問題にも、
深く、深ーく、切り込んでもらいたいものですね。
これまた、色々と、根深い問題をはらんでいるようにも思います。


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本人が働いた狼藉を、周りの者が謝って、手打ち
ヤクザ以下やな、と思わず失笑が漏れます。
いうたって、もう、ええ歳こいとる男の仕業とも思えません。
まあ、本人は、我々の目の届かないところで、人知れず本田会長なり、
他の誰かなりに、平身低頭してるのかも知れませんが。

しかし、この男に目を付けられたということは、TJドヘニーの実力評価が、
それだけ低い、試合ぶりも冴えなかった、という証ではあるんでしょうね。
もし、岩佐に勝った相手が、アイザック・ドグボエだったとしたら、側に寄りつきもせんかったでしょうし。
この辺、相変わらずの目利きぶりというか、鼻が効くというか...ある意味、一流のプロなんでしょうね、彼(ら)は。


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初戦は左の荒馬/即、強豪と/関西では先んじて放送/出るわ出るわ

2018-07-30 11:49:08 | 井上尚弥



先の週末、観戦や生中継があり、書きそびれた話題あれこれを、軽めに。


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旧聞もいいところですが、井上尚弥のWBSS初戦は、ファンカルロス・パヤノに決定しました
昔のK1と似た?方式で、相手を指名する形で決まったと。
ノニト・ドネアがライアン・バーネットに指名されたので、残るはパヤノと、
少し前の記事で紹介したミハエル・アロイヤンだったので、パヤノの方にした、とのことです。

パナマの大師匠アンセルモ・モレノに負傷判定勝ち、超速ラウシー・ウォーレンと一勝一敗。
荒くてタフで変則のサウスポー、と簡単に言えばそんな感じの選手ですが、
考え得る初戦の相手の中で、一番やりにくそうなスタイルの相手だと思います。
試合展開、技術がどうという以外の部分でも、危険性がある、というか。

試合日時については、10月頃、日本でという話らしいですね。
出来れば「大箱」でやってもらいたいものです。
世界中が見ることになりましょうからね。何これ、と思う向きもおられましょうし。
あと、放送形態はどういうところに落ち着くんでしょう。色々楽しみですね。


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しかし、井上の「大会初戦」が、国内で「落ち着いた」後に、井岡一翔の再起初戦が、
ロスのSuperfly3興行に決まり、相手がマックウィリアムス・アローヨとなりました
金曜日、試合後に同道した友人から聞いて「え、正式に決まったの?」と聞き返してしまいました。

フロイラン・サルダールをKOし、アムナット・ルエンロンを敵地タイでダウンさせ、事実上勝っていた。
フライ級時代のローマン・ゴンサレスには判定負けも、堂々と渡り合い、
スーパーフライ級に転じて、元WBC王者クアドラスに判定勝ち。
世界王座獲得歴こそないものの、実質、元IBFフライ級王者と見るべきでしょうし、
知名度、人気ともに、アメリカのリングで一定以上の水準にある、トップクラスのボクサーでしょう。

再起、というか復帰、そしてさらにいうなら「脱出」初戦、とも言える試合で、
いきなりこんな試合が実現することには、色々思うこともあります。
井岡一翔にとっては厳しい試練なれど「これ」を望んでの一連の行動だった、と見るなら、
あとはもう、やるしかないでしょう。勝ち負けどう以前に、しっかり見せてもらうで、という気持ちです。


それにしても、日本のトップボクサーから「ジム」「会長」を取っ払うと、
すぐにこういうカードが実現してしまうものなんですね。
日本のボクサーにとって、ジムや会長って、いったい何なんだろう...と
改めて思ってしまう、そんな一例ですね。


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久我、和氣戦に限らず、国内の地上波TV放送は、フジやTBSの関東ローカル、
深夜録画放送が大半ですが、数少ない関西限定のコンテンツが、辰吉寿以輝の試合です。
G+でも来週日曜に放送らしいですが、先んじて関西では、よみうりTVで、当日深夜放送でした。

相手はインドネシア・フェザー級チャンピオン、ノルディ・マナカネ。
以前は、あの一家が「使った」選手を、他のジムの選手が狙うと、邪魔やら横槍やらが入ることが
実際にあったらしいですが、ある時期から「解禁」され、その頃に、続けて来日を重ねた経歴の持ち主です。

とはいえ、アマ経験なし、プロ9戦目の辰吉寿以輝にとっては、やりにくさのある相手で、
実際に、試合でもなかなか思うように捉えられず、逆襲を続けて受け、打たれる場面もありました。

辰吉は左を突いて崩そうとしますが、世界戦でもシャッチョさんを怯ませた右スイングは、
けっこう思い切り振るので、辰吉の攻めを食い止める効果あり。
しかし5回、辰吉のパワーを込めた左ボディブローが決まり、強烈なフィニッシュ。
そこまでの試合展開は、とても見目鮮やかとは行きませんでしたが、KOシーンだけは、
そこだけを切り取って見たとしたら、なかなか強烈なものでした。

エンドレスファイター六車卓也さんの指導も受けている、という寿以輝ですが、
試合がTVで放送されるA級ボクサー、メインイベンター、という位置づけは、
まだ少々荷が重いかな、と見えてしまいます。
それでも随所に見せるパワーショットは、目を引くものがありはしますが。

今後はユース王座狙い、という記事もちらっと見ましたが、Sバンタムだと、水野拓哉ですが。
先日は初回KO勝ちしたようですが、若手の強いところと、続けて闘っている選手ですし、
さて、勝算となると...実現すれば、注目を集める一戦となりそうですけど。

※そういえば、WBCユースとなれば、清瀬天太ですね。
関西同士、組むならこっちかも?よくわかりませんが。


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東京五輪におけるボクシング競技の開催が危ぶまれる、なんてニュースも出ている中、
日本ボクシング連盟、及び終身?会長の山根明氏を巡り、
まあ、あれやこれやと出るわ出るわ。

ざっと見ただけでも数があり、しょうがないのでリンク貼っていきます。

1.ボクシング連盟、JSC助成金不正流用か
2.アマボクシング連盟を告発…審判に不正指示、JOCに調査要求
3.ボクシング連盟 代表コーチ日当“ピンハネ”、助成金不正に続き
4.今度はアマボクシングで発覚した不祥事…東京五輪を前に監督官庁は厳しい態度を


堰を切ったがごとし、ですね。
今までも高山勝成の選手登録の問題とか、その他諸々、常識の通じない組織であり、長であるとは
様々に知られ、語られてきましたが、他競技でも起こった様々な問題同様、
いや、それ以上に悪質というか「異様」が、世間にもっと知られ、問題視されるべき、だと思っていました。
こうして次々に報じられることで、五輪を目前に膿を出し切って欲しい、と願います。


...と思っていたところ、村田諒太が敢然と批判の声を上げました
金メダリストとして、という以上に「他ならぬ」村田の発言は、非常に重いものでしょう。よく言ってくれましたね。



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懸念も不安も吹き飛ばし「進攻」が始まった 井上尚弥、マクドネルを一蹴!

2018-05-26 09:21:19 | 井上尚弥



昨夜は大田区総合体育館で観戦してきました。
あまり長くならないように、感想を。



立ち上がり、当日65キロ(!)まで増量したという、ジェイミー・マクドネルの背中は、
異様に大きく、長いリーチの構えが、見て立った井上尚弥を圧しているように見えました。

しかしそれもつかの間、さっそく左フックで切り込んで下がらせ、鋭く追撃。
左フックが下にも上にも決まり、あっという間に最初のダウン。
再開後の追撃の際、危ない角度でマクドネルの右が来るが、
ガードの上からでもお構いなしに打ちまくり、あっという間のTKO。

あまりの勢いに、レフェリーが恐怖を感じて止めたかのようにさえ見えましたが、
後で見ると、セコンドも棄権の意志をあらわしていたようでした。



それにしても、試合の一週間前くらいから、あれやこれやと連日、まあ賑やかなことでした。

来日直後から、痩身のイメージだったジェイミー・マクドネルの、予想以上の体格と、
どうやらかなり大規模な「水抜き減量」を計画しているらしい様子が報じられると、
最近のあれこれを経ているこちらとしては、やはり疑心暗鬼に陥りました。

またしても計量失格の事態が繰り返されるのではないか。
それがどのような意図の元でなされるのか否か。
スコット・クイッグ、ポール・バトラーに続き、英国人ボクサー三連発があるのか。

まあ、悪い想像はあれこれと膨らんでいきましたが、
結局、マクドネルは計量に遅刻しながらも、118ポンドのリミットをパスしました。

本来、それで当然、試合の前提条件でしかないことでしたが、
なんだかこの時点で、マクドネルを称えたいような気持になっていました。


ただ、試合当日、マクドネルの体重が、65キロを超えているらしい、と知ったときは、
さすがに驚き、また別の不安が心中に湧き上がってきました。
井上もライト級くらいまで戻るかもしれないが、それにしても異様な数字でした。

バンタム級ボクサーとしては、史上最重量(?)と思しき相手が、
リーチを生かしてストレートパンチで突き放し、構えを締めて「堅陣」を敷いたら、
いかに井上といえども、難しい展開があり得るのではないか。
井上圧勝への期待は当然ありましたが、転級初戦としては厄介なことになったものだ、とも。


しかし、何かと普通ではない懸念、不安のあれこれを、井上はあっという間に吹き飛ばしました。
まさしく怪物、本物のスター、真のチャンピオンたる者の仕業、というしかありません。
良し悪しあれこれ、禍々しい話も含め、ボクシングとは、どんなに強いボクサーにとっても、
様々に険しい闘いではありましょうが、それらを全て、己の力でもって乗り越え、
驚愕を伴った爽快感を与えてくれる、稀有なる存在。

割れんばかりの歓声を聞きながら、改めて、井上尚弥の偉大を実感することが出来ました。


と、まあ固い表現をすればこんな感じですが、改めて惚れ直しましたね、ええ。
キャー、尚ちゃんステキー、カッコいいー!という感じでした(^^)
我ながら、ちょっと気持ち悪いですが...すみません。


さて、試合後は、遂にWBSS参戦表明がありましたね。
日本のリングで、この手の「次の展開」を語る成功例は、
畑山隆則による坂本博之戦決定が上限かと思っていましたが、
何しろ世界規模の大イベントへの参戦を宣言したのですから、
これもまた、歴代の先達を超えてみせたといえるでしょう。
そして、遂に「黄金のバンタム」への、本格的進攻が始まるわけです。




今後、この大会がどのような形で開催されるのかは、まだ不明ですが、
大会の一部は、国内で開催されることでしょうから、当然、観戦しないといけません。
その際は、ぜひとももう少し大きな「ハコ」でやってもらえたらいいなぁ、と。

いや、大田区総合体育館は、良い試合によく当たる、験のいい会場ですし、
全体的に見やすくて、素晴らしい会場ではありますが、やはりもう一回り...。
で、出来たら国技館か武道館がいいですね。見やすいし、アクセスも良いし。
広いこた広いけど、見にくい会場はやっぱり厳しいですね。



昨夜の興行は、6試合あったのですが、1回、1回、3回、1回、2回、1回と
アーリーKOの連発で、当然休憩の嵐が吹き荒れておりました。
しかし、最後は、終わりよければ全てよし、という感じで収まりました。
試合後、帰路につく人々が一様に笑顔で、高揚していたように見えました。

スーパースターというものは、勝利によって人の心を高揚させ、
さらなる期待によって、さらに人の心を満たすものなのです。
やっぱり、こうじゃなくちゃいけませんよね(^^)





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