さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

残念な話題、ふたつ

2015-02-26 13:37:58 | 井上尚弥



井上尚弥の防衛戦は、4月か5月頃予定だったが延期。
右拳治療のため、とのことです。

何もかも順風満帆である若き逸材のキャリアに、唯一の?不安材料だったのがこの右拳です。
三戦目の佐野友樹戦で痛めたのが最初?で、このときはほぼ左一本で闘って勝ちました。
ただ、次の田口良一戦がさほど間隔開けず、普通の日程で行われたので、このときは大事無かったのかもしれません。

しかし、今回は少し深刻なのかもしれません。
一部報道によると、現時点で検査をしても、骨折かどうかがはっきりしない、という話です。
ここが悪いとか、折れているとかが判明しないというのは、普通の負傷よりタチ悪いな、というか。
今後、さらに精密な検査を重ねるそうですが、治癒の目処が立つような話であってほしいですね。


アメリカではメイウェザーvsパッキャオが決まり、その余波であれこれ日程が動いたりもしていますが、
国内においては、その動向が日本のボクシングそのものを左右するといってもいい存在、それが今の井上尚弥です。
この春には、1位挑戦者との対戦希望を名言していて、その堂々たる姿勢もファンとしては嬉しいところでした。
こういう姿勢は、真の王者たる力を持つボクサーならではのもので、だからこそ余計に今回の件は惜しまれます。

本人は左だけでスパー、前向きな様子、とのことです。ちょっと救われますね。


もっとも、WBOランキングでは、肝心の「1位」が毎月入れ替わる、という、意味の分からんことが起こっていますが。
マックジョー・アローヨ、アーサー・ビラヌエバ、ワーリト・パレナスといった面々、まるでダチョウ倶楽部やな、という感じです。
ま、実際何がどうなっているのかなんて、知る由もないし、知りとうもありませんが...。


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以前ちらっと紹介した、17歳のボクサー、服部海斗選手が亡くなったとのことです。
葬儀の様子についての記事です。
若くして亡くなった本人、ご家族や周囲もさぞ無念でしょう。

しかし、夢を抱いて、闘いの道を志した生涯は、短いながらも輝かしいものだったはずです。
そのこと自体には、羨望すら抱きます。
服部海斗選手のご冥福をお祈りします。



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表記を変えましょう/コンテンダーとしての上昇/二冠戦の意味は?/新人王動画

2015-02-23 17:55:22 | 話題あれこれ


色々、書きもらした話題もありますので、ちょこちょこと。


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内山高志、スーパー王者昇格

確か前にもありましたね、こんな話。断るに断れないんでしょうか。
まさかいくらか賞金?が出るから、なんて話じゃないでしょうね。さすがにそれはないか。

こういう場合、国内だけでもスーパーを「世界王者」と称し、正規を「第二王者」暫定を「第三王者」と
全マスコミで統一表記してくれんもんかな、と思ったりしますけどね。
さすれば今後、スーパーを回避して正規を呼ぶようなタイトルマッチの場合「WBAフライ級第二王者の○○○に挑む」と
記事に出て、さすがに体裁悪いから上の王者呼ぼか、と業界の人たちも考え直す、という効果が期待出来るかな、とか。

それよりも、伏せ字にする意味、無いですね。まあ、ええか。

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で、かねてからの噂通り、井岡一翔の、ファン・カルロス・レベコへの挑戦が決まったそうです。
山中慎介が16日、そしてこの試合が22日、いずれも府立。珍しいですね、こういうの。

残念ながら「第二王者」と呼ぶのが、より実際に近い王者ではありますが、
井岡一翔にとり、アムナットよりは噛み合って、より力と技の勝負になるであろう反面、
一定以上の実力がある相手でもあり、楽観は出来ないと思います。
もしこの相手にクリアに勝てたら、群雄割拠のフライ級戦線において、有力コンテンダーとしての
井岡一翔の評価はさらに高まることでしょう。

ちなみに、TVの実況や報道が、それ以外に大層な意味づけをしようとあれこれ言葉を重ねるでしょうが、
それは個人的には聞き流す方向で検討しております。ささやかな抵抗ですが。

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高山勝成の今後と、名古屋の逸材・田中恒成の世界初挑戦を絡めた、こんな話

勝手に噂になっているだけかと思ってたら、一応、推測ですが記事になっているんですね。驚きです。
まだ、実際こうなると決まったわけでもないですが...もし事実なら、正気を疑うというか、
ますます、あの大晦日の試合は何やったの、という話です。

田中恒成については、WBC王者を地元に招聘するような話でしたが、路線変更なんですかね。
ひょっとすると、王者ワンヘンよりも、その次に控えるデンバー・クエジョの存在を嫌ったかな、という気もしますね。

まあ、実際どうなるかはこれからですが。あまり、変な話ばかり重ねないでほしいですね。

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最後にこれは良い話かなと。
新人王の注目選手、試合を早い段階からチェック出来たら、それは楽しいものです(^^)

先日、CSフジ生中継が終了したように、どうもボクシングのTVビジネスが厳しい情勢みたいです。
そういう中、ジムが公認した?動画が最近、けっこう増えてきて、中にはバンタム級王者益田健太郎の
富山浩之介戦のように、これ、プロが作ってますよね、というようなのもあります。




ライブ配信などはさすがに難しい面もあるでしょうが、ジム側も積極的に動画配信に乗り出してほしいものですね。
これ見たい、と思う試合は数あれど、CSでもボクシング中継が成立しないとなると、地方在住者には辛いところです。
そうそう毎度、馬鹿をやるわけにも行きませんので(^^;)




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華々しい幕切れか 墓標に名を刻む儀式か メイウェザーvsパッキャオ、遂に決定

2015-02-23 17:18:36 | フロイド・メイウェザー



ということでメイウェザーvsパッキャオ、ついに決定。
やっとこさ、今更、という言い方もありましょうが。


何よりもまず、メイウェザーという人は、ファンの期待や要望に応えるのでなく、止むに止まれぬ事情なくば、
この手の試合、相手にも一定以上の報酬配分を認めなければならぬような試合には出ない、という現実を
改めて思い知らされたような、試合決定までの流れでした。

ま、こうやって引っ張るだけ引っ張って、上手いこと話題になったやないか、てなものなんでしょう。
私なんかは頭が古いもので、とうの昔にやっとかないかん試合を、やっとやる段になってまだコレか、
ようやるのう、という気持ちです。大人の態度で理解を示す、という心境にはありません。

試合自体に関しては、メイウェザーはどの道、あの通りだろうから、パッキャオの奮起に期待するだけ、というところです。
逆に言えばそれがなければ、良い試合にはならないと確信しています。
要は今度の試合で、メイウェザーが、ハグラーに「感動的な逃げ勝ち」をしたレナードになるのか、
それともデュランとのラバーマッチのときの「無味乾燥な完勝」をしたレナードになるのか、ということです。

対するパッキャオの現状には様々な見方があるでしょうが、明るい展望はない、という見方もあり得るでしょう。
マルケス戦のKO負けは、いわば「勝負」に行った結果、と言えますが、その前のブラドリー戦の「油断負け」から
彼のボクサーとしての心のありようが瓦解しつつあったのだ、というのが私の見方です。
そこに、強烈なKO負けによる心身のダメージが覆い被さっているとしたら、そこからの復調が、再起後の試合で
証されたのかどうかは、正直計りかねます。


それでもなお、この試合は、ひとつの時代を画する一戦であり、注目に値する試合だとも思います。

ハグラーvsレナード戦で、両者合わせて2500万ドルくらいだった報酬が、ほぼ10倍になろうかという話ですが、
はっきり言って現状のメイウェザーとパッキャオが、どれだけフルに互いの持ち味を発揮したとしても、
あの試合と比較しうるようなスペクタクルになるとは、現時点では思えません。
仮にそうなったとしても、10倍の報酬額というのは、PPVインフレの頂点というべき数字です。

レナード、ハーンズらが先鞭をつけた、複数階級制覇路線と共に、世界王座の権威ではなく、誰と闘ったか、を
価値基準とした「スーパーファイト」の時代と、それを下支えしたPPVビジネスの飽和。
その極限、到達点として位置づけられるのが、今度の試合なのでしょう。

そして、今度の試合内容が、多くの期待に反するものになるだろう、という予測が、
私のような一介のファンひとりではなく、米国のボクシング関係者にも多く存在するのではないでしょうか。
アル・ヘイモンが、PBC中継をひとつのTV局に独占提供するのではなく、合計4局にて流すのは、
メイウェザーとパッキャオの時代が遠からず終わり、その次に彼らに成り代わるスター育成の舞台として、
より広範に、多くの視聴者に見られる試合中継の場が必要だという、彼の時代への展望そのものだと思えます。


いわば、すでに新たな時代が動き出している今になって、やっと組まれた両巨頭の対戦は、どういう試合になるのか。
ひとつの時代の趨勢に乗り、その最先端を走り続けた二人による、盛大なフィナーレといえる試合になるのか。
それとも、飽和したビジネスのスケールにはもう追いつけなくなった二人が、その名を、時代の墓標に刻むような試合になるのか。


この二人の闘いをいざ見られるという段になって、もっと違った感慨を持っていたかった、と思います。
しかし残念ながら、そうなりえた筈の時は過ぎ、今はいささか、複雑な心境でいます。




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ちょっと長引いたが/お出かけ挑戦?/身体が分厚い/4局放送/対談/絶対揉めてますよね

2015-02-22 14:54:57 | 話題あれこれ


先週、色んな試合の話題を全部吹き飛ばす?大きな話題がありましたが、
それはまた後日、何か書こうと思います。
いや、さすがにウソやと思ってるわけじゃないんですけどね(笑)

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そういうことで早朝からWOWOWオンデマンド生中継。
「カザフの石の拳」ゲンナジー・ゴロフキン、またも圧勝でした。

少々長引いたのは事実ですが、それはマーティン・マーレーの粘りと、受けの強さを生かしたカウンター狙いのせいで、
ゴロフキン自身は、ワンサイドに勝っていながら打ち崩せない、という展開でありながら、さほど急きも慌てもせず、
軽めの連打を内、外から続けて、じわじわ崩す闘い方で充分、という風に見えました。

4回のボディ攻撃はみぞおちに入ったか、見た目以上に効いたマーレーが2度ダウン。
この後もゴロフキンが攻勢。

8回半ばから10回くらいまで、このままでは到底勝てないマーレーが、防御から攻撃への切り替えを増やすも、
ゴロフキンは軽い連打をもらうも「打たれてあげる」感じで、右の速いストレートなどはほぼ外す。

そして10回終盤、ロープ際で右、回り込んで逃れんとするマーレーを追ってもう一発、ダウン。
11回、詰めてストップ、という流れでしたが、マーレーの反撃もほとんど奏功せず、長引いたけどやはりワンサイド。
ゴロフキンの安定した強さを、改めてじっくり見られたという試合でした。

試合後早々に駆け寄ったマウリシオ・スレイマンが、WBCのTシャツを着せていたのにはちょっと笑いました。
強いチャンピオンは皆WBCのもんやー、という風だった親父さんを思い出しました。血は水よりも、ですね。

コットやカネロとの試合、是非見たいものです。しかし今回、やりにくいはずの相手に対しても、勝ち負け以前に
ほとんど「乱れ」がない試合ぶりで、対戦する側から見れば、ますます手強い、という印象でしょうね。
ここらでひとつ、拙い試合のひとつもやっといた方がエエのかな、なんて思ってしまうくらいです。
はてさて、どうなりますやら。


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先週は、本来ならこれこそが今月、国内最大の試合だったのに、という岩佐亮佑のKO勝ちがありました。
G+の生中継も空しく(とかいっちゃいかんですね)格下相手の勝利でした。

試合後のインタビューなどは、聞いてて辛い部分もありました。
無理にでも前向きな言葉を紡ごうとするこの逸材の今後に、明るい未来が開かれていてほしいと願います。

ランディ・カバジェロ挑戦は、実現するにしてもお出かけになるような話でしたね。
スタイル的に厳しい部分もあるかもですが、アメリカのTVボクシングビジネスが転換期にある中、
印象的な試合をして、勝ってほしいものです。

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石田順裕、柔道五輪金メダリストの石井慧とスパーリング

えらいもので、やはり身体の厚みが凄いですね。石田も相当、鍛えてきたようですが。
石井の藤本、石田評は興味深いものがあります。やはり一流、頭良いなー、と。
石田にとっては藤本対策として有益だったのではないでしょうか。
再戦、楽しみですね。見に行こうかなー...とか思ったり、思わなかったり。

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アル・ヘイモンによるPBC(プレミアム・ボクシング・チャンピオンシップ)のTV中継が
全部で4チャンネルに渡り放送されるとのこと。

メイウェザー、パッキャオという、PPVで大金を稼ぐスターたちが、その大金に見合うスペクタクルを
視聴者に提供出来なくなりつつある今になって、やっと対戦が決定したわけですが、
その一方で、より広範に、多くのボクサーの試合を見せようという方向性がはっきり打ち出された、この決定。
非常に興味深いものがあります。

ひょっとするとデオンテイ・ワイルダーなんかが旗頭なのかも知れません(技量にはまだ不足を感じますが)が、
莫大な報酬こそまだ手にする段階にないボクサーの試合が、多くに見られる放送形態の中から、
次の世代のPPVスターが新たに誕生してくるのかも知れません。

従来型の、先のことなど何も考えてない「モンキー・ビジネス」時代の末裔、と見えてしまうプロモーター達と比べ、
アル・ヘイモンやその盟友?リチャード・シェイファーが手がけるビジネスには「その先」への展望が見えるように思います。
この先、どういう流れになっていくのか、注目ですね。

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具志堅用高、村田諒太と対談、WOWOWエキサイトマッチで順次放送。
なんというか、スリル満点、ですね(笑)

と、冗談抜きでいうと、スポーツライターの玉木正之氏がだいぶ昔に語っていたことですけど、
日本のボクサーは、具志堅の頃からはっきりと精神論より理論が前に出るようになった、のだそうです。

例えばガッツ石松あたりだと、何くそ、絶対負けてなるか、みたいな話が多かったけど、
具志堅に話を聞くと、身体をこう置いて、この角度で打てばどこに当たって、どういう風に効く、
みたい話が中心だった、という。

世間にとっては、ちょっと接触悪い、面白いおじさんなのかもしれませんが、決してそれだけの人ではありません。
そういうところも見てみたいですね。

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ホルヘ・リナレスとの対戦も含め、名前が出たと思えば試合キャンセルの話ですね、この人。
記事でも少し触れられてますが、絶対マネージャーと揉めてますよね、これ。詳しいことは何も知りませんが。

しかし、今度はデング熱と来ましたか。いや、ホントだったらごめんなさいですが。



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モテモテ/数万円/減収/一番乗り/トレーナー決定/日曜早朝生中継

2015-02-17 13:24:29 | 話題あれこれ



おそらく4月から5月上旬にかけて、また世界戦なり好カードなりが短期間に集中するものと思われます。
年末の日程がああいうことになったから当然ではあるのですが。
私も昨年末はあっち行きこっち行きで、けっこうブイブイ言わせましたが(^^)
おそらく今年は、4月までは息を潜め、そこから暴れ出すことになりそうです。

そういうことで、それまでは、地道に話題を拾っていきます。

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井上尚弥、モテモテ、という記事
おお、ついに世の中の女子の皆さんも、ボクシング界のピカチュウこと井上尚弥に目をつけたか(^^)
と思って記事を見たら「大阪から二人」と。

ボクシングに対する世間の注目度の低下は、何も今に始まったことじゃないですが、
我々がいくら、あのオマール・ナルバエスをわずか8戦目で、とか騒いだところで、
世間にはその凄さが全然広まってないんですね。

まあ、月と泥亀、ロプロスとカラスくらい違うものでも、さも凄い凄いと言い続けてきたせいで、
いざホントに強い選手が出ても、その違いを世間に向けてきちんと語れない、倒錯した言論空間しか持たない、
それが日本のボクシングですから、ある程度まではこういうことも覚悟はしているつもりなんですが。

世間にその凄さがある程度流布出来た成功例として、最近なら長谷川穂積の5連続KO防衛と、
それと平行しての「嫁さん怖い」キャラでのTV出演があったわけですが、その例に倣うなら、
何か変なキャラをつけた上で、試合では相手の強弱問わず、年間5回防衛戦をやって全部倒すとかやれば、
もっと知られるんじゃないかなぁとか、そんなことしか思いつかないです。


そういえば先日、クイズ番組に出てるのをちらっと見ましたが、正答出来ないことの方が多かったですね。
ただ、見てると単にわかりません、すいませんで終わってたんで、インパクトはありませんでした。
もっと華々しくボケんといかんな、というのが率直な感想です。

数年前、井岡一翔が似た番組に出てたとき「3月にある国民の休日を答えよ」という設問に、
さんざん悩んだ挙げ句「...健康記念日!」と答えていましたが、せめてあのくらいのレベルは欲しいところです。

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ヘビー級プロテスト合格者に、奨励金を出す、というお話

こういう体格の若者が、ボクシングを志すには、あらゆる意味で「不備」が多すぎる、というのは
誰もが思うことでしょうけど、その穴を埋めるにはあまりにも小さい話ですね。

さりとて、今から何が出来るかというと、なかなか...アマチュアと協力して、競技人口を少しでも増やし、
プロとして活躍すれば一定以上の成功が見込める、という実例を増やしていくしかないんでしょうが。

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内山高志確定申告PR

実際、強くてもこういう境遇ですからねぇ、とため息が出る話です。
右拳の状態のせいにされてますけど、ホントかね、と勘ぐってしまいますね。

とにかく今年は三試合、どうでも見たいですね。
内山に対してではなく、プロモートとマネジメントの権益を事実上独占している立場の人に対して、
これは「ノルマ」として突きつけたい数字です。
それが出来ないなら、そろそろどっちかの権益を手放して、外向きの話を進めなさい、と。
そろそろそう言っても良い実績を、内山高志は積み上げてきたはずですから。

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PPVビジネス頭打ち、飽和状態に現実が追いついていない状況を象徴する両巨頭が
対戦するのしないのとやっている今、TVビジネスの一大転換を計るアル・ヘイモンの手による
プレミアム・チャンピオンズ・ボクシングシリーズに、日本から最初に出るのはこの人なんだそうです。

本当に、あちらのシーンで要求されるような試合を重ねて活動していく意志があるのかどうか不明ですが、
どうやらWBA普通王者マクドネルとの対戦に関しては、勝算があるらしく、やるような話ですね。

彼に関してはまだ若く、体格も良く、上ふたりと比べると大分マシ、という印象もなくはないですが、
今後の大幅な成長がなければ、あの逃げ腰第一、前に出るときは頭混じり、というボクシングでは、
到底やっていけるものではなかろう、というのが現時点での見立てです。


しかし、こういう話に日本から一番乗りするのがこの程度の人とは。こんなこっていいんですかね。
他に出るべき人、出すべき人がいくらでもおるやろうに、何故そうならない?という疑問に対しては
語るのも空しいような答えがいくらでも思い浮かんできて、さらに情けない気分になりますが。

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長谷川穂積の新トレーナーは、元世界一位、エリベルト「イオカ」ゲホンに決定したようです

正直いって、トレーナーとして実績のある一流と組むという話には多分ならないだろうと思ってはいましたが、
まあ名前のある人と組めば良いという話でもないですし、今後どういう変化があるか、見守りたいところです。
再起戦は5月頃、神戸という話らしいですが、多分大倉山かな?
これもまた見に行かないかんですね。この時期はホントに大変です。

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7日前計量クリア、とのこと
何でこんなことやってんのかなと思ったら、ゴロフキンがWBC暫定王座を持っているから、なんですね。
4つある組織がそれぞれ勝手に持ち出す理屈に、いちいちお付き合いするのも大層でしょうに、
文句も言わんと(言うてるかもしれませんが)、ご苦労なことです。


しかしこの人、とにかく強い、全ての理屈を、くだらなさを越えて強い。
力こそ絶対であり、誰もその事実から、目を背けることは出来ない。
ボクシングの真実そのものを体現する、真の強者、王者としての風格を持つ男。

カザフの石の拳、ゴロフキンの試合、来週日曜早朝にWOWOWオンデマンドで生中継です。
なんでそんな時間なのかと思ったら、モンテカルロなんですね。知らなかった...。

しかし早起きして見る価値のある試合です。頑張って起きよう(^^)
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意外にも府立で/やはり特別な船出/上位進出なるか/こっちも中止/四半世紀

2015-02-12 20:07:59 | 話題あれこれ



山中慎介のV8戦は、意外にもボディーメーカーコロシアム、略して府立で開催。
意外な展開でした。相手はアルゼンチンのディエゴ・サンティリャン。
23戦全勝15KO、ランクは7位とのことです。
しかしこちらで拝見した動画の限りでは...まあ、健闘に期待しましょう。

前回、スリヤン・ソールンビサイを退けて、指名試合(だったんですよね?)を終えたのだから、
その次の選択試合が下位相手じゃなく、何か特別な意味を持つ試合であってくれんかな、という
ファンの密かな期待は、あっさりと意味を失いました。
これが防衛回数の少ない王者ならともかく、もう7回防衛しているのに、
大昔ならともかく、今のボクシング界の情勢下で、これはなぁ、と思わずにはいられませんね。

まあ、興行事情や、陣営の山中に対する評価その他を総合的に判断した結果組まれるのが
こういう試合なのでしょうが、何とも淋しい話です。

山中慎介は、相手が強かろうが弱かろうが関係なく、本物の実力者であることは
誰もが認めるところの筈なんですが、上記のような判断の枠を越えた何事かを期待するのはまだ早い、のでしょうか。
それこそ長谷川がモンティエル戦に辿り着いたときのように、10度防衛が目安である、とか?
もしそうだとしたら、あんまりな話ですが。

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で、その興行で、下手するとメインと同等か、それ以上に注目されそうなのが、
辰吉寿以輝のデビュー戦です。

色々思うところはありますが、なるほど...そう来るか、というのが最初の感想です。
小さい興行で、ひっそりと4回戦デビュー、という形にはなりようがないのが現実なのかもしれず、
ならばいっそのこと、という感じなのでしょうね。

以前にも少し書きましたが、あの父を持つ若者が、父と同じ道を歩もうとする決意そのものが、
感服に値するものだと思っています。彼自身の今後がどうあったとて、です。

しかし彼の背負う宿命は、その決意をもってしてもなお、彼にとって重いものなのかもしれません。
かなう限り、彼が手にし得るものを、ひとつでも多く手にしてもらいたい、ということ以外に
彼に期待することは今のところありませんが、現実はそんな悠長な話でもなさそうですね。

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こちらは米国のリングで再び浮上を期しての一戦が決まった、カメはカメでも大違い、亀海喜寛です。

アルフォンソ・ゴメスは世界挑戦こそ厳しい結果でしたが、世界上位に次ぐグループの一員として、
堂々と活躍しているメインイベンター級の選手です。
打ち合いに巻き込まれたら危ないでしょうが、攻めながら外して、また攻めてという波状攻撃に期待ですね。
これに勝てば、また着実に一歩前進でしょう。WOWOWでは翌日放送でしょうか。オンデマンドはないのかな。

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岩佐亮佑のIBFイリミネーションバウトが相手変更で中止となりましたが、
IBF王者ランディ・カバジェロも負傷で防衛戦延期とのこと。連鎖反応ですかね。

なんか、一時しきりにこのカバジェロと山中が統一戦やるのかも、みたいにほのめかされてましたが、
岩佐がイリミネーションに勝てた場合、彼が挑んだあとになるのか、という情勢に変わり、
まあそれはしょうがないかと思っていたら、揃って不測の事態です。

もういっそのこと、岩佐が山中に直接挑んだらいいのに、と思いますね。
その方が、見るからにスローモーションな(あ、書いてもうた)アルゼンチン人よりもよほど、
見るに値する試合だと思いますが...。

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昨日はあの TOKYO SHOCKER から25年とのことです。
もう、四半世紀前のことなのですね...とりとめもなく、思い出を。

米国のプライムタイムに合わせて挙行され、こちらは日曜昼間、TV観戦でした。

あちらでは売れないカードを押しつけられたような格好の興行で、前座に高橋ナオトや
デビュー2戦目の辰吉丈一郎などを持って来てもなお、東京ドームには空席が目立ちました。

私も勝敗自体をまともに予想してすらおらず、何回で倒すんかな、という感じで見てましたが、
実にほどよく身体が絞れていたジェームス・ダグラスの快調ぶりに段々「あれ?」という感じになり、
中盤以降はうわー、そんなあほな、ほんまかこれはー、と。最後はひたすら、大興奮でした。

最後は実況も興奮してて、わけわからんことになっていましたが、昨年末の香川さんみたいな
「やらかし」とは違って、今思い出しても腹は立ちません。そらそうなるわ、無理もない、という。

史上最高、世界最強、いや宇宙一強い、と思ってたマイク・タイソンが、日本で負けた。
冗談抜きでベルリンの壁崩壊に等しい「事件」でした。

確かにこの一年前、フランク・ブルーノ(初戦)の不出来は、早熟の怪物タイソンの姿に
影を見た最初でしたが、そこからの復調の過程を見るための試合が、このダグラス戦だとも思っていました。
次の挑戦が内定していたイベンダー・ホリフィールドの、困惑した表情も印象的でした。


あれから四半世紀が経ち、当時はタイソンの試合では無視されていたWBOも権益を拡大し、
タイソンはその後、嵐のただ中を突っ切るようなキャリアを経てリングを去りました。
高橋ナオトは伝説を残し、引退後は様々な曲折を経て今に至ると聞きます。
辰吉丈一郎もまた、忘れ得ぬ壮大な夢と熱狂を残しましたが、こちらは未だに
「引退」という言葉を峻拒し続けています。

色々な夢が散り、色々変わったこともあります。

しかしあの試合において、不利な予想を受けて、ほとんど期待もされない中、
あの試合に向けて牙を研ぎ、強敵に噛み付き、全てを引き裂いたジェームス・ダグラスの姿は、
今思い出しても、変わることなく、ボクシングの真実そのものでした。

日々の鍛錬を怠らず、強敵相手でも怯まず、己の全てをぶつけて闘えば、道が拓けることだってある。
あの試合のダグラスは、見ていて一点の曇りもなく、濁りもない、澄み切った心を
闘いの中で構えて見せ、それは最初から最後まで揺るぎなく続きました。

その後、リング外での喧噪に巻き込まれた彼は、その心の構えを崩し、全てを失います。
しかし、あの一試合のみを見れば、その闘いぶりは見事の一語で、千金の価値を持つものでした。


そして、この貴重な試合の熱狂が、広く一般にも見知られ、それが大橋秀行の王座奪取と共に
日本ボクシングの復活、躍進に繋がっていきました。
当時若手だった辰吉や、鬼塚勝也の時代の熱狂を後押ししたものは、この一戦に間違いなく秘められていました。

思えば、ボクシングファンとして、あの頃はとても幸福な日々だったのかもしれません。
忘れ得ぬ、というより、忘れようもない試合でした。

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品揃えの差/130ポンド新たな脅威/仇敵来たる/無念の終了・中止/

2015-02-10 18:39:49 | 関東ボクシング


久々の更新、昨夜の試合はやはり触れねばというところで、簡単に。

全体的に見て、品揃えの差で内藤律樹がまさったという印象でした。
伊藤雅雪は、カウンターパンチの一撃という一品は秀でているものの、そのカウンターを生かす状況を作る
状況構築の能力がまだ備わっていなかった、ということなのでしょう。

そして、内藤はその状況に身を投じなくともポイントを取り、クリーンヒットを取れる技量がある。
ジャブ、フットワーク、ボディワークで試合を作り、要所で左を決める。
対する伊藤は自分の特技を生かすための布石を持たなかった、或いはあっても内藤にその部分で負けていました。

緊迫した展開で、見応えはありましたが、伊藤の側から見れば、昨年の仲村正男戦で残った課題が
今回もまた、同じように見えたという印象でした。
決め手はいいが、そこに至るまでの過程において、相手の力量が一定以上ある場合、不足を感じる。
これは、なまじ普通の選手にはない特性、特技を持つボクサーゆえの陥穽、なのでしょう。


個人的に、この手の選手が総合的に出来上がっていないうちから、
すぐに日本のタイトルに挑むというのには、違和感を感じていました。
今回のタイトル戦、一年、試合数にしてふたつみっつ早いかな、と思っていました。

それは全体的に整っている内藤との比較において、より強く感じたことでもあります。
内藤律樹は、世界へという視点で見ると、突出したものは感じないですが、攻防共に安定し、
全体的な完成度が試合の度に高まっていく印象です。
日本王者としては充分、あとはさらに上を、という段階の話をすべき選手でしょう。

判定については、クリアに内藤と見ましたが、ドローもありました。少し驚きました。

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土曜日、五十嵐の前座で、尾川堅一の試合がありました。

この選手、一度顎骨折のアクシデントで敗れた三好祐樹との再戦における、壮絶なKO勝利もそうでしたが、
とにかく今時の選手とは違う、巧いとか強いとかではなく、鋭さと怖さを感じる存在です。

今回も強打の中野和也(伊藤とダウン応酬の試合をしてますね)を3回、右一撃で倒しましたが、
打ち抜きの強さと切れ味を同時に感じさせるパンチで、打たれる側としては反応しにくく、かつ強烈。
倒れた中野が後頭部をキャンバスに打ってしまう、凄まじいKOでした。

まだ多少荒削りな部分もありますが、そういう細かい話を越えた凄みがあります。
今年はタイトル挑戦への足場を固める一年になるでしょう。要注目です。

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日本ボクシング界にとり「仇敵」と呼びたくなる存在といえば、
大昔ならパスカル・ペレスやキングピッチでしょうが「昔」ならこの人で決まり、でしょう。

チキータやカルバハル登場前には、さるボクシング評論家の方が、具志堅や張や柳よりも上、
108ポンド級史上最高のボクサーだ、と評したこともある名選手。

確かにナショナリズム視点で「敵」として見れば、本当に「腹立つなー」な相手ではありましたが、
客観的に見れば、抜群の防御技術と勘、柔軟な身体と目の良さ、そして好機に見せる意外な?攻撃力など、
言われてみれば、なるほど確かに超一流や、と納得せざるを得ないボクサーでした。

色々問題も抱えて、引退後は大変だったと聞きますが、ご覧の通りお元気そうで何よりです(^^)

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話は戻って昨日ですが、CSフジの生中継を見ていると、最後に残念なお知らせ。
ダイナミックグローブ生中継は、何と今回で最終回、とのことでした。
地上波、関東ローカルの深夜録画放送は継続されるそうですが、何とも残念です。
フジはここ数年、井上や村田を中心に、かなりボクシングに力を入れていて、
CSの生中継でも好カードを次から次へと提供してくれていただけに...。

井上の脅威の王座奪取もあって、この勢いがしばらくは続くかと思っていたんですが、
そういう楽観に冷や水を浴びせられたような気持ちになってしまいました。
あれだけ好カード中継を重ね、地上波でも井上の戴冠があり、それでもなおかつ、
視聴者数が物足りず、その他の面でも成果が芳しくないのだとしたら、話はかなり深刻です。
そのあたりの実情がどういうものなのかはさっぱりわかりませんが...重ね重ね、残念です。


残念と言えば、岩佐亮佑の試合が相手変更というニュースも。
こちらはG+が枠を取って、メインのみ?生中継という形で見られる、という朗報だったんですが、
残念ながら肝心の相手が負傷、という事態になりました。
代役立てるにも上位を呼ぶ時間的余裕もなかった、と。
これも残念です。楽しみにしてたんですが。


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