存続が危ぶまれる大阪府立体育館の第2競技場にて、
観戦してきました。
前座の4回戦が5試合、そのうち初回KOがふたつもあって、
これは案外早く終わるのかなと思ったら、甘かったです(^^;)
6回戦では、昨年、比国でランディ・スイコに挑んでKO負けした
鮫島康治(グリーンツダ)が、5勝4敗という戦績の竹中聡(大鵬)に大苦戦。
持ち前の強打で圧倒するかと思いきや、果敢な竹中のボティ攻撃を受け失速、
互角の打ち合いで、鮫島あわやのシーンもありました。
しかし結果は鮫島が竹中を振り切って3-0判定勝ち。
まあ、何も知らんと見てたら白熱の好ファイトなんですが、
両者の格の違いを前提に見ている者からすると、これはいかんなぁ、という試合でした。
セミセミは、ドリームジムから金沢ジムに移籍して二戦目、
戦績7勝1敗、唯一の黒星は先日坂田健史に善戦した山口真吾のみ、という
注目の若手、武市晃輔が、高山勝成も倒せなかった実力派の比国1位、
ロレンデル・カスティーヨと対戦する、注目の一戦でした。
序盤、武市のスピードとセンスが場内を驚かせます。
シャープなジャブ、速い身のこなし、鋭い右の追撃でカスティーヨを圧倒、
2Rには右を決めてダウンを奪います。
しかしカスティーヨも粘り強く反撃、ボディから上へ、執拗に重いパンチを返す。
ラフなファイトも見せ始め、ローブローやブレイク後のパンチを繰り出します。
武市はやや巻き込まれつつも、それでもスピードのあるパンチを上下に散らして
3-0判定勝ち。強敵相手の一戦を、見事にクリアしました。
今後が楽しみな選手です。いずれ、日本、東洋タイトルのいずれかに絡んでくる、
絡んでこないとおかしい、というレベルの選手だと思います。
セミの小松則幸(グリーンツダ)vsタイ王者ユーシ・ウアウサンパンは、
いかに最近、小松が不調とはいえ、さすがに小松が倒すだろうと思っていました。
ユーシの試合は大久保雅史戦を見たのですが、ちょっと攻め込まれると
いともあっさり倒れる姿が印象的でしたし。
しかし、小松は往時の前に出る迫力、踏み込みのスピードが決定的に欠けていて、
長身、リーチのあるユーシが、手を出しやすい展開になってしまいます。
2Rに小松が右でぐらつかせるも、3Rにはユーシが右を決めチャンス。
その後はボディを狙う小松をユーシが迎え撃ち、6Rには小松の打ったあとに
ユーシの右が決まって小松がダウン。しかしユーシがここから詰め切れない。
これに乗じて小松が終盤はかろうじて攻勢を取り、僅差の2-1判定勝利を得ました。
試合後のインタビューでは思いの他、元気よく今後への意欲を語った小松ですが、
正直、今後も、苦しい闘いが続くだろうと思います。
メインは高山勝成(真正)が、技巧に裏打ちされた攻撃的ボクシングを見せ、
これまた頑強なサウスポーのマーティング・キラキル(フィリピン)を圧倒、
9Rには強烈な左右のボディブローでフィニッシュしました。
相変わらず巧い高山、あとは世界戦がいつ決まるか、それだけが問題でしょう。
しかし、最後の方になると、それぞれに実力伯仲のカードが並び、
やはりどうしても試合が長くなります。
府立の地下に、途中から入場して写真を撮るとなると、
どうしても立ち見になりますので、充分に老いたこの身(←故・佐瀬稔さん風に)には、
少々辛いところでありました...(^^;)
観戦してきました。
前座の4回戦が5試合、そのうち初回KOがふたつもあって、
これは案外早く終わるのかなと思ったら、甘かったです(^^;)
6回戦では、昨年、比国でランディ・スイコに挑んでKO負けした
鮫島康治(グリーンツダ)が、5勝4敗という戦績の竹中聡(大鵬)に大苦戦。
持ち前の強打で圧倒するかと思いきや、果敢な竹中のボティ攻撃を受け失速、
互角の打ち合いで、鮫島あわやのシーンもありました。
しかし結果は鮫島が竹中を振り切って3-0判定勝ち。
まあ、何も知らんと見てたら白熱の好ファイトなんですが、
両者の格の違いを前提に見ている者からすると、これはいかんなぁ、という試合でした。
セミセミは、ドリームジムから金沢ジムに移籍して二戦目、
戦績7勝1敗、唯一の黒星は先日坂田健史に善戦した山口真吾のみ、という
注目の若手、武市晃輔が、高山勝成も倒せなかった実力派の比国1位、
ロレンデル・カスティーヨと対戦する、注目の一戦でした。
序盤、武市のスピードとセンスが場内を驚かせます。
シャープなジャブ、速い身のこなし、鋭い右の追撃でカスティーヨを圧倒、
2Rには右を決めてダウンを奪います。
しかしカスティーヨも粘り強く反撃、ボディから上へ、執拗に重いパンチを返す。
ラフなファイトも見せ始め、ローブローやブレイク後のパンチを繰り出します。
武市はやや巻き込まれつつも、それでもスピードのあるパンチを上下に散らして
3-0判定勝ち。強敵相手の一戦を、見事にクリアしました。
今後が楽しみな選手です。いずれ、日本、東洋タイトルのいずれかに絡んでくる、
絡んでこないとおかしい、というレベルの選手だと思います。
セミの小松則幸(グリーンツダ)vsタイ王者ユーシ・ウアウサンパンは、
いかに最近、小松が不調とはいえ、さすがに小松が倒すだろうと思っていました。
ユーシの試合は大久保雅史戦を見たのですが、ちょっと攻め込まれると
いともあっさり倒れる姿が印象的でしたし。
しかし、小松は往時の前に出る迫力、踏み込みのスピードが決定的に欠けていて、
長身、リーチのあるユーシが、手を出しやすい展開になってしまいます。
2Rに小松が右でぐらつかせるも、3Rにはユーシが右を決めチャンス。
その後はボディを狙う小松をユーシが迎え撃ち、6Rには小松の打ったあとに
ユーシの右が決まって小松がダウン。しかしユーシがここから詰め切れない。
これに乗じて小松が終盤はかろうじて攻勢を取り、僅差の2-1判定勝利を得ました。
試合後のインタビューでは思いの他、元気よく今後への意欲を語った小松ですが、
正直、今後も、苦しい闘いが続くだろうと思います。
メインは高山勝成(真正)が、技巧に裏打ちされた攻撃的ボクシングを見せ、
これまた頑強なサウスポーのマーティング・キラキル(フィリピン)を圧倒、
9Rには強烈な左右のボディブローでフィニッシュしました。
相変わらず巧い高山、あとは世界戦がいつ決まるか、それだけが問題でしょう。
しかし、最後の方になると、それぞれに実力伯仲のカードが並び、
やはりどうしても試合が長くなります。
府立の地下に、途中から入場して写真を撮るとなると、
どうしても立ち見になりますので、充分に老いたこの身(←故・佐瀬稔さん風に)には、
少々辛いところでありました...(^^;)