世間じゃサッカー一色の今日この頃ですが、ひっそりと話題あれこれ。
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ということで、ワールドカップで本田圭佑が三大会連続ゴールを決めた、とのことですが、
日本バンタム級タイトルマッチでは、村中優が通算四度目の体重超過により、試合が中止となりました。
ちっともめでたくありませんね。当たり前ですが。
フライ級時代なんか特にそうでしたが、良いボクシングしてましたし、良い選手だと思ったんですが、
何しろ今回で四度目ですからね。
しかも階級上げるたびに、同じ事が繰り返されているんですから、どういうこっちゃと。
誰が悪いとか、責任がどうとか以前に、本当に、実情というか、原因を知りたいものですね。
悪者探しではなくて、昨今の体重超過多発をどうにかするために、必要なことだと思います。
当日、会場に足を運んだ、或いは運ぶ予定だった観客の皆さんにしたら、たまったものではないでしょうしね。
業界全体による究明と、改善策が改めて求められると思います。
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まあ、さいわいなことに、というか、バンタム級には事実上、この人が日本チャンピオンやん、
と言えるボクサーがいます。弟さんこと、井上拓真です。
その拓真の次戦は9月11日、なんと相手はマーク・ジョン・ヤップです。
「やってしかるべき」試合が、その通りに実現したことは、ファンとしては素直に嬉しいです。
WBC次期挑戦者決定戦、なんだそうですが、それ以前の問題として。
これに勝てたら、世界どうというのはまた別かもしれませんが、
充分、国内最強の証となる試合でしょう。
これは是非見たいものです。ここまで夏休みを遅らせることが出来るか、否か...(^^;)
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好カードといえば7月27日、久我勇作vs和氣慎吾ですが、同日、大阪では
辰吉寿以輝のプロ9戦目があります。
六車卓也氏の指導を受けて臨む試合の相手は、ノルディ・マナカネ。
インドネシアのフェザー級王者、なんだそうです。
かつて、日本に来て、破竹の四連敗を記録したうち、菊池永太戦は会場で見ました。
他はよう知りません(笑)
フェザー級でまだやっているんですね。
しかしキャリア自体は相当長いし、今の辰吉寿以輝にとっては、良い勉強になる部分もあるのでしょう。
この興行では、セミに坂晃典が登場、再起二戦目を闘います。
名古屋での再起成功を受けて、試合見たいなと思わなくもないんですが、
この日、私はホールにお邪魔する予定です。大きな声では言えませんが...字の大きさはは同じか...。
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案の定、こんなものか、と言う以外、何も思うことはないし、
こいつの行く末など、何の興味もないんですけど、
WBSSに滑り込もうという魂胆であることは、容易に想像がつきます。
正直、それだけは勘弁してもらいたいもの、ですね。
日本開催ぶんの試合に勝ち残りでもしようものなら、JBCの処分も無意味でしょうし、
あらゆる面から、不愉快な思いをするはめになるでしょう。
それに、そもそもバンタムに落とせるんですかね。
まあ、この大会で体重超過をやったら、勝ったところで賞金が全部手に入るわけもないんでしょうが。
やっぱり、きちんと長期間の出場停止にしないと、何をどう考えてみても、
根本的な解決にはならんな、と改めて同じ事を思うのみ、ですね。
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ワールドカップ大盛り上がりの今ですが、サッカーの世界では、
4年に一度のカップ戦ではなく、毎年だか隔年だかで、世界中の代表チームや
クラブチームがリーグ戦を戦う、新しい大会が提案されているとかいう話です。
世界中の投資家や企業がグループを組んで、FIFAに出資を提案していて、
その中にはソフトバンクグループも含まれているのだとか。
サッカー選手がこれ以上、数多くの試合に出られるとは思えないですが、
従来の親善試合などを削って、新たな資本の流入を計る、という流れは、
いかにもありそうな話にも思えます。
世界経済の膨張、格差の拡大という状況下、スポーツの世界の経済事情も、
従来の枠には収まらないものになっていくことでしょう。
ボクシングにおいては、それがWBSSの実現なのかもしれません。
或いは、これ以外にも、また別の形態による何かがありうるのかも。
今のところ、メイウェザー、パッキャオ戦を飽和の頂点とした、
米国におけるPPV放映の規模を越えるものは出現していませんが、
それより規模は小さいが、従来よりは大きな利益を生み出す形態があるなら、
階級によっては、当然歓迎されるでしょうし、その帰結としての好カード実現が
常態化してくれれば、それは大変嬉しいことです。
これまでは、強敵相手のカードが実現しない、という点において不遇だった
モンスター井上尚弥が、こういう時代の流れに乗ってくれたら、素晴らしいことです。
WBSSの詳細は、まだ詳らかに報じられてはいませんが、本当に楽しみです。
日本開催ぶんの試合は、是非会場で見たいものですが、
井上が出る試合を全部、日本に持ってこられたら、それはそれで困るなぁ、と、ちょっと複雑でもありますね。