昨日はトレジャーボクシング第三弾興行を楽しみにしていたところ、アンダーをYouTubeで配信しているのを発見。
ブログをアップしましたが、途中で切れました。
よく考えたら公式ではなく、違法配信だったのでしょう。ちょっと考えればわかりそうなもので。
皆様、大変失礼しました。情けないことです。どうもすみませんでした。
そんなことでとりあえず、U-NEXTで見た配信、メインから感想です。
ジョンリエル・カシメロは、WBOグローバル王者フィリップス・ンギーチュバに3-0判定勝ち。
初回早々「叩き」にかかるスタート。ナミビア人もシャープなパンチを返して、いかにもWBOランカー同士の一戦、という緊迫感あり。
とはいえ、目に付くのはカシメロの防御センス。ンギーチュバの長いリーチから繰り出す右ストレート、クロスを目の先三寸で躱し、徐々にボディブローや単発のショートを返していく。
序盤は少し慎重に距離で外していたが、5回、踏み込んで右から左フックの返しがヒット。
6回早々、コンビネーションから左フック。見事に決まってンギーチュバ、ダウン。
レフェリー、かなり慎重にンギーチュバの様子を見た上で、続行を許可したが、事実上のロングカウントみたいなもの。
人によってはカウントアウトしていたかも。
しかし、カシメロの追撃にンギーチュバが耐えて、ラウンド終了。カシメロ詰めの途中で一休み。
7回開始前、えづくような声が聞こえる。カシメロとンギーチュバ、どちらの声かと思ったら、カシメロの方だったよう。
その後も数回、インターバルで同様の声が。
カシメロ、7回は休んだのかと思ったが、その後も厳しい詰めに出るどころか、やり過ごす感が出てきて、終盤はいかにもしんどそう。
若いンギーチュバは懸命に立て直し、食い下がる。カシメロ単発のヒットはあるが、序盤の力感も切れもなく、判定へ。
その数字も結構接近したものになっていたりで、試合後半は苦戦、と言わざるを得ないものでした。
三階級で世界タイトルを獲り、最初のライトフライから数えれば5階級目のスーパーバンタムで、若くて大柄なアフリカ人の世界ランカーと闘っているにもかかわらず、試合前半は防御センスが冴え渡り、その締め括りとしてダウンを奪う。
ここまでは、さすがはカシメロ、やはり並みではない、と思えましたが、その後の失速は、打たれてどうというのではなく、自らの体調面の不安から、というものでした。
ダウンを奪った後、ギアを上げて詰めにかかったは良いが、そこで何か、具合が悪くなったのでしょうか。
その言動やイメージは良くも悪くも「若い」ですが、もう34歳でもあり、体調面に不安を抱えて不思議ではない。
WBOランキングのさらなる上昇が見込める勝利ではありましたが、ちょっと翳りも見えた一戦でした。
試合後は、次は暫定か、世界タイトルマッチか、と語ったそうですが、そういう試合が何になるのか?
すぐには想像が付きません。もし井上尚弥戦に繋がる、さらに大きな試合と闘うことになれば、万全の調整をしてくるはずだと思いますが。
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