さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

大晦日大変/初回KO/巨漢の名匠死す

2011-10-30 21:41:44 | 話題あれこれ


大晦日に横浜文化体育館で内山高志vsホルヘ・ソリス、
セレスティーノ・カバジェロvs細野悟のダブル世界戦開催だそうです。

確か大晦日は井岡一翔もやるという話だったはずですが、
どうやらまだ確定ではないらしいです。
大晦日のTV各局の編成が固まるのはまだ先なんでしょう。

いずれにせよ井岡の試合は大阪なので見に行こうかと漠然と思っていましたが、
大晦日にぶつかってしまうようだと、両方見ようと思うと、家でTV、となってしまいますね。
さすがに放送時間まで重なるようなことはしないと信じたいですが...。

しかし遂にセレスティーノ・カバジェロが来日しますか。
スーパーバンタム級時代の、一番良い時に見たかった気もしますが、
今でも充分強いでしょうし、ちょっと無理のあったスーパーフェザーから
ひとつ落として王者になり、初防衛ということで、改めて巻き返しを期すところ、
気合いも入っていることでしょう。強打の細野が挑むということもあり、楽しみです。

ホルヘ・ソリスは、まあちょっとむかつく奴やな、とは誰もが思うところでしょうが(^^;)
ガンボアには完敗したものの、やはり巧いし、実力は確かな選手でしょう。
ブランク明けの内山としては、やはり強敵ではないかと思います。
なんとか生中継で見たいものですが...どうなりますやら。心配です。

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エルナン・マルケスvsルイス・コンセプションの再戦は、マルケスが初回KO勝ちで
強打コンセプションを返り討ちして防衛成功とのこと。
コンセプションは今までさんざんやってきたことを、キャリアの中で最も大事な試合で
宿敵マルケスにやられてしまったことになりますね。

WOWOWで放送あるのかどうかわからないのでネットで探してみますかね。
コンセプションvsデンカオセーン戦、誰の都合を斟酌したのか知りませんが、
とうとう放送しませんでしたものね。私はネットの小さな画像で生中継を見てましたが...。

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アルゼンチンの名匠アミルカル・ブルーサ死去。89歳とのこと。
でっかい身体のおじいさんで、あのカルロス・モンソンを指導した名匠。
南米の名選手を任されることが多く、私はアントニオ・エスパラゴサが
杉谷満とやったときの印象が非常に強いですね。
ラウンド開始のとき、コーナー越しに、椅子に腰掛けた選手を持ち上げて立たせてやり、
「はい、行っておいで」てな感じで送り出す光景が目に浮かびます。
最近では帝拳の田中繊大トレーナーが師事していたそうですね。
ご冥福をお祈りします。

コメント (8)
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やはりあとが大変・新人王西軍代表決定戦観戦記

2011-10-29 21:41:24 | 新人王戦
本日は新大阪で新人王西軍代表決定戦を観戦してまいりました。
西日本決勝のときも書いたのですが、やはり一度見て、目につく選手がいると
どうしてもその年は追いかけたくなってしまうものであります。

以下、ざっくりと感想を書きます。
戦績は試合前のものです。

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ミニマム級 山本裕貴(江見) 9戦4勝(1KO)5敗
      北原和馬(畑中) 7戦6勝(3KO)1敗

三者三様の引き分け。山本の勝者扱い。
ミニマムにしては長身のボクサータイプ同士。
サウスポー山本が左ヒットするが、2回に北原の右でダウン。
この辺は北原が冷静に迎え撃ちしましたが、
その後山本が右フックを中心に巻き返す展開。
正直、どちらとも言いにくい試合でした。

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ライトフライ級 沖田英志(JM加古川) 8戦6勝(1KO)2敗
        菖蒲晋也(松田) 9戦7勝(2KO)2敗

沖田3-0判定勝ち。
小柄でがっちりした体格同士。菖蒲が前に出て攻めるがいかにも粗い。
沖田はやや手を焼きつつも、冷静に対処し迎え撃ち。
右クロス、アッパー、ボディの応酬ながら、正確さで圧倒的に沖田。

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フライ級 岡 成紀(明石) 5戦5勝(2KO)
     阪下優友(とよはし櫻) 9戦5勝(3KO)2敗2分

阪下5回TKO勝ち。
長身同士の対戦。サウスポー岡が左回りをしてしまうところに
阪下の右が二発決まって、初回に岡がダウン。
しかし岡が右回りをし始めた2回から岡が挽回、左→右フックがよく決まる。
4回半ばからボディのダメージが、岡の足が止まりかけ、また阪下攻勢。
5回、阪下の右で岡が打ち込まれ、ストップ。

最近、サウスポーの回る方向の是非について、考えさせられる試合が多いですが、
今日の岡の良いときと悪いときを見ていると、やはり基本は右回りであるべき、と
改めて思いました。右回りが出来なくなると、やはり苦しい展開になるな、と。

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スーパーフライ級 小林健太郎(六島) 6戦6勝(2KO)
         奥村健太(本田フィットネス) 9戦8勝(2KO)1敗

1-0引き分け、小林の勝者扱い。
小柄なサウスポー同士、ボクサータイプ小林が、ファイター奥村を迎え撃ち。
右フックのダブルがよく決まる。奥村は序盤から打たれるが手を止めない。
4回から小林の手数が減り、それに乗じて奥村が攻勢。
5回もボディ、右フックの相打ちなどで打ち勝つ。

判定は48-47小林が一者、あと二人が48-48。
ちなみにさうぽん採点は48-47で小林でした。
奥村の健闘にも拍手を送りたいと思います。熱戦でした。

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バンタム級 金 裕範(森岡) 7戦7勝(3KO)
      外山治樹(FUKUOKA) 6戦6勝(3KO)

外山3-0判定勝ち。
サウスポー同士の対戦、長身の金が長い右リードから左を合わせる。
外山は低い姿勢から頭を振って前に。
初回、金の右ジャブがカウンターのタイミングで入り、外山ぐらつく。
しかし外山、果敢に攻め立て、クリンチを振りほどいて打つ。闘志満々。
2回、ぐいぐい攻めて金を下がらせ、左フックでダウンを奪う。
3回以降、ダメージ、疲れ、圧力に抗おうとする金を外山が攻め続け、
金は再三ピンチ、スリップダウンも3度あるなど、外山が圧倒。
最終回、足が揃ってしまった金も何とか粘り、判定まで生き延びた。

西日本決勝の時、京口、西脇、小林をトップ3と書きましたが、
それに次ぐとしたらこの金かと思っていました。
大柄で、スピードもパンチもあるサウスポーでしたが、
外山の低い姿勢から攻め続ける体力と闘志に完敗でした。
残念ですが、今回の敗戦を教訓に、また頑張ってほしいと思います。

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スーパーバンタム級 石川慎祐(ハラダ) 9戦6勝(2KO)3敗
          小澤有毅(筑豊) 6戦6勝(2KO)

小澤2-1判定勝ち。
長身の小澤がワンツー、ストレート中心にヒットを重ねる。
石川は攻め込むとき、頭も一緒に行く形で、そこへ小澤が時折
ダッキングして頭を持っていく。バッティングや揉み合いが多い試合。

採点は48-47石川、48-47小澤、49-46小澤。
さうぽん採点は49-46小澤。
判定は割れていると知ったときは、ホームランの予感がしましたが、
まあ勝ち負けが逆じゃないだけ良かったか、というところでした。

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フェザー級 京口竜人(大阪帝拳) 5戦5勝(4KO)
      中尾正茂(三松) 9戦6勝(5KO)3敗

京口3回TKO勝ち。
長身のサウスポー中尾に対し、右から当てようとする京口だが、
中尾の懐の深さにやや困惑、右をミスして左を食う。
2回、中尾の長い左をスウェーして右を返すも届かず。
これ、今日は苦戦かなと思った直後、今度はダイレクトの右をヒット。
3回、左ボディから攻め、右から左フックでダウンを奪う。
立った中尾に鋭い追撃、最後は右ストレートで豪快に倒し、KO勝ち。

今日はやりにくそうな様子だった京口、浅いキャリアですから当然ですが、
対サウスポーのボクシングは今後の課題として残りました。
しかしひとつきっかけを掴んだら、怒濤の攻撃で攻め落とす。
やはり魅力ある選手です。全日本が楽しみですね。

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スーパーフェザー級 西脇一歩(六島) 5戦5勝(4KO)
          藤丸英和(畑中) 4戦2勝2敗

1-0引き分け、西脇の勝者扱い。この試合は4回戦。
両者の戦績を見て、これは西脇がきれいに勝つかなと思ったら、甘かったです。
長身の西脇が、低い姿勢から攻め上げる藤丸の接近を安易に許す立ち上がり。
それでも2回、ボディを叩いた西脇がワンツーを決め、攻勢。
ところが3回、4回が悪い。接近戦で打ち合いが続き、西脇のヒットは単発。
藤丸は身体を振って左フックから入り、ボディ、右の連打がヒット。
西脇は自分の距離を殺され、失点を重ねたように見えました。

採点は39-37西脇、38-38×2の1-0引き分け。
ちなみにさうぽん採点は39-37、藤丸でした。
いずれにせよ西脇は、自分の長所をほとんど出せずに試合を終えました。
全日本までにどう立て直してくるか、注目です。

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ライト級 堀井 翔(グリーンツダ) 9戦6勝(1KO)2敗1分
     岩田祐司(中日) 7戦4勝(1KO)3敗

岩田3-0判定勝ち。
サウスポーで立ち上がった岩田が、再三スイッチを披露。
岩田はスイッチ直後に右ヒット、左に変えて連打で攻め込むなど序盤リード。
堀井が3回から挽回し、岩田のスイッチも奏功しなくなる。
最終回は岩田が右ヒット、連打で押し返す展開。

採点は48-47×2、49-47で岩田。
※記憶違いで逆の結果を書いてしまっていましたが訂正しました。
こいあさん、ご指摘ありがとうございました。

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スーパーライト級 小川 浩(ハラダ) 6戦4勝(3KO)1敗1分
         蒔田貴弘(駿河) 5戦3勝(2KO)1敗1分け

蒔田3-0判定勝ち。これ以降全て4回戦。
小川が開始早々から強い右で攻め込む。しかしガードが常に開いてしまう状態。
蒔田は打たれながらも時折正確な反撃。初回攻め込む小川に左フックを決めダウンを奪う。
2回また小川攻め込むも、蒔田の右から左で2度目のダウン。
小川挽回すべく懸命に反撃するもかなわず。
終始激しい打ち合いを繰り広げましたが、ガードの甘さに泣きました。

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ウェルター級 米尾達哉(奈良) 2戦2勝
       堀 隆弘(HEIWA) 7戦4勝(3KO)3敗

米尾2-0判定勝ち。
初回、ワイルドな右を振る堀に、米尾はフリッカー気味のジャブ、右。
2回、堀はいきなりの右を減らし、左から入る。多少バランスが改善。
左フックが決まり、この回を取る。
米尾は左を下げる構えで、右ガードもちょっと低く、堀のヒットを許す。
最終4回、堀が接近戦に持ち込み、米尾のジャブを殺し、打ち合い。

採点は39-37×2、38-38で米尾。
さうぽん採点は39-37、堀。
これも個人的にはちょっと?という印象ではありました。

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ミドル級 大石 豊(風間) 8戦6勝(4KO)2敗
     寺西 渓(大一スペースK) 2戦1勝(1KO)1敗

大石3-0判定勝ち。
初回早々、大石の右クロスが決まり、寺西がダウン。
立ち上がった寺西、ガードを固め、時折アッパーで反撃。
大石もボディ、アッパーを決め終始優勢も、右に頼りすぎて
粘る寺西を打ち崩せず。寺西はよく粘って反撃、健闘でした。

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と、いうことでざっと振り返ってみましたが、
採点については、自分の見方と違うな、というのがいくつかあったので書いておきました。
しかし、何も私の採点が絶対なわけではないので、そこはご了承下さい。
何せ12試合もありますので、普通に見ているだけでも、ちと疲れます(^^;)

新人王戦というのは、年によってレベルの違いが多少あるとはいえ、
やはり西軍代表決定戦にまでなると、それぞれの地域で勝ち上がってきた選手同士だけに、
そう簡単に、はっきりとした勝負がつかない試合が多いです。
西日本で優勝するまでの過程では、鮮やかな勝利をいくつか見せてきた選手たちも、
中部・西部日本の対抗戦を経てやってきた相手に、大いに苦しめられていました。

そういう中で、今回もMVPを獲得した京口竜人は、やはり大器かも知れません。
上記したとおり、対サウスポー攻略のシステムを何も持っていないに等しい段階で、
手探りの試合の中、一度きっかけを掴みさえすれば、鮮やかなフィニッシュを見せてくれました。

これはやはり、全日本も楽しみです。G+の生中継はあるのでしょうかね。
もし、放送がないのだとしたら、またも思案のしどころであります...。

やはり、新人王戦はあまり深入りするものではないのかもしれませんね(^^;)

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長谷川再起戦決定/移籍完了/タイ遠征には長靴持って

2011-10-26 18:51:59 | 話題あれこれ


長谷川穂積再起戦決定。12月17日、神戸中央体育館にて。
相手はWBCスペイン語圏王者フェリペ・カルロス・フェリックス(メキシコ)だそうです。
戦績は18戦全勝(10KO)の29歳。アマチュアが長い選手だったのでしょうか。

レコードを見ると、08年の9月に当時18勝1敗のカルロス・ロドリゲスに勝った以外、
好戦績の選手とは闘っておらず、WBCランキングにも名前がありません。
とはいえ、無敗のメキシカンですから変な選手でもないでしょう。
再起初戦としたら、まずまずの相手選びという感じでしょうね。

何にせよ、やっと日程と相手が決まりました。
苦難と敗北を経てなお起ち上がる長谷川の闘い、まずは第一歩ですね。

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石田順裕、グリーンツダジムへの移籍がやっと完了

ラスベガスでの衝撃デビュー以降、すっかり音沙汰無しでしたが、
契約関係の揉め事がやっと片付いたらしいです。

マネージメントに関わる話は、もちろんそれぞれに言い分もありましょうが、
関係者が選手の幸福を一次に考えて行動できないボクシング界の構造的欠陥と、
それを是正せぬまま生きてきた人達には、今更ながら批判の言葉を叩き付けたい気持ちです。
今頃、西岡利晃が浴びている絶賛を、彼が浴びていても不思議ではなかったのですから。

しかし記事によるとやっと次の試合も決まったようです。
また勝ち進んで、チャベス・ジュニア戦への切符を手にしてもらいたいですね。

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名城信男のスリヤン挑戦は、タイの洪水被害がある中、
なんとか流れずに開催されるようです。

日本ではバンコク中が水浸しみたいに報じられていますが、
実際はそういうことではないという話もありますね。
バンコク愚連隊さんのブログで見たのですが。
場所がどこかにもよりますが、とりあえず開催は問題ないのかも。

とはいえ、一応長靴は持っていくらしいです。
しかしいざ洪水となれば、もう長靴がどうしたこうしたって話でもなさそうですが...(^^;)

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劇的勝利の雛形のような

2011-10-24 22:38:40 | 関東ボクシング
感動と興奮の王座奪取劇でした。


4回まではフルマーク、しかし失速と相手の粘りが交差し出して中盤失点。
終わってみれば7回がターニングポイントでした。
ここで打ち込めたのだから次行ける、と思ったら8回、右カウンター食って大ピンチ。
今度は次危ない、と思ったら逆襲。10回、右から連打でストップ、という流れでしたが、
本当に見ていてハラハラしましたし、劇的なストップに歓喜しました。

試合前はスピードに勝る八重樫の有利と言われましたし、私も同感でしたけど、
その一方で、速さを生かすだけでなく、ある程度しっかり踏み込んで打つ場面を作れないと、
終始さばいて勝てるほど甘くはない、とも思ってはいました。
しかしそういう想像以上に大変な試合でした。

月日の経つのは早いもので、あのイーグル京和戦から、もう4年になるのですね。
あのような強烈な挫折を経てもなお、己の才能を失わず、
世界再挑戦までサバイバルしてきたことだけでも、充分称えられるべきですが、
その再挑戦でこんな大変な試合をして、勝ち残ったことに、重ねて拍手を送りたいです。
ちょっと序盤飛ばしすぎかなと思ったのを含め、いくつか気になる点もありますが、
今日はそういう細かいことはええか、という気分になれる、そんな試合でした。


それにしても、満員の後楽園ホール、優勢な挑戦者、
劣勢だけど脅威的な粘りを見せ、試合の緊張感をなお高める王者、
そして激戦の末、終盤の劇的なエンディング...
現役時代は根津甚八に似ていたが、今はサム・ハン・キンポーになってしまった
所属ジムの会長さんが世界を初めて獲ったあの試合の記憶が甦ってきました。
これぞニッポンのボクシング、劇的な王座奪取のロケーション、様式美が
最初から最後まできっちり再現されたような...大変、結構なものを見せてもらいました。

八重樫東、おめでとう。
今後は是非、会長さんを越える防衛を果たして欲しいものであります。

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追記。

国歌斉唱にまさかの人選がされていましたね。
あのお兄さん、イーグルvsロレンソ・トレホの時でしたっけ、凄かったですね。
歌い出しから音が外れ、外れ、また外れ...伝説的に語られてますよね、もう。
今回はあの時ほどの外れっぷりではなかったようですが、
何であの人をまた選びますかね。誰がどう思って決めたんでしょう。
イーグルつながりってことなんでしょうかね。と自分で書いといて意味わからんですが。

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見応え充分/ドネア116?/王座返還/結局元通り/かなわぬ望み

2011-10-22 14:10:26 | 話題あれこれ


昨日行われたポンサクレックvsエドガル・ソーサのビッグマッチは
ポンサクレックが3-0の判定勝ちで強敵ソーサを撃退。
さっそく今日、動画を見ることが出来ました。

ポンサクレックは左回りをしようとする相手を自分の正面に置くために
非常に厳しく右リードやアッパーを使った「セットアップ」をする選手ですが、
今回はソーサが自信満々で最初からポンサクレックと正対して打ってきたので、
ポンサクレックの方も前置き無し、思う存分に力を発揮した感じでした。
相手のワンツーの合間に左ストレートを差し込み、ここと見たら連打で追い打ち。
バランスの良い構えでいつでも打て、いつでも躱せる、
このあたりの質の高いボクシングは未だ健在で、見ていて感心するばかり。

そしてそういうポンサクレック相手に真っ向から渡り合ったソーサも
さすがに一階級下の王座を10度防衛した王者ならではの強さでした。
試合が動き始めた3回や、さらに激しい打ち合いになった8回以降は
実に見応えがあって、こういうの出来たら生中継で見たいなあ、と思った次第です。

とにかく、両者に拍手です。実に良い試合でした(^^)

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明日はニューヨークで、これまた注目の試合です。
モンティエル戦の衝撃ノックアウト以来、ノニト・ドネアが登場、
相手はWBO軽量級の「ヌシ」ことオマール・ナルバエス。

これもまた生中継見たいなぁというくらいのカードですが、
なんでも前日計量でドネアが116ポンド1/4だったそうです。
次に西岡やアルセとやろうという選手にしては、意外な数字です。

ナルバエスも侮れない、というかブランク明け初戦にしては難しい相手と見ますが、
相手以前に自分の問題で崩れて、なんて試合だけは勘弁ですね。
何せアナタの試合、我々にとってはもはや他人事ではないんで(^^;)
しっかしておくなはれや~、というところです。はてさて。

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先日のライトヘビー級タイトルマッチは裁定が覆ったそうです。
この辺、コミッションと統括団体が違う裁定を下したわけで、
つまりはドーソンが語っていた他の選手との防衛戦に歯止めをかける動きとも言えましょうか。
まだまだ揉めそうですなあ。個人的には再戦は別になくても良いと思うクチですけど。

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WBAスーパーフライ級暫定王座への挑戦者は、結局久高寛之に決定

なんか、あれこれややこしい話になっていたようですが、
まあつまりは森田健事務局長体制のJBCは、今までのように「あの人達」の
思い通りにはなってはくれん、ということなんでしょうね。

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昨日神戸ではツニャカオの試合があったんですね。
やはり平日では観戦は無理です。BS日テレの放送はあるんですかね?

で、世界挑戦希望、という話があったようですが、
まあ、どう考えてもかなわぬ望みですね。

しかし、オファー出したっていうけど、どういう応答があるんですかねぇ。
ちょっと興味があります。
「そんなこと言わんで、わかってはりますやろ、すんませんけど...。」
とか言ってるんでしょうか。まあこれほど、どうでもええ話もないっちゃないですが。
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本日決戦/大晦日?/転向/逃げろや逃げろ/感謝いたしております

2011-10-21 09:41:53 | 話題あれこれ


本日、タイにてポンサクレックvsエドガル・ソーサ戦挙行。
遂に実現する軽量級のビッグカードです。
ポンサクレックvsホルヘ・アルセが実現しなかった例からいって、
最後はまたうやむやになってしまうのかと思っていたんですが、
今回は違ったようです。
どっちもやや盛りを過ぎた感は否めませんが、それでも実際これだけの「顔」同士が
差し向かいになって闘えば、やはり見応えある試合になります。なるに決まってます。

しかし、ネットで見られるところがあるのかも知れませんが、平日ですし当然見られません。
WOWOWは最近タイの試合を全然やりませんし、ネットで動画探すしかなさそうですね。

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井岡一翔の次戦は大晦日開催という話みたいです。
統一戦などの特別な試合は、他団体の王者との日程が合わなさそう。
1位ガニガン・ロペス、2位の強打デンバー・クエリョ、或いはオプションを持つという
タイ陣営から誰か、というところになるのでしょう。
私はライトフライ級転向を急いで欲しいと常々思っておりますがそれも急には無理でしょうね。
まあライトフライの王者を呼べるなら宮崎亮にやらせますか。

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K-1王者京太郎、ボクシングに転身
この人の試合を見たことがないのでよくわかりませんが、まだ若いし、面白いかも知れませんね。
しかし数年前までは、特にウェルター以上のめぼしいボクサーの大半に、
K-1から好条件で勧誘があったと聞いておりますが、今は逆にあちらから来るようになったんですね。
詳しくは知りませんが、K-1というのも、色々大変みたいです。

まあ、言っちゃなんですが真面目にやっているうちは好き嫌いは置いて、頑張ってはるなぁってなものでしたが、
曙とか出した頃から、これはそのうち駄目になるな、とは誰もが思ったことでしょう。
中量級でも、人気選手が自分でトーナメントの山決めてた、って話ですし。
さすがに続きませんわね。ベタな物言いですが、お天道様は見てはります。

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こちらは月曜。王者ポンサワン、八重樫を挑発、とか色々やってます。
スピードでは八重樫でしょうから、何もまともにやりあうことはありませんが、
さりとて逃げ腰一辺倒で済むというほど簡単でもなさそうです。
スピードを生かしつつ、要所でしっかり踏み込んで打つ、という前提をしっかり持てるか、でしょうね。

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おまけ。

「暴力団排除」って、このお方が言うと、何やら違った趣があっていとおかし、ですね。
個人的には、このお方の、コレ関連の話題、けっこうツボです。
試合自体はどうでもいいけど、当ブログの貴重なおまけ要員となっております。
今後ますますの健闘を期待する次第であります、ハイ(^^)

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厳しい結果がふたつ

2011-10-17 11:46:37 | 海外ボクシング


初回終わった時点で、これ、あまり良い立ち上がりではないなぁ、と思っていました。

確かにリナレスの方が速いから、しばらくの間ポイントは取れるだろうけど、
何も、最初から、自分の持つ一番の速さを相手に見せてしまう必要は無いだろうに、
この選手及び陣営には、ファイトプランというものが無いのか、というのが正直な感想でした。

序盤、元気よく速いジャブを出し、頭の位置を変えてデマルコの左を外せているうちは良かったです。
しかし両者の位置関係は、デマルコが半歩、いや、半足踏み込めば左が当たる距離にあったのも事実で、
リナレスが少しでも失速し、防御が甘くなれば、デマルコの左がリナレスを捉えるだろうと見ていました。

実際、デマルコの左が当たり始めてから、試合はデマルコのものになりました。
出血したハンデを背負いながらジャブで懸命にポイントを取ったリナレスに感心はしたものの、
いかにも苦しい展開は変わらず、11回の破局はいわば必然でした。
この回打たれたあとの反応を見ていると、正常な判断力を失っているのは明らかでしたし、
上辺のポイントは置いて、内容的にも完敗だったと思います。

色んな意味で見た目が良いのでこう言うと意外に思われるかも知れませんが、
正直、細かいことを言い出すとキリがないくらい、今回のリナレスは粗だらけに見えました。
プロデビュー時から数えれば4階級上げたクラスでの世界戦、相手はベテランではなく同世代の強豪。
なのに若手時代と同じ発想で「品評会」の延長戦を闘っているつもりでいるのか、と。

確かに出血、その原因の裁定、体格のハンデなどを言えば、この敗戦を責めるべきではないかもしれません。
しかし同時に、闘い方の選択肢がなさ過ぎる、互いの戦力を削ぎ合う闘いを簡単に考えすぎている、
という印象もまた、強く残った試合でした。


メインはまあ、天罰覿面というか何というか。
まともにやりあえばドーソンには敵わないと初回早々に悟ったか、頭突きや揉み合いに専念していたホプキンスに、
気の毒と言えば気の毒な事態と裁定ではありましたが、あまり同情する気もありません。
こういう、いざ困ったら「ボクシング」そのものを蹴たぐってしまう類の選手には、
たまにこういう「お天道様は見てはるで」的な事態があった方がええのかね、くらいに思っております、ハイ。


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神戸で再起/タイ遠征/アマでも快挙/延期/見逃し/年末/ギャグですか?

2011-10-11 22:58:24 | 話題あれこれ


長谷川穂積、再起戦は12月神戸にて。ざっくりした話ですが。
やはり西岡の試合が終わってからでないと話が動き出さないですね。
世界ランカー相手、ということですが、まさかバリバリの上位とやるわけでもないのでしょうね。
いきなりチョラターンとか来たらびっくりしますけどね。いくらなんでもそりゃないか。
何にせよ神戸でやるなら見に行かねばならんですなー。TVとかどうなるのかなあ。

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名城信男、WBCスリヤン挑戦決定。初のタイ遠征。
あの国は強い選手呼ぶとき、試合までに無茶することがあるので心配です。
もっともWBCに強い方のプロモーターは、けっこうまともという人もいますが。

スリヤンは、トマス・ロハスよりは相性的に良いような気もしますが、
スピードもあって巧くて、しっかりした選手です。
名城が再起戦で見せた、バランスの良いボクシングを見せた上で、
さらに好機を逃さぬ強打爆発がないと、敵地でもあり厳しい試合になりましょうが、
ここは一発、西岡に続く海外世界戦勝利を期待して応援したいです。

で、これはどうやって見れば良いんでしょうかね。ネットで見られるのでしょうか。
TVはどうなるんでしょう。WOWOW、最近タイの試合を全然やりませんしね。

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村田諒太、AIBAワールドカップで銀メダル獲得。これまた快挙です。
村田というと、体格が良くて眠たそうな顔でえらい強い、という記憶でしたが、
世界で銀とはこらまた凄いですね。ましてミドル級ですからね。
しかしこんなことしてしまうと、アメリカのプロモーターから肥やなくて声がかかったりするんやないですかね。
いやホントに凄いです。

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西岡vsラファエル戦と同じ日に行われると思っていたIBFミニマム級タイトルマッチは
知らない間に延期されていて、今月下旬みたいです。
どこ見ても結果出てないし、おかしいなぁと思ったんですが。
王者ヌコシナティ・ジョイの試合映像ですが、高山勝成との第一戦はネット探してもなくて、
他の試合をふたつばかり見ました。何度か書いたとおり、ホントに強いです。
この試合もどうにかして見たいものですが...。

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昨夜、三迫ジムの戸部洋平が、河野公平を破ったそうですね。
見ていないんでよくわからないんですが、あの河野が3戦目の選手に負けるとは...。
これはCSフジで生中継だったんですね。メインイベントのカード見て、今回はパス、と思って
契約解除してしまっていました。これは見ておかねばならん試合でした。むうう。

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昨夜見たのは宮崎亮の試合です。まあ快勝でしたね。
解説の本田秀伸、浅沢英両氏が感心しきりだった、右の「先手のカウンター」は
宮崎のセンスが出た、見事なパンチでした。
ただ世界戦で自分の良いところばかりが出せるとも限らず、
やはりそこに至る過程、布石の部分にさらなる充実を求めたいところですね。
世界戦は誰と組むんでしょうか。年末というのはさすがに難しいでしょうが。

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おまけ。

「暴力団お断り」。ギャグですか?

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「素敵な続編」はまだ続く

2011-10-02 19:14:12 | 西岡利晃
試合見終えて数時間。TVでボクシングを見てこれだけ「消耗」したのは久しぶりです。
何か書こうと思ったのですがままならず、しばし休息をとった後書き始めましたが
毎度の通り、まとまったことを書けそうにはありませんのでとりとめもなく行きます(笑)


まず採点。大中小、3種類の採点が揃いましたが、私は厳しくつけて小です(笑)
115-113、西岡でした。しかしきわどい回を全部譲ってこの数字ですので、
これ以上の譲歩はありません(笑)。


ラファエル・マルケスは何度か書いたとおり、全盛は過ぎてはいるのでしょうが、
長いリーチ、高いガード、サウスポーを苦にしないことなど、西岡から見て、
いまだに一定の脅威を持つボクサーでした。ただ、そのマルケスが、これほどに
西岡の動きを研究し、慎重に闘うとは予想していませんでした。

じっくり構えてジャブで突き放し、前足の位置取りでは壮絶な足踏み合戦。
攻撃の手を減らして、距離を長く保ち、西岡の左ストレートを出させない作戦。
ヒットは長い右リードで取り、左フックを返すことはしない。
西岡の右回りからの左フック、アッパーの切り返しを警戒して、速い後退でかわす。

自分の強さを押し出して攻めてくる、今までのマルケスの姿は、ほとんど見られませんでした。
ジョニー・ゴンサレス戦で発揮された左の一発強打への警戒という以上に、
レンドール・ムンロー戦のように、序盤に左強打でリズムに乗り、そのまま最終回まで
間断なく多彩な攻撃を続けた西岡に対する研究の跡の方が、より強く見えたように思います。


正直、序盤の数ラウンドを見て、これ今日は負ける流れかな、とさえ思っていました。
これだけの強打、攻撃力を持つ選手がじっくり構える堅陣を、西岡はいかに崩すのか。
試合はすでに中盤へと進み、今から巻き返すといってもこれはなかなか...と。

しかし西岡利晃は、マルケスの僅かな隙をうかがい、徐々に左から切り崩します。
5回、左好打。6回、さらに左。7回以降、左をきっかけに右の返しが出始めます。
そして8回、左3連打、攻勢に出た際のバッティングで出血も、何事もなく乗り切る。
10回、11回、そして最終回をクリアに連取。上記のとおり、辛めの私の採点も、
終わってみればめでたく西岡の勝利となっておりました(^^)


西岡、本当に強くなったな、と(偉そうですが)改めて感じさせてくれる試合でした。
若き日の西岡利晃ならば、瞬発的に出る攻撃の力は今よりも上でしょうが、
これだけ高い水準の攻防をフルラウンドに渡って実現する力量はありませんでした。
必ずどこかに谷が出来る。抑えねばならぬ回を落とし、勝てた試合を失う。
あのウィラポンとの試合、ことに惜しかった二戦目などは、そういう試合でした。

しかし今日の西岡利晃は、今更ですがあの日の自分自身を、完全に越えて見せた。
世界のボクシングマーケットの頂点、ラスベガスのリングでの王座防衛という快挙と共に、
今日の試合はそういう印象もまた、私に与えてくれた試合でした。


インタビューでの立派なコメントにもありましたが、さらに言うなら帝拳のみならず、
いずれ日本のボクサー全てが、このリングを目指して闘うことが常態化してもらいたいです。
真に優れたボクサーが求める栄光と富が国内に無いのなら、それがある場所へと赴き、闘う。
実に自然なことです。何も帝拳所属の選手のみがやることではありません。

いつの日か、ラスベガスで勝つことが快挙ともてはやされなくなり、然るべき勝利、成功だと
誰もが思う日が来るときが来て欲しい。そんな時代が来たときにこそ、我々が誇るべき、
西岡利晃と共に誇るべき今日の勝利が、改めて千金の輝きを放つことでしょう。

西岡利晃、おめでとう、そしてありがとう、です。


で、西岡次戦で引退という報ですが、本田会長のコメントがちょっと拡大解釈されたようですね。
まあ次のノニト・ドネア戦実現を目指す、というのは規定でしょうが。
本田会長は、間近で西岡を見ていて、彼がこの年齢でこの強さを維持するために払う
膨大な労苦と犠牲を知るからこそ、心情的に心配しているということなのでしょう。


いずれにせよ、ボクサーは、一戦一戦が後のない闘いのようなものです。
西岡利晃のさらなる闘い...そう「素敵な続編」を見られる幸福は、まだ続きます。


ただ、リングサイドでちょっと気になるもの見てしまいましたねぇ...。
ノニト・ドネアとホルヘ・アルセのツーショットです。
馴れ馴れしく肩に手回して、スマートフォンですかね、あれ、なんかいじくってましたね。
アドレスの交換とかしてるような風情でしたねー。

まだ目の前の試合終わってへんのに、もう争奪戦開始かと、ちょっと気になってしまいました。

コメント (9)
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決戦間近/入れ替わり/カシアス二世/カラスさん欠場

2011-10-01 00:55:37 | 話題あれこれ

渡米して調整も順調顔合わせも済んで、いよいよです。

しかし遠回りといえば遠回りですが、とうとうベガスでメインイベンターとなるのですね。
中学高校の頃から関西のみならず国内のプロをスパーで圧倒し、加古川の天才として
その名を轟かせていた少年時代。
その評判からデビュー戦組むのも大変だったという事実からすれば意外に苦しんだ若手時代。
そこから徐々に成長し、倒しまくった日本王者時代。
ウィラポンとの2敗2分。そして二度のアキレス腱断裂、その過程で失われた輝き。

本当に、何度もこの拙いブログでも書きましたが、今この高みまで、
彼が登ってきたことが、改めて奇跡だとさえ思えます。
以前レンドール・ムンロー戦後にアラサーファンさんからいただいたコメントの通り
西岡利晃の「素敵な続編」は、とうとうこんなところまで続いてきました。

もちろん、どのような結果になるのかわからない今から感動していてもしようがないわけです。
全盛期にはないと見られるラファエル・マルケスの強打は、フェザー級でも通じるレベルにあり、
過去の対サウスポー戦における強さ、そして左右関係なく数々の強敵を倒してきた「倒し慣れ」は、
西岡利晃にとり、大きな脅威です。

そして「勝てば、ノニト・ドネアとの大試合へ」という話も、決して楽観は出来ないでしょう。
現実問題として、WBO王者ホルヘ・アルセという有名選手の存在がある以上、
ただ勝つだけではなく、試合内容が良くて、商品価値をさらに認められる試合が出来なければ、
まず無い話だと思って間違いないと思います。

しかし、そういう様々な不安を抱きつつも、やはり第一に、とうとうこのような試合を闘う
西岡利晃を見られるのだなぁ、という感動を抑えられずにいます。
世界中のボクサーが目指す、王者の中の王者を決める舞台、ラスベガス。
そこに、加古川の天才と呼ばれた少年が、様々な挫折を乗り越え、ついに辿り着いた。

繰り返しますが、本当に「素敵な続編」です。
この続編がどこまで続くのか、それは明日の試合が教えてくれることでしょう。
これまでの感動に感謝を、そしてさらなる感動への期待を込めて、しかと見守ることとしましょう。

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二人のタイ人スーパーフライ級王者が、共に日本人挑戦者を迎えるという話は、
当初の話とは違って、挑戦者が入れ替わって話が進んでいるらしいですね。
WBA暫定王者テーパリットが久高と、WBC王者スリヤンが名城と、という具合に。

なんだかよくわからんですがいろいろあるんですね。
テーパリットのことはよく知らないですが、スリヤンはポンサクレック戦、ロハス戦を
ネットの動画で見ました。見た感じ、なかなか手強いですが、名城にとっては
ロハスよりはやりやすいのかな、という印象でもありますね。

久高はなかなか置き所がない選手になってしまっているというか...
国内で佐藤、赤穂に挑戦する「べき」とまでは思いませんが、
しかしそういう方向の試合をひとつくらいやっといた方がなぁ、というくらいのことは
ご多分に漏れず思います。微妙な書き方してますね、我ながら(^^;)

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カシアス内藤の息子、内藤律樹がプロデビュー、3回TKO勝ちとのことですね。
親父さんの現役時代は輪島功一戦のハイライトくらいしか見たことがないですが、
そうそうな才能の持ち主だろうなと見えました。
その息子で、高校三冠の実績もあり、今後注目を集めそうですね。
ライト級ということでもありますし、先を急がずじっくり育てて欲しいものです。

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亀海の相手、ヘスス・ソト・カラスはケガのため欠場。
ケガのため、ってまたざっくりとした発表もあるものですね(^^;)

解説の浜さんの「カラス、カラス」連呼が楽しみだったのですが...
いやそういうことじゃなくて、やはり直前の相手変更というのはよろしくないですね。
試合の価値がどうしても落ちますし、すなわち勝ってもねぇ...となるのは必定で。
亀海のベガス登場というのも、今回の楽しみのひとつだったので、残念です。

コメント (2)
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