さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

ついに再起/西の好カード/DAZN、ドイツからも生中継/MVPの想い

2018-02-11 17:27:35 | 粟生隆寛




粟生隆寛、ついに再起戦。相手は因縁?のガマリエル・ディアス。
3月1日両国のアンダーに入るそうです。

私、この選手はデビュー戦をホールで見ておりまして、それ以降、何度も直に試合見てます。
長谷川との名古屋ダブルとか、前座だった頃とか。山中とのダブルも複数回。
日本王者だった頃も、榎洋之戦とか。宮田芳憲との若手対決やら、数えたら12試合も、です。

そしてもちろん、前回のディアスとの一戦も。
粟生は試合ごとに出来不出来の差が、と言われますが、この試合はまさに不出来の最たるもの。
あまりの完敗、大敗ぶりに、この前の強敵ターサク戦での好調ぶりとの落差が理解できず、
見ていて混乱さえした、というのが正直なところでした。

この再戦構想は一昨年にもあって、粟生の負傷で流れたという話が出ていましたが、
ああそうだったかな、と思うくらいでした。あまりに長いブランクでした。

兄貴分と慕った長谷川が引退し、粟生に勝った男として売り出した山中は、進退を賭けた試合に挑む。
粟生がプロ入りした頃、国際大会でほぼ勝てなかった日本のアマチュアは躍進し、
村田や井上のようなトップクラスが、プロでも粟生と入れ替わるように活躍しています。

時代はあっという間に変わり、かつて粟生が期待された「大成」は、他の選手によって実現されている。
長谷川の後は山中慎介の「王朝」があり、さらに若い世代が、その後を担おうとしています。

果たして今回の再起戦が、粟生の今後をどのように切り拓くのか、という話より先に、
この試合までの粟生隆寛が、どのような日々の鍛錬を己に課し、リングに戻ってきたのか。
その答えをまずは、試合内容で確かめたいと思います。結果どう、今後どうは、その後の話でしょうね。



実はこの試合、平日ながら会場にこっそりお邪魔します。
ということで、どうでもええ話ながら、私、ガマリエル・ディアスの来日試合、今度で5度目になります。
こんなのも「コンプリート」っていうんですかね。何の自慢にもならんですが...。



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一部ネットで情報が出てまして、まだメディアに向けて正式発表された記事はないんですが、
一応、4月28日、神戸?で、久保隼vs大沢宏晋戦が決定したそうです。

単純に、関西ボクシングの枠内では、好カードといえる試合です。
久保がフェザーに上げて再起するとして、再起戦の相手として、考え得る中で一番の
相手選びだな、と思いもします。ここに坂晃典が絡んできたら、さらに良いですが。

その坂も、再起自体は決まったそうです。具体的なカードなどは未定ですが。
最初は肩慣らし的な試合でも、その次が、この一戦の勝者であってほしいな、と思いますね。



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最近、生中継の数が思っていたより多いDAZN。
先日、スポナビライブというところが持っていたコンテンツが、DAZNに移行されると発表があり、
バスケットボールの「Bリーグ」も、DAZNに移るそうです。

私のような「充分に老いた身」(佐瀬稔さん風に)にとっては、よくわからないところもありますが、
Jリーグと共に、Bリーグというのは若い層の競技者やファンがかなり多く、
それをスマホやタブレットで気軽に見られる動画配信の動向は、かなりの重要ニュースなんだそうですね。

あまりひとつの業者に偏りすぎると、よくない部分もありましょうが、DAZNがより広範に、
スポーツ中継、配信の世界で支持される方向にある。それは確かなようです。


で、ボクシングですが、18日お昼からダニー・ガルシア戦ライブ配信と前記事で紹介しましたが、
同日未明、午前2時からは、元WBAミドル級暫定王者、ビンセント・フェイゲンブッツの試合も配信されます。
以前、WOWOWで何度か見たことのある、ドイツの若き強打者です。
若くして王座(暫定でしたが)に就き、若くして陥落した選手ですが、今はスーパーミドル級。
こちらも先日のローレンス・オコーリー同様、地域タイトルマッチのようです。

まあ、さすがに前座から全部見ることはかないませんが、見逃し配信であっても、見てみようと思います。
しかし要注目は改めて、翌週日曜のSuperfly2、ですが。ライブ配信はあるのか?
予定が出たら、速報(笑)しようと思っております、ハイ。



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年間表彰式。プロMVPは村田諒太に決まりました。

その村田は、今や最も有名なスターボクサーとしての地位を自覚してか、
自身の目標のみならず、ボクシングというスポーツの普及、存在価値などを広い視野から語っています。
これはなかなか立派で、ファンとして感心します。
一昔前までは、本当に、お話にもならないようなのが最大の有名ボクサーでしたが、えらい違いですね。


村田諒太の今後が、さらにボクシングのイメージ向上に繋がるものであってほしいですね。
ただ「そのため」に、物事の優先順位をひっくり返すような話ばかりでは困りますが...。






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身動き取れず、為す術なし 粟生隆寛ベガスに沈む

2015-05-02 20:35:27 | 粟生隆寛



階級制もへったくれもない、とんでもない試合でした。

レイモンド・ベルトランは前日、200グラムが落とせず、ウェイトオーバー。
記事を読んだ限り、一応、リミットに落とそうと努力はした方なのかな、と思ったのですが、
両者が向かい合った時点で、今まであまり見たこと無いな、というくらい身体が違いました。
ひと回り、というよりふた回り違う感じでした。

当然真っ向から打って外すにも限界があることは明白でしたが、
これだけ体格が違うと、傍目が動け、回れ、離れろと思っても、そうはいかないものなのでしょう。

攻めてくるベルトランに、粟生が右フックを当てる場面もあったのですが、右から攻められ、
左アッパーも来て、さらに打ち込まれ...2回、二度のダウンで試合が終わったときは、
あまりの展開に言葉も出ませんでした。

粟生にしたら、動いても外せそうになく、迎え撃って止めよう、という気持ちになったのかも知れません。
そもそもカウンターパンチに自信を持ち、相手を引き付けて打つ左で、見事なダウンシーンを見せてきた選手です。
しかしそういうパンチが決まったとしても、この試合はどうにもならんだろう、と見ていて思いました。


とにかく、技量力量の比較の前提である階級制が、試合前の時点で蹴たぐりにされていて、
しかもその体格差の度合いが、余りにも違いすぎるように見える。
試合が始まってすぐに、粟生隆寛の敗北が予見でき、試合がその予見を超えるような、
無惨な展開を辿っていく。
それに何の不思議も感じず、悔しいと思う暇もない。

自分が応援したり、勝って欲しいと思っている選手が負ける試合というものは、
それこそ数限りなく見てきましたけど、こんな風に感じたことは、多分一度もありません。

うまく言えませんけど、こんなの試合ではない、と思う気持ちと、でも現状のルールにおいては、
試合として成立はしてしまっている現実の折り合いがつかない、嫌な気分の中で、
粟生隆寛の敗北だけが、動かし難い現実として残りました。


粟生がベルトランに負けた、ということ自体を、どうこう言うにも、思うにも、
こんな試合で何をどう言えばいいのか、思えばいいのか。
そして傍目にすら、こんな納得感のない試合を、粟生自身がどう捉え、受け入れるのか。


あっさり終わったWOWOWオンデマンドを見終えて、何だか宙ぶらりんな気持ちです。
明日は、いろんな意味で大変な試合があるのですが、その前日に見るものとしては、
あまり良い感じのしない、嫌な風景を見てしまいました。







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半年ぶりの上京観戦は空振りでした

2012-10-28 22:06:32 | 粟生隆寛

だいたい、年に2回くらい、上京して観戦するのが、ここ数年のパターンでして、
実は土曜日、のこのこと東京国際フォーラムにお邪魔しておりました。

ご存じの通り、内容、結果ともに、惨憺たるメインイベントに出くわしました。
内容は知らず、結果は当然勝ちであろうと思っていまして、実のところは
セミファイナルの岩佐亮佑がお目当ての上京観戦だったのですが、こちらもいまひとつで、
三浦vs三垣の衝撃ノックアウトがなかったら、文字通り目も当てられない興行でした。



粟生については、正直、何かを語ろうという気が湧いてこない試合でした。

ガマリエル・ディアスは、日本で藤原直人や上原誠を破った時と、何も変わっていませんでした。
左足の膝が固く、腰高で、ウェイトが乗らない代わりにテンポ良く出るストレートパンチで
相手の打ち終わりや連打のつなぎ目を狙って打っていき、反撃を外してはまた打つ。
頭突きの話を抜きにして言えば、勝ち目のある展開はたったひとつだけの選手です。

そして、粟生はその展開に、いとも簡単に巻き込まれて劣勢となり、そのまま負けました。


試合後、識者の方や友人と話し合ったのですが、かつての具志堅用高や渡辺二郎と違い、
最近のボクサーは「上手くいかなかったら負ける」選手が多いような気がします。
思うに任せぬ展開、判定では勝ち目がない、という状況に置かれたとき、
反撃せねばならない、展開を覆さねばならぬ、という意志を、技術や戦術面において、
いかに具体化するか、という面で、能力のないボクサーが増えているのではないか、と。

まして今、WBCのタイトル戦では、試合の最中に公式の採点を教えてくれるわけです。
行くべきかどうか迷う必要もなければ、試合中に本部席行って盗み見する必要もないのです。

なのに、今回の粟生は、本人は本人なりに必死に闘っているのでしょうけど、
傍目には何の打開策もなく、漫然と同じことを繰り返しているだけにしか見えませんでした。
この、打開、挽回の意志が具現化されないことこそ、粟生及び陣営の問題点でしょう。


試合後に報じられたコンディション云々については、これも傍目にはわからない話ですので
どうこう言えません。しかし、本田会長のコメントが全て事実と仮定するなら、
世界王者としてはいささか、不安が過ぎる話ではありますね。


私は粟生隆寛というボクサーの才能は素晴らしいものだと思ってきましたし、
その片鱗を何度も試合で見せてもらってきましたが、今回の試合はあらゆる意味で
「それ以前の問題」としか言えないものでした。残念の一語です。


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「4分の1」を超えた王者(東京国際サウスポー祭り その3)

2012-04-09 17:48:30 | 粟生隆寛

豪華興行のメインイベンターとなった粟生隆寛は、強豪ターサク・ゴーキエットジムに
3-0のクリアな判定勝ち、見事な防衛となりました。

前回のデビス・ボスキエロ戦の苦闘は、やはりその後報じられたように、
調整失敗が響いたというのが実情のようで、いっちゃなんですがあの程度の相手に
這々の体で逃げ切った粟生の姿は、今回の試合ではまったく見られませんでした。

米国のリングで、ファン・マヌエル・マルケス、スティーブン・ルエバノに挑んだ経験を持ち、
東洋のレベルをはっきり超えた、世界的な選手であるターサクでしたが、
粟生はサウスポー同士のジャブ、鋭いカウンター、ボディブローの応酬で徐々に打ち勝ち、
6回の劣勢を凌いだ後は、7回、10、11回の攻勢で、明白な勝利を印象づけました。


この日の粟生は、確かな実力者である挑戦者相手に、ほとんどの時間を中間距離で正対し、
真っ向からヒット&カバーの攻防を繰り広げて、何の小細工もごまかしもない試合を
フルラウンドに渡って繰り広げた上で、クリアに勝って見せました。

もちろん、こういう闘い方をすれば、いつも以上に打たれる確率も高まり、
実際、ターサクのジャブ、左フックを食う場面もありました。
しかし粟生は、パンチを外すために大きく距離を取ったり、角度を変えたりすることよりも、
最小限の動きで外し、距離が欲しければ下がるのではなく、ジャブで突き放すことを選び、
受け身になることなく、常に相手に圧力をかけた上で、要所でカウンターを決めていました。

もちろん、これまで何度か書いてきたように、好機を迎えたときに、緩急をつけた、
詰めるための狙いを持った追撃が欲しかったところですが、その課題を除けば、
私はこの日の粟生隆寛について、絶賛の言葉を贈りたいです。
ちょっと手放し気味ですが、私はずっと、攻撃的、積極的なボクシングの中に、カウンターの巧さや
目の良さといった、彼ならではのセンスを生かして闘う、粟生の姿を見たかったのだ、と。


しかし、この試合に関しては、必ずしも絶賛されているわけではないようです。
会場も、二つ前の記事に書いたとおり、大会場を4分の1にカットしたような会場で、
TVの視聴率も、この日の二日前に行われた「でっち上げ」の王者の試合を下回ったのだとか。

繰り返しますが、私は、この日の粟生のボクシングが、そういう「ロケーション」を超えた、
高い価値のあるものだったと見ます。
そして、試合翌日のコメントは、そういう試合を闘い抜いた手応えが感じられました。

ただ、多くの評価が、その手応えに、誇りに見合わないものなのだったとしたら、
やはり、ターサク以上の相手との闘いに臨まねばならないのでしょう。
試合の内容とはまた別に、彼が手にする王冠が「4分の1」のものであることもまた現実です。
ならば、その分母をひとつでも減らすための闘いに挑んでもらいたい。
今の粟生なら、これまでとは一段違う期待をかけても良いのではないか、と思っています。

ただ、こういうセンスに恵まれた選手ほど、試合ごとに出来不出来の差が大きい場合もあり、
それが、ありがたいことに同じ国にいる対立王者との激突で、果たしてどう出るか、ですが。



しかし、今日になって飛び込んできた大ニュースのように、国内に多数の王者が存在する状況下で、
王座統一戦に対するファンの期待が現実になる流れが出来つつあります。
そうなれば、次はやはり粟生と内山でしょう。
もちろん難しい事情もあるやもしれませんが、何とか実現してもらいたいものです。



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名古屋は燃えているか

2010-09-28 00:03:40 | 粟生隆寛
ってことで、今日正式発表ありましたね。
11月26日金曜日、名古屋ガイシホール(旧名・名古屋市総合体育館レインボーホール)で
長谷川穂積がファン・カルロス・ブルゴスとWBCフェザー級王座決定戦を闘います。

名古屋では史上初のダブル世界戦として、WBCスーパーフェザー級タイトルマッチ、
ビタリ・タイベルトvs粟生隆寛も同時に開催。
改めて、これは大変なイベントになりました。

長谷川の件についてはすでにあれこれ書きましたけど、粟生も強豪タイベルトとの対戦で、
こちらも見応えある試合になりそうです。
防御勘や一打のカウンターに冴えを見せつつ、物足りない部分もあって、短命王者に終わった粟生ですが
こちらも長谷川同様、敗北をどのように乗り越えて、それを成長につなげているのか、
キャリアを左右する、真価を問われる一戦となりそうです。

悪いですがフェザー級では衰えたオスカー・ラリオスに連続挑戦するという、
普通では考えられない好機を与えられて勝ったに過ぎず、しかも初防衛で陥落していて、
申し訳ないですが私は、彼を真に「世界チャンピオン」として見上げる気持ちにはなりきれませんでした。

しかし今回は相手も一級品の王者、しかも今が一番良い時かもしれません。
もしこの王者を攻略して戴冠すれば、もう何の文句もない、あり得ないと思います。
長谷川の一段飛ばしの大冒険と並んで、これも本当に楽しみな一戦です。


場所が名古屋になったことについては私もご多分に漏れず「何でまた」と驚きましたが、
特に深い理由などなく、単に首都圏などで会場の空きがなかったということらしいです。
名古屋での世界戦開催は、あの愛すべき石原英康の試合以来5年ぶりだそうで、
名古屋のボクシングファンの皆様(私もけっこうたくさん知人友人がいます)は
今頃大いに喜んでおられることでしょう。
薬師寺保栄vs辰吉丈一郎戦とまではいかなくても、大いに盛り上げていただきたいですね(^^)


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好試合でした、が...

2008-04-06 00:57:02 | 粟生隆寛
わーい、阪神また勝ったーq(^^)p
...じゃなくて、今日はJCBホールに行ってきました。

ボクシングファンの多大な注目を集めた榎洋之vs粟生隆寛は
ジャッジ三者が揃ってドローという判定を下しました。
判定については、私もほぼ五分と見ました。

会場で見た率直な感想としては、緊迫感のある良い試合でした。
初回、思ったよりも動かず、受けて立つ構えを見せた粟生に対し、
榎は最初から追いかけるイメージだったのでしょうか、
やや意表を突かれた感じに見え、序盤、粟生の右リードと
速い連打で先手を取られ、それが終盤まで響いたような印象でした。

榎は中盤から、サウスポー相手でもいつもと変わらず左ジャブを当て続け、
ポイントを奪い返しにかかりますが、右の攻撃にはほとんどつながらず。
粟生は終盤、榎のジャブに苦しみながらも左アッパーを好打。
試合終了後、両者がコーナーに駆け上がり勝利を主張しましたが...。


ドローの判定を受け、場内はほぼそれに納得していたように思います。
私も同じ思いでした。

繰り返しますが、両者はそれぞれの持ち味を出して、
緊迫感のある試合を見せてくれました。
しかし、ボクシングファンの期待を集め、日本屈指の好カードと言われ、
JCBホールのこけら落としとなる、世界挑戦者決定戦。
こうした「大舞台」「大試合」としての期待に応える試合だったかどうか、
という点では、この試合にやや不足を感じました。

私は試合前に、両者のここ数戦の不調を精算してもらいたい、という
期待をしていました。
その期待は粟生の序盤における、意外な出方、足をそんなに使わずに
榎と正対し、今まで不足を言われた右リードを数多く出して闘う姿によって、
ある程度は実現されたと感じます。
対する榎は、サウスポー相手、しかも粟生相手であっても、
いつも通りに違和感なくジャブを当てていき、こちらもさすがと思わされました。

しかし、やはりこの両者が、近く世界に挑むとしたら、という話になると、
「それはどちらが行っても、クリス・ジョン攻略は難しい」ということで、
試合後の飲み会において、全会一致の結論が出ました。
そういう話とはまた別に、好カード、好試合であったはずなのに、
なんだか唐突にWBAによって承認された「挑戦者決定戦」という看板が、
終わってみれば、ちょっと余計だったような気がします。


さて、両者及び両陣営は、再戦にあまり積極的でないような報道がされています。
しかし、試合後、苦笑い(?)を浮かべていた榎洋之、
悔しさから涙を落とした(ように見えた)粟生隆寛、
共に今回の試合で足りなかったものを得るために、
是非、再戦して、雌雄を決してもらいたいです。

その試合において、勝者が世界挑戦で勝利しうると思わせる何かが
今度こそ見られれば、何よりなのですが...。

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JBCじゃなくてJCBホール

2008-04-03 23:07:42 | 粟生隆寛
そんなわけで、この土曜日は、JCBホールに行ってきます(^^)

なんやら、チケット完売!いうて、大騒ぎですね。
もっとも、そう喧伝された後に、普通にチケットぴあで買えたんですが...。

まあ、そんな話はどっちゃでもええとして(←よくない?)、
当日は大変な盛り上がりになりそうです。
この会場で初のボクシング興行ということもありますし、
やはり榎洋之vs粟生隆寛というカード自体に、
ボクシングファンの期待が集まっているのでしょう。

ただ、過去数戦の両者の闘いぶりを見ていると、
両者共にちょっと冴えない面がありました。
榎はタイ人の好打を浴びたり、元ユース王者杉田にもやや苦戦したり。
粟生も、王座奪取戦、防衛戦二試合、いずれも鮮やかにとは行きませんでした。

ただ、そういう状況だからこそ、このカードが組まれる意味がある、
というのも一面の真実かもしれません。
JCBホールのこけら落とし、満員の観衆、全国のボクシングファンの期待、
そしてWBAが与えた、世界挑戦者決定戦としての承認。
これらの背景が、両者の奮起を促す効果があると思います。

セミファイナルの下田vs山中と共に、好試合を期待しています。

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正念場

2007-07-09 23:03:40 | 粟生隆寛
遅くなりましたが、土曜日の日本フェザー級タイトルマッチは、
粟生隆寛の今後に少々、不安と疑問を抱かせる内容でした。

攻め手が左からしかない。リードジャブが甘い。
故にファイター型の前進をほとんど止められない。
ショートの距離で打つバランスを持っていないため、
距離が詰まるとクリンチ以外出来ることが何もない。

これらの欠点は、過去の試合でも見られたものです。
もちろん欠点のないボクサーなどどこにもいませんし、
試合ごとにそれらを克服するなり、或いは糊塗するために
さらに長所に磨きをかけたりする、それがキャリアというものです。

しかし土曜日の粟生は、キャリアを積んで成長するどころか、
上記の欠点をすべてほったらかしにしたまま、案の定、という苦戦をしました。
しかも元々の長所である左の当て勘、切れ味、防御の際の目の良さなどが
以前より落ちているように感じられもしました。

試合のチケットは早々に売り切れ、帝拳所属ということもあり
日本王座奪取と前後して、ちょっとしたスター扱いを受け始めた感のある粟生ですが、
今回の試合内容は、周囲の扱いと釣り合った内容とは言い難いものです。

「帝拳ジムは、アマの有名選手をかき集めては大半をダメにする。
 たとえばヨネクラジムあたりとは、指導力が雲泥の差だ」

というような意見を、友人から聞かされたことがあります。
それまで、そんなことを考えもしていなかったので、
不意を突かれた感じでしたが、言われてみれば、
チャンピオンとなる選手の人数がずいぶん違うような気もします。

むろん、好素材、好選手にも、苦しい時期、伸び悩みの時期があり、
それを乗り越えたときに、真の大成があるものでしょう。

しかし、今回のような、技術面における課題克服の跡が感じられない
試合を見せられると、先行きに不安を感じざるを得ません。

いずれにせよ、この一年くらいが、粟生隆寛の正念場なのかもしれません。

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さて、亀田興毅がブログで何か吠えてますね。

内容を要約すると、

「1.同門対決やったる」
「2.ただしオヤジのゴーサインが要る」
...結局「やらん」という意味ですね、これは

しかし、彼もある意味、年がら年中正念場ですね。
誠にご苦労さまでございます。

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求められる者

2007-03-05 10:04:36 | 粟生隆寛
土曜日の後楽園ホールには、早くから自由席のチケットを求める行列が出来ていました。

若きエリート・ホープが日本王座に挑み、鮮やかな勝利を収めるか、
それとも雑草と呼ばれる王者が、意地を見せて勝利するか。
かつてボクシング界にはこういう構図の日本タイトルマッチがいくつもありました。
結果がいずれの勝利になろうとも、ファンの間で長く語り継がれるような試合が。

粟生隆寛に寄せられていた期待とは、ただ単に試合に勝つだけではなく、
「俺はあの粟生が日本チャンピオンになった試合をこの目で見たんだ。
あのときの粟生はすごかった」と後々まで自慢混じりに語れるような、
そんな試合を見せて欲しい、というものだったのでしょう。
文字通りの空席ゼロ、通路にも人が座りまくる、ベタに超満員な後楽園ホール。
久々に見たそんな光景は、そうした特別な期待があった故に実現したものなのでしょう。

さて、試合は、王者の梅津宏治には失礼ながら、ほぼ順当な内容で、
粟生の勝利に終わりました(写真はこちら)。
もちろん、好試合だったと思いますし、対照的な両者の闘いは、
充分見応えのあるものでした。

しかし、敢えて言えば、ファンの特別な期待に応える試合ではなかったように思います。
試合後、帝拳本田会長も結構厳しいコメントを出していましたが、
それも粟生に対する、次元の高い期待故なのでしょう。
今後、粟生には「世界まで10戦はさせる」という方針だそうです。

しかし、「世界」という前提が語られている時点で、
粟生はやはり特別な期待を背負う宿命にあります。
過酷なことではありますが、しかしボクサーとして、これ以上幸福なこともないでしょう。
彼の闘いを、多くのファンと共に、見守りたいと思います。

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粟生&リナレス

2006-01-09 21:21:14 | 粟生隆寛
ということで土曜日、年始のダイナミックグローブ、
新春にふさわしい、若くて元気な二人が揃って登場しました。

粟生隆寛、南米のベテラン強打者にクリアな勝利でした。
5R、相手のパンチをふたつダックして右フックで倒したシーンは、
今までにはなかったパターンで、驚きました。

本人は倒しきれなかったこと、たま~に良いのもらったこともあって
反省モードでしたが、あの試合で反省を語れること自体がすごいです。

これから、あのレベル相手にもっと自信満々で踏み込めたら、
もっとすごいボクサーになれると思います。
それができるかどうか、これからの数試合で見えてきそうですね。


で、もひとり、リナレスですが...
周知の通り右クロス一発で倒したわけですが、あまりに速くて意味がわかりませんでした(^^;)
スローで4回くらい見てしまいました。

相手のオニャテが左から右を打ったとき、
リナレスはその左の上から右を滑り込ませて
オニャテのアゴの先端を打ち抜いていて、
直後、オニャテが3発目の左を振りながら倒れていく、
トンデモなダウンシーンでした。
ほんまに、びっくりしました(^^;)

この選手が先行きどうなるかわかりませんが、
これを日本で、直に見ている今という時は、
後に振り返ると、ほんとにかけがえのない時だった、
ということになるかもしれませんね。

今はただ、ありがたや、ありがたや、であります...。
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