何度か取り上げたことのある、東京五輪ライト級金メダリスト、アンディ・クルスですが、遂にマッチルームと契約し、プロデビューの運びとなりそうです。
✍️ WE GOT HIM 🥇Olympic Gold Medalist and one of the greatest amateur boxers of all time Andy Cruz has signed a promotional agreement to turn pro with @MatchroomBoxing 🤝 pic.twitter.com/zMHgREbwmR
— Matchroom Boxing (@MatchroomBoxing) May 7, 2023
こと3ラウンズの闘いにおいては、攻防ともに名人、達人の域で、東京五輪決勝のキーショーン・デービス戦は、私の乏しいアマチュアへの知識の中ではありますが、過去最高クラスの名勝負でした。
衝撃を受けた試合、という言い方なら、古くはテオフィロ・ステベンソンvsジョン・テートとか、ホルヘ・エリセール・フリオvs松島勝之とか、ホエル・カサマヨールvsウェイン・マッカラーとか、それなりに色々あるんですが、好ファイト、という意味では、これが一番か、と。
キーショーン・デービスは早くも、トップランク社有数のプロスペクトとして名を上げていますが(現状、若干調子に乗っている感あり)、アンディ・クルスが遅ればせながらプロのリングでどんな姿を見せるのか、楽しみですね。
ただ、最近のキューバ選手は、上記のカサマヨールなどとはちょっと趣が違い、言わずと知れたリゴンドーや、今度来日するロベイシー・ラミレスもそうですが、結局アマチュアでは3ラウンズに凝縮していた技量力量を、12ラウンズに希釈して闘う、という風が強まっている、と感じます。
プロ転向が年齢的に遅い人は仕方ないにしても、ロベイシー・ラミレスなんてまだ若いだろうに、と。
アンディ・クルスは近年のアマチュアボクサーの中で、全階級通じて屈指の名選手と評されていましたが、さてプロではどうなりますか。
何でも10回戦デビューという構想があるらしく、こちらの想像を超えた早い「勝負」があり得るかもしれません。はてさて。
こちらは契約時の様子。マッチルームはクルスのみならず、WBC新王者レジス・プログレイスとも契約したとのことです。
景気の良いことですね。
Two BIG signings confirmed yesterday 🤝🤝💫 Andy Cruz💫 @RPrograis pic.twitter.com/KHPKycfX60
— Matchroom Boxing (@MatchroomBoxing) May 7, 2023