故意ではないから、肉に含まれてるから、という言い訳を言うたり聞いたりしとる時点で、
ボクシングは所詮...と他のスポーツ愛好者に笑われとるんやろうなあ、と
暗い気持ちになるばかりだったところへ、世界規模の大試合にまでこんな話か、と
追い打ちをかけられたような、カネロ疑惑について、三浦勝夫氏の記事。
ネバダ州のコミッションは、4月10日に公聴会を行う。
厳しい処分が出る可能性あり。
ダン・ラファエルは、6ヶ月のサスペンドを予想。
5月は上位陣とのカードに変更される可能性あり。
HBOはPPVの予定を変えていないが、劇場中継は予定を抹消している。
チケットの払い戻しも受け付けられているとのことですが、意外な?感じもあります。
話としては、まっとうな方向ですし。
ただ、公聴会までの期間の空き方は、やはり悪い想像をしてしまうものであり、
厳格と評されるネバダのコミッションとて、どういう裁定を下すものか。
ダン・ラファエルの予測通りなら、単に半年先送りするだけの話です。
三浦氏の「無事」ゴーサインを、という締めも、首を傾げてしまいますが...。
何にせよ、多少なりとも、まともな話を聞きたいものです。
正直なところ、あまり期待を持てはしませんが。どうなりますやら。
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マニー・パッキャオの次は、マレーシアのクアラルンプールで開催。
ルーカス・マティセに挑むとのこと。
かつて、相手選ばず、強豪を倒しまくった頃とは、明らかに違う活動方針、と見える
最近のパッキャオではありますが、この相手選びはかなり危険な部類に思えます。
もちろん、往時の神がかった巧さと強さがあれば違いますが...。
また、周辺事情もだいぶ変わっているようですね。
トップランクから独立、というのも、試合以外の些事が増え、余計な負担でしょうが、
加えて指導体制まで変わるとなると...。
ウェルター級の、真の頂点とはいえずとも、単純に悪くはないカードかもしれません。
しかし、ジェフ・ホーン戦のような「取りこぼし」では済まない、
決定的な何事かを見ることになるのかもしれない、そんな悪い予感もありますね。
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大森将平戦を軽量失格となったコーチ義人、所属ジムが無期活動停止を発表。
これはひとまず、角海老ジムが良識を示した、ということでいいでしょう。
試合自体について、JBC様は果断にも中止という決定をなさりました。
国内ならこうなる、こうできる、ということですね。
問題は、世界戦で、何度も「こうならない」事例ばかり、ということなんですが。
ここが変わるには、結局は世界が変わらないと無理なんでしょうね。
ネバダのコミッションが、厳しい範を示してくれたりしたら...というのは
所詮、淡い期待でしかないのでしょうか。
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大森戦興行のメインでは、久我勇作が小坂僚を初回、二度倒しTKO。
久我は立ち上がりから「当たるパンチ」を見つけ、積極的に打っていき、
小坂はそれに対し、冷静な対応ができずに、仕留められてしまいました。
試合後、和氣慎吾が対戦アピールとのことで、これはもう、内々に話があったんでしょうね。
このあたりは、TBSの企画でもあるのでしょう。
いい話ですね。是非実現してもらいたいです。
ついでにというと失礼ながら、TBSの枠でいえば、大竹秀典と大森の対戦などもやってほしいです。
で、この二つのカードの勝者同士がさらに対戦し、大晦日の世界戦出場者を決定する、と。
トーナメントの決勝戦ですね。
大森が再起戦をできなかったことで、試合勘の部分で不安はありますが、
TBSには、こういう企画を実現して、大晦日をさらに盛り上げてほしいです。
田口ーメリンド戦の実現など、普通なら難しいカードを提供できる枠組みがあるのだから、
そこに向けての、準備段階の充実に期待したいものですね。