さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

予想はやや王者有利 明日ヤファイ、ロマゴン戦

2020-02-29 12:51:32 | 海外ボクシング

ということで明日、DAZNでライブ配信されるダラスの興行、要注目のカリド・ヤファイvsローマン・ゴンサレス戦
両者計量パス、掛け率はおよそ3対2で王者とのこと。「やや」王者有利、という感じに見られているようです。
メインはマイキー・ガルシアvsジェシー・バルガスですが、さらにWBCフライ級タイトルマッチなども行われます。


この辺の顔ぶれを見ると、このくらいの興行に、日本人のタイトルホルダーが出る、ということもあって良いように思ったりもします。
日本で試合が出来ない状況がどうというのもありますが、そうでなくても、日本国内の小・中規模会場で、TV放送も保証の限りでない、という事情に苦しんでいる選手なら、今は「会長」の権益や、それにまつわる諸々で無理、なのだとしても、いずれこういう場に打って出ないと駄目、な時代が来るんではないかな、とも。

まあ、それは先の話として、やはり気になるロマゴンさんです。
掛け率など、予想を数字で表すと、もっと開くのかなと思ってたくらいですが...昨年、横浜での試合ぶりは、相手どうこうを抜きに言えば、良いところが出せたものだったので、あの感じなら少なくとも試合にはなるだろう、とは思いましたが。
とはいえ、今が盛りのタイトルホルダーを攻略出来るかどうかとなると、何とも言えない、というところです。
今後の話どうこう、日本人がらみの勝手な話などは置いといて、ファンとしては健闘を祈り、見守るのみですが。


明日のライブ配信、先のリナレス同様、帝拳の選手だから?なのか、ロマゴンの試合のみ?或いはそれ以降?日本語実況がつくような話です。
それはまあ聞き流せばいいようなものですが、先日のようなトラブルだけは勘弁してほしいですね。
こちらはせっかく、大画面で見られるようにしてあるんですから、いざとなったらスマホで見てね、では困りますんで...。




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充実のウェルター級に、技巧派王者誕生 長濱陸、無敗クドゥラとの熱戦に勝利

2020-02-28 09:35:05 | 関東ボクシング



ということで、3月から全試合が中止となったボクシング、当面最後の興行ということで、昨日はBoxingRaiseのライブ配信を楽しく見ておりました。
この興行自体は、色々心配でもありましたが、試合は選手諸氏が全力で闘う熱戦続きでした。

しかし何と言ってもメインの熱戦に尽きる、というところで、簡単に感想を。


OPBFウェルター級王座決定戦は、無敗の日本ユース王者、アフガンの強打クドゥラ金子の戴冠なるか、と目された試合でした。
相手は当初、韓国人選手だったそうですが、上位ランカー長濱陸に変更、試合開催も一ヶ月遅れ。

これがどう作用するものか...当初の通りなら、普通にクドゥラが勝つのだろうけど、元々ミドル級、未完成なれど筋の良さも感じるボクサーファイター長濱が、徐々に階級下げてウェルターでベストフィットすれば、良い試合になるだろう、と思ってはいました。


初回、思ったよりもさらに長濱が良い。ジャブが上だけでなく下にも飛んで、ペース掌握。クドゥラ、最後に右一発だけ。
2回、長濱が距離を取って左から当てていく。左ボディジャブのヒット目立つ。バッティングでクドゥラ痛そう。カットあり。

3回、長濱左のボディジャブからワンツー、右クロス好打。さらにワンツーをボディへ。
クドゥラ、まだ序盤だが動きが重い。少しだが口が開いているようにも。
4回、クドゥラ左ボディ当てるも、長濱が連打でお返し。右フックヒットして回り込む。
クドゥラ一発に対し、長濱はボディを組み込んだ連打、間が空けばジャブ、という具合。手数もヒット率も断然上。

4回の途中採点は4対0が三者。誰の目にも明らかに長濱リード。

5回、クドゥラのワンツーが長濱のガードの間を通る。長濱クリンチに逃れる。
クドゥラなおも攻め立て、右をヒット。拍子木の音をまたいでゴングまで猛攻。初めてクドゥラの回。
ただ、長濱もしっかり左返していて、応援の声が期待するほどのダメージではない。

6回、クドゥラ攻めたいが長濱がこつこつボディを打ち、下がらない。クドゥラの方が押されて下がり、ロープ背負う。
長濱、巧いインファイトを見せる。クドゥラ左フックも、長濱右クロス返す。クドゥラ得意の右アッパーも浅いヒットに留まる。

7回、クドゥラ手数増やして出る。長濱乱れずジャブ上下、右クロス、左ボディの連打で攻め返す。
長濱もう少し強打したいところだが。
8回、長濱の手数がまさり、クドゥラ出たいのに押されて下がる。長濱押して攻め、ボディ打ちを忘れない。

途中採点は7対1で揃う。これまた同感。

9回、長濱左ボディからワンツーヒット。左ボディジャブで下がらせ、右サイドに出て右フック。良い攻撃。
長濱少し疲れも見えるが、力まず当てては動いている。クドゥラは相当「削られた」状態で、ヒットがあっても本来の威力にはほど遠い。

10回、両者顔も腫れ、きつそう。クドゥラ、右のボディブロー。これがまともに入って長濱後退。ガードを締めて前に出てしのぐが、手がぱったり止まる。ダメージあり。
クドゥラ左ダブル、右クロスで追撃するが、長濱懸命に上体を振って外す。しかし長濱、膝が伸びているのがはっきり見える。
元気なクドゥラなら一気に攻めて、KOチャンスを作れる場面だが、そこまでには至らず。クドゥラ、5回以来のポイント。

11回、クドゥラがロープ際から左フック好打。追撃したいがワンツー返される。
長濱きつそうだがクリンチで休み、手を出してまた休み、という具合で凌ぐ。両者、際どく右相打ち、長濱の方が浅いながら当てる。
クドゥラ出て、ワンツー当てる。長濱少しのけぞる。地味に数を当てているのは長濱だが、自らクリンチに出る回数が多い。印象はどうか。ややクドゥラか。迷う回。

最終回、きつそうだった長濱が踏ん張る。先に打って回り込み、頭下げてクリンチ。「凌ぐ」ことに徹した割り切りが見える。
見映えは悪いが、予想不利の立場での試合で、強打者相手にリードした展開での最終回なのだから、当然の選択。
その上でボディジャブをしっかり打ち、距離を確保してもいる。そしてまたクリンチ。

クドゥラ、間合いを外されたかと思えば、巧く身体を寄せられる、という具合で、思うように攻めさせてもらえない。
焦って出たクドゥラの右を、小さい動作のスウェイで外した長濱、その体勢から身体を回しての右ショートカウンター。
まるでメイウェザーばりの一撃。最終回にこれをやるのだから、まだ余力があったということか。ポイントは長濱。


採点は9対3が二人、10対2がひとり。私もだいたい同じ。
長濱陸がクリアな判定勝ちで、OPBFウェルター級王座獲得、クドゥラ金子に初黒星をつけました。



長濱陸は井上岳志、永野祐樹といったところに敗れてはいますが、日本の重いクラスの選手の中で、体格に恵まれ、スタイルも基本的には筋の良さを感じさせて、これはもう少し磨けば、良いところに行くだろうなあ、と思う選手でした。
新人王のときはミドルでしたが、体重には余裕があったのか、クラスをひとつ下げ、ふたつ下げて、今回の戴冠となりました。
昨年は移籍もしていて、好選手の多い角海老ジムという練習環境も、この日の充実した試合ぶりに繋がったのでしょう。

永野祐樹を破り、日本最強を証明した小原佳太にとって、次の脅威は強打クドゥラか、拳が癒えれば九州の雄・別府か、と思っていましたが、大柄で技巧に優れ、しぶとさのある新たな敵が浮上してきた、という一戦でした。
試合後のインタビューでは、両方の拳を傷めていた、という話でしたが、それが癒えて、要所でもっと力を込めて打てるようなら、さらに今後が楽しみです。

クドゥラ金子、BoxingRaiseの動画で多くの試合を見て、府立地下でも一度直に見ましたが、今回は予想外の完敗、という印象でした。
元々大柄な長濱と比較すれば、ある程度小さく見えるかも、とは思っていましたが、それだけに留まらず、身体つきが「薄く」見え、最初からいつもの力強さが欠けていたようにも。
長濱とは逆に、クラスを上げての再起を考えた方が良いのかも、と思ったりもしますが、実際のところはど知れようもありません。
しかし、これまでの試合で見せた、正確な強打と、今回も片鱗だけは見えた迫力ある攻めは、やはり魅力的です。

外国人ボクサーの常で、たったひとたびの敗戦が何もかもを覆してしまうなんてこともあったりしますが、是非、そんなことのないように...と、ファンとして「余計」なことかもしれませんが、願っております。




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ボクシング、3月一杯の試合中止

2020-02-26 20:04:09 | 話題あれこれ


昨日少し触れたJリーグが、記事アップのあと、週末のリーグ戦も含めた公式戦を延期すると発表しました。

日本のスポーツ界は、こうした緊急事態の際、Jリーグの果断な意志決定が常に先頭を走り、他が追随、という流れになることが多いですが、今回も同様。
野球もバスケもラグビーも、そしてボクシングも、今日、それぞれに試合日程の延期、中止、或いは無観客試合の実施などを発表しています。

ボクシングは明日の試合は行うが(大丈夫なのでしょうかね...)3月1日から一ヶ月間の興行は全部中止とのこと。
一部、無観客試合の可能性は残るそうですが、もしそれがあるとしても、4月以降も新型肺炎の感染が収束する見込みが立たず、という場合に、4月から始まる新人王戦などに限定されるかな、と思います。

今後は、政府専門家会議の出したコメントと、政府の要請に沿って、あらゆるジャンルのイベントが中止、延期、規模縮小されていくことでしょう。
正直、ウィルスの蔓延が爆発的に広がるようなことが起こり、それにボクシング興行が関係していた、なんて事態になったら大変ですから、それを避けるためには仕方ない、と思う反面、実際にどの程度のものなのか、ここまでするほどのことか、限定された条件の中で感染者が多いだけで、それを除けば...という気もします。
日常生活において、人混みを避けようもない場面などいくらでもあるのだし。

しかし、もう実際のところがどうというのは関係なく「趨勢」が出来てしまった以上、誰にもどうすることも出来ない。
そういう世の中なんだなぁ、と思うばかりです。

3月半ば、或いは末頃には、そうした流れが変わり、なおかつ「実際」にも、収束に向かっていてくれたら幸いですが。
4月には中谷潤人の世界戦、そして井上尚弥の試合もあるわけですが、それまでには、と。

最後に、個人的なことを言えば4月9日までには何とか...とも。あ、いやいや...。



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DAZN配信情報 ミラノ中止、ダラス挙行、マンチェスター追加...ところで国内は?

2020-02-25 14:51:05 | 話題あれこれ


ということで、ベガスの大一番が終わり、次の生中継はなんやろな、という話なんですが...。

先日、この記事で紹介したイタリア、ミラノの試合ですが、DAZNの配信予定からあえなく消えました。
単にDAZNの取捨選択ではなく、興行自体が中止になったのだと思われます。

BoxRecを見ると、当日イタリアでは、首都ローマや、シチリア島のカターニアといった、南部での試合予定は載っていますが、ミラノの試合予定が消えています。
サッカーのセリエAは、新型肺炎の影響から、北部で開催予定の試合を延期したそうで、ボクシングも同様の判断をしたものでしょうね。


日本時間3月1日、テキサスはダラスのマイキー・ガルシア、ジェシー・バルガス戦メイン、アンダーにヤファイ、ロマゴン戦がある興行は、そのまま予定あり。
続いてもう一試合、配信予定が追加。日本時間3月8日、午前4時より、マンチェスターの試合。
スーパーフェザー級IBF9位ジョノ・キャロルと、元スーパーバンタム級WBA王者スコット・クイグの10回戦です。

考えたら日曜、普通に大会場で試合あって、それを見ていたわけですが、今後の事態がどう推移するものか...。
マンチェスターの試合とて、どうなるか知れたものではありません。


そして日本国内においても。明後日はホールで試合があり、BoxingRaiseでライブ配信の予定です。
しかし、Jリーグがミッドウィークのリーグカップ戦(ルヴァンカップ)のグループリーグ戦を延期する旨、発表し、毎週末のJリーグ公式戦も同様の可能性あり、とも。

記事にもあるとおり、政府専門家会議が「今後1~2週間」が瀬戸際だ、とコメントしたように、この期間内で収束の方向が打ち出せるか否か、という話が、考え得る中で最良の想定、なのだとしたら、少なくともその期間が過ぎるまでは...というのが、スポーツのみならず、あらゆるジャンルのイベント開催者にとり、当面の判断基準になるのかも知れません。
もっとも、それさえも甘い見込みに過ぎないのかもしれませんが。


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技を生かすための体格と力 フューリー、ワイルダーをTKO

2020-02-23 15:50:55 | 海外ボクシング




ということで今日はWOWOW生中継を楽しく、手に汗握りながら見ておりました。

前回から双方とも体重を増やしてきた、という一戦は、タイソン・フューリーが肩入れた左リードで圧力をかけ、相対的に痩身、細身のデオンテイ・ワイルダーを下がらせる展開。
ワイルダーは得意の右を、伸び上がった感じでしか出せないうちに、重い左を当てられ、ワンツーで3回に倒される。
5回もフューリーの右でワイルダー、ダメージを負い、もう押されても倒れる状態で、左ボディでダウン。
7回、コーナーで打たれ、ストップ。「絵」としては間の悪いものに見えたが、コーナーからタオルが入っていました。


素人考えで、前回の試合からすれば、フューリーがもっと身体を絞って動けるかどうか、という仕上げをしてくるのだろう、と考えてたんですが、フューリーは逆の発想で、今回の試合を闘いました。
もちろん単に体重を増やすのではなく、動ける身体である、という前提の体重増。それで左の威力を増し、リードパンチとしては強いヒットを重ねていく。
体重120キロ以上のボクサーが放つ左ジャブは、文字通りスーパーヘビー級の威力なのでしょう。

かつて、史上最多ノックアウトのライトヘビー級王者、アーチー・ムーアは「ヘビー級の左ジャブは、ライトヘビー級の右ストレートに匹敵する」と語ったそうですが、ひょっとすると今日、デオンテイ・ワイルダーは、ヘビー級とスーパーヘビー級の差に直面した、と言えるのかもしれません。

そして、体格差、パワーの差を生かすことで、左の巧さ、攻め手の多彩さ、接近戦でも離れても、クレバーに、時にダーティーにも闘えるフューリーの巧さ、したたかさが存分に生き、ワイルダーは右強打をロングのみに限定されて、それを決めることがかなわなかったし、闘い方の幅が狭いことも致命傷になりました。

何から何まで、フューリーの良さが生き、ワイルダーの良さが殺され続けた試合でした。
ジプシー・キングは、その得意なキャラクターの影に隠した知性を生かして、世界ヘビー級チャンピオンの座に就いた、と言って良いでしょう。
その闘いぶりは、かつて「リングのアインシュタイン」と評された、モハメド・アリにも重なる部分を感じます。ちょっと褒めすぎですか。


かつて「ヘビー級が動くが如く、ボクシングは動く」と言われたように、なんだかだ言ってヘビー級はボクシングの中心、花形、王道です。
団体分裂の時代にあっても、この階級は率先して、王座統一への動きが模索されてきた印象があります。
形式上は今も分裂していますが、印象としては今日の試合の勝者こそが、唯一のヘビー級チャンピオンなのだ、と見えました。
実に満足感の高い、充実した生中継観戦でした。



ところで試合後、一緒になって歌っていた(歌わされていた?)ボブ・アラムの姿には大笑いしました(^^)
大物プロモーターといえど、ご機嫌を損ねるわけにはいかん相手に対しては、あんなものなんですねー。



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いよいよ明日、なおも入念な話題作り?

2020-02-22 07:38:38 | 海外ボクシング




いよいよ明日、ワイルダーvsフューリ-再戦ですが、ネバダのコミッションが、計量でのフェイスオフなしを決断、という記事。

先日、乱闘寸前まで行った、ってことですが、あちらのネットじゃ「茶番劇」とか言う向きもあるくらいで、正直言って「相変わらず、息ぴったり」くらいにしか思ってなかったんですが(笑)
記事にもあるタイソンと、れのルイスんときは、タイソンの方が「ホンマ」だったんでしょうが、今回は別に...って感じですね。両者とも大人というか、役者なだけで。

まあ、ホンマに余計な心配してるのか、それともこれも話題作りのひとつなのか。ようわからんですね。


ちなみにこれが19日の様子。





なんというか...例えば、柔道が「礼に始まり礼に終わる」っていうのと同じようなものだと思うんですがね。
これをやるのが礼儀、とは言わんでも、とりあえずやることになってるんでしょう(笑)。



で、試合自体についてですが、今のヘビー級の水準でいえば、重量的には平均より軽め、痩身ながら強打のワイルダーと、「薬臭さ」のないナチュラルな大型、変則ボクサータイプのフューリ-、どちらが自分の「型」に持ち込んで闘えるか、というところです。
ワイルダーは、相手が巧いと、けっこう「見る」んで、あの感じだとペースはフューリーが握るんだとは思いますが...もしワイルダーが一発狙いの闘い方を変えて、ジャブの数を増やしてくるとしたら...それが出来れば一番なんでしょうが。

何しろ劣勢だろうが一撃で、というワイルダーの怖さと、単に巧いだけでない、前回も最終回に倒されながら立って、逆にクリーンヒットで相手を怯ませたフューリーの底知れ無さ、どちらも普通の常識では語りきれないものがありました。
今回も、予測もつかない何事かを見られる、見せられるんではないか、という期待がありますね。

いよいよ明日、楽しみです。
ちなみにアメリカじゃ、PPVで見るのに8000円以上かかるって話ですが、それを聞くと、WOWOWってお得やなぁと、改めて(笑)。


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「ミライモンスター」松本圭佑、プロ入り発表

2020-02-21 10:22:14 | 関東ボクシング


松本好二の子息、松本圭佑プロ入り発表。昨日、会見があったとのこと。

「ミライモンスター」最多の9度出演、堤駿斗の壁に阻まれ続けるも、素質に恵まれたボクサータイプ。
一昨年は全日本選手権準優勝。昨年は五輪予選の有力選手のひとり...と思っていたら、関東予選で敗退していたんですね。
五輪を前にプロ入り表明、というのは、本人にしたら内心、無念な部分もあるのやも知れませんが、ファンの勝手を言えば、これはこれで楽しみだったりします。ホンマに勝手ですが。

「ミライモンスター」は9回全部見ました。これだけ数を見ると、情もわいてこようというものですが(笑)
しかし初めて見たのはミラモン番組ではなくて、G+か何かだったか、U15の試合映像だったように思います。

長身で、しっかり自分の距離を生かしていて、長短の切り替えが巧い。
一目見て、うわー、これはえらいこっちゃ、このまま伸びたら大変なことに...と驚いたのを覚えています。

プロになって、良いコンディションを作れて、身体が出来てきたら、という前提ではありますが、今後楽しみな選手です。
階級の選択に余裕を持って、じっくりと育ててほしいものだと思います。


で、その前には中垣龍汰朗もプロ入り表明。こちらも、名前は何度も目にしたアマチュアの有力選手。
国内のジュニア年代の大会のみならず、国際大会でも優勝しているので、実力はかなりのものなんでしょうね。



しかし、こうして見ていると、日本のボクシングは、関東の大手ジムと「それ以外」に人材の色分けがはっきり別れるようになりました。
以前からそうだと言えば返す言葉もありませんが、アマチュアの有力選手は帝拳、大橋、ワタナベ、角海老、三迫に集まる。
しかも、好選手の一部が、移籍して、これらの「5大ジム」に入る、というパターンも散見されます。
まあ、アマチュアの、或いは地方の好選手が、その国の、ないしは地域の有力マネージャーに「買われて」いく、というのは、ボクシングの強い国では普通に行われていることではありますが...。

そして、心情的にどうこう、というのを抜きにして言いますが「選手ファースト」で考えれば、ある一面において、これが一番、健全な形だと言わざるを得ない。それが現状だ、と理解もします。
どのような形であれ、出来るだけ多くの選手が、自身の可能性を最大限に生かした上で、そのキャリアを全うする様を見たい。
それがかなうのであれば...と。色々、残念に思いもしますけど。



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ということで、一曲。
Bird Bear Hare and Fish “Work” です。






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エマヌエル・ロドリゲス、一階級上での挑戦なるか?

2020-02-20 04:45:48 | 海外ボクシング



エマヌエル・ロドリゲス、一階級上げてWBC王座挑戦か、という記事
プエルトリコの現地紙が報じているそうですが、WBC王者レイ・バルガスとの対戦について、ロドリゲスのプロモーターが「日時以外は合意」した、と語っているそうです。

この現地紙、確か井上、ロドリゲス戦をプエルトリコ開催、と書いてた覚えがありますが...とはいえ、ウソは書いてません。そのときも、プロモーターが言った、と書いただけですので。
まあ、今回もよく読めば同様ですが...DAZNのカードに出ていたバルガスは最近、アル・ヘイモンのPBCと契約したとのことで、PBC傘下の、近隣階級におけるトップボクサーであるロドリゲスが浮上した、というのは、いかにもありそうな話ではあります。

記事にもある通り、WBCバンタム級の指名挑戦権...というより、それを争う権利さえ与えられなかった彼への処遇は、ちょっと異様なものがありました。
内実など知らないですが、これで何も無しだったら、体重超過のネリーと闘わなかったことで「制裁」されたも同様ですから。

もしロドリゲスが世界タイトルに絡むことが出来るとしたら、本部がプエルトリコにあるWBO方面からなのかな、と普通なら思うところですが、この辺はそうとも限らないようですね。WBOランキングには、ロドリゲスの名前は載っていません。
とはいえ、WBCで、しかも一階級上げていきなりタイトル挑戦の可能性があるとは、ちょっと意外な気もしました。

まだ確定ではないんでしょうけど...というのも気が早い、という段階の話かもしれませんが、何とか本当の話であってほしいなぁ、と思います。
ネリー戦のいきさつや、その後の処遇、そして井上戦の結果を抜きにしても、スタイリッシュで、パンチがあって、なおかつ見ていて気持ちの良い「勝負」をする、魅力ある選手ですので。



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ということで、一曲。
スピッツ「夜を駆ける」。






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新型肺炎、ボクシングへの影響は?

2020-02-19 21:43:59 | 井上尚弥

井上尚弥がファンとの握手や撮影を断らせてほしい、とツイッターに投稿した、という記事です。


グアム・キャンプを終え帰国した後、発熱して年間表彰式を欠席したと知ったときは、本当に心配しましたが、幸いにして新型肺炎に罹患したわけではなく、そこは安心しました。
しかし、彼の地元である、相模原で感染者が出たとのことで、脅威はすぐそこまで迫って来ている、と言えますね。

ファンサービスは大事でしょうが、ツイッター上で多くの、理解を示すリプライがついているとのこと。
これが一般的?なファンの理解とイコールかどうかは何とも言えませんが、事が事だけに...と願うばかりですね。


しかし、井上個人が無事であっても、それだけでは済まない事態もあり得るわけです。
記事にもありますが、この先、日本でさらに新型肺炎が蔓延した場合、陣営もろとも、応援団もアメリカに渡航出来なくなる可能性だってあります。

先日、東京マラソンが一般参加者を除いて開催されると決まりましたが、考えて見れば他のスポーツは?となると...。
今後、事態が悪化すれば、ボクシングの試合興行が中止に追い込まれる可能性も、ゼロとは言えないでしょうね。
ホールなんて特に、水道橋の駅からぞろぞろ歩いてきて、エレベーター数機、ないしは狭い階段で大勢が移動し、会場もコンパクトで、通路も狭い。
あの中に感染者がいたら、あっという間やな、と容易に想像出来てしまいます。

それこそ野球だって、屋外ならまだしも?ドーム球場でたくさん試合が行われます。そこに数万人が集って、時に声を張り上げ、応援歌を歌ったりもするわけです。
もし、感染者がこの中に数名居れば以下同文、というところでしょう。


この手の話って、先が見えないのが一番困るところですね。
井上にとり、せっかくのトップランク契約初戦、TVもWOWOWが生中継、と発表されましたし、なんとか無事に行われて欲しいものです。
ただ、下手したら五輪もどうかいな、という事態でもあります。困ったものですね...。




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動画が三つもある 木村翔、サビージョを倒し再起

2020-02-18 06:08:34 | 海外ボクシング



15日、フィリピンで、元WBOミニマム級王者メルリト・サビージョ相手に、木村翔が2回KO勝ちを収めました。
当日、動画探したらみっつもありました。
撮る位置、画質、実況?の有無など、それぞれですが、リングサイドから見上げるカメラ一台で撮影されたものが、一番画質が良く、迫力もあります。
反面、光の加減で暗く、見にくいところもちょっとありますが。

試合内容としては、力の差は歴然、故に少し打たせてしまう場面もあり、という印象。
しかし最後は、左フックが見事に決まってのKOでした。

ただ、場内の入りはガラガラ、映像もきちんとしたTV放送用のものが見当たらない。
どうなってるんやろう...と、ちょっと疑問です。
まあ、何も問題ないのならいいんですが、そうでないなら、今後は国内での試合も、選択肢に入ってくるかもしれませんね。


そんなわけで、動画三つ貼っておきます。もう皆さんご覧でしょうが。


これが一番迫力ありますが、KOシーンのとこ、スローにして音楽つける、という妙なことがしてあります。
余計なことせんでもええのに、と思うんですが。







これはリングの高さ目線での手撮り。






こちらは二階席?からでしょうか。




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