昨夜はホールにて「清貧実力派ランカーの祭典」こと、最強後楽園を見て来ました(^^)
完全ノーテレビということもあり、いっちょ見てみるかと。
第一回大会で、不運な判定に泣いたと言われる(私は試合映像を見ていません)
堀川謙一は、ライトフライ級2位の大内淳雅に2-0の判定勝ち。
堀川はこれまでにない?積極性を見せ、普段以上に攻撃的なボクシングで勝利しました。
敵地で勝つために、という意識が見えて、同時に従来の微妙な距離感も生きていて、
私は完全に堀川の勝ちと見ましたが、それでもドローの採点があるのが怖いです。
ついでに私の採点は78-74、堀川でした。
堀川のタイトル挑戦については、井上尚弥がタイトルを返上する(もう、した?)らしいので、
上位選手との決定戦になりそう、とのこと。帝拳の木村悠でしょうか。
技巧派対決ですが、試合を大阪に持ってこれるかなぁ...。
スーパーフライ級、戸部洋平が石崎義人に5回TKO勝ち。
戸部はちょっとボクシングがばらけている印象で、石崎の好打もありましたが
徐々に立て直してきた戸部が最後は右で倒しました。
石崎は善戦健闘するものの、またも上位の壁に阻まれました。
戸部と、千里馬神戸の帝里木下との対戦は、なかなか面白そうではありますが、実現するか?
スーパーバンタム級はドリームジムの中嶋孝文が、元暫定王者の変則、瀬藤幹人を
初回と4回に右で倒し、TKO勝ち。
三浦会長が育てた実力派、中嶋は良いバランスのボクサーファイターで、
瀬藤の重い右を警戒して押される場面もありましたが、瀬藤が反応しきれない
シャープな右で試合を決めました。見事。やっとタイトルマッチに歩を進めます。
大竹戦は楽しみですね。好ファイトになりそうです。
スーパーフェザー級は、注目のカシアス内藤ジュニア、内藤律樹が登場。
「ゾンビ」を自称?する猛ファイター、泉圭依知の猛攻に押されまくりましたが
インサイドから小さく鋭いパンチを決めて対抗。
序盤は足を使いましたが、3回くらいから足を止めて打ち返す形の展開になり、
スタンスも乱れてきつそうでしたが、パンチの効果と精度で競り勝った感じ。
遠目に見ていると泉の手数が目につきますが、リングサイドから見ると、
そういう採点になったのかな、という試合でした。
ついでに私は76-76、泉がバッティングで減点されたぶん、内藤。
内藤は左の切れ味、動きの柔軟さが目を引く逸材ですが、
金子大樹挑戦は、ちょっとまだ早いか、という感じ。
泉の健闘には脱帽。今時、あんな凄いラッシャーがいるとは驚きでした。
バッティングの減点はありましたが、見ていて汚い印象はありませんでした。
敗れてなお、拍手ものの選手でした。
スーパーウェルター級の十二村喜久は、佐々木左之介の欠場により不戦勝。
しかし日本タイトル挑戦権を得るためには、前日計量をパスしている必要があり、
十二村は154ポンドをクリア。来月29日、湯場忠志に晴れて挑戦とのこと。
で、全試合終了後の表彰式には、試合するときと同じく、トランクスにリングシューズで
リングに登場、優勝トロフィーとかをもらってました。
しかし、試合もないのに体重作れとか、まあルールなんですからしょうがないけど、
けっこう厳しいんですねえ。先月、香川での件なんかでは、ええ加減という言葉では
表現しきれんような出鱈目を認めたくせに...と、ちょっとイヤミ(^^)
まあそれはおいといて、実力者同士の試合を勝ち抜いてタイトル挑戦権を勝ち取ろうと集った
各選手の闘いは、その気概、意気込みが見えて、どれも非常に見応えのある試合ばかりでした。
以前「ビータイト」は観戦したことはありますが、最強後楽園は今回が初めてでして、
これは来年もまた、こっそりお邪魔するかな、なんて思っております。
最後に、堀川が勝って、ホントに良かった...(^^)