赤穂亮の次戦が、ルイス・ネリーかジョンリエル・カシメロか、という話は、9月3日、初回KO勝ちの後に石井一太郎会長がコメントし、動画も上がっていました。
その後、ネリーがかつてオマール・ナルバエスや井上尚弥、カリド・ヤファイにに挑んだダビ・カルモナと対戦が決まり、続いてカシメロが、赤穂戦は12月3日、と表明しました。
Boxing: Casimero says he is facing Japan's Akaho on Dec. 3 https://t.co/vc2dSIzNIS
— ABS-CBN News (@ABSCBNNews) September 29, 2022
日本か韓国か、というコメントをしていますが、そういう二択があり得るのか、とちょっと驚きです。
少し前に、大橋ジムが主催興行を韓国で行う、という話がありましたが、韓国のボクシング界も、徐々に復興への途上にあるということなんでしょうかね。
もっとも、昔の日本における相撲や柔道の如く、腕に覚えのある若者が片っ端からボクシングジムの門を叩く、というノリだった、かつての韓国ボクシングの隆盛が再現されることは、おそらくないでしょうが...。
それはさておき、日本でやるとなると、その興行規模が、カシメロの報酬をまかなえるものになるかどうか、ちょっとわかりません。
さりとて、このカードを井上尚弥、バトラー戦のアンダーに入れたら、ごちゃごちゃうるさい、という感じになりましょうし。
カシメロがこのカードを受けた理由としては、赤穂と親しい関係にあるノニト・ドネアの後押しがあったかもしれませんし、また、日本の人気選手を倒せば、井上尚弥挑戦へアピールが出来る、いわば最短ルートである、という算段もあるのかもしれません。
今の彼のマネジメント体制が、彼の闘志に充分に応えて支え、闘いに集中出来る状況を整えうるものであれば、その実力や勝負度胸を侮るわけにはいきません。
その辺の答えは、赤穂との試合で見られることでしょう。
さて、いざやるとなったら、激しい打ち合いになりそうですが、試合としてあまり良い「絵」にならないんではないか、と危惧もします。
ちょっとごちゃごちゃするんやないかなあ、というか。まあ、白黒はっきり着いてくれたら何より、ですかね。
基本、カシメロが復調していれば、予想はカシメロ有利かと思うんですが、スーパーバンタムで闘う、ほぼ初めての機会が、トリッキーで果敢、えらく思い切りの良いスインガー、赤穂亮相手というのは、カシメロにとってそれなりの困難だったりするかもしれません。
何にせよ、日本でやるなら、出来ればライブで見られますように、と願いますが...はてさて、どうなりますやら。