昨日も触れた「世界」ウェルター級タイトルマッチの話ですが、テレンス・クロフォード、エロール・スペンスの両者がコメントを出し、正式に決まったとのことです。
杉浦大介氏のTweet。BoxingSceneの記事です。
エロール・スペンス Jr.とテレンス・クロフォードがそれぞれのSNSで直接対決を正式発表。7月29日、ラスベガスのT-モバイルアリーナ。Showtime PPV。現代のレナード対ハーンズ戦がついに実現へ。 https://t.co/g7qVuSjSIk
— Daisuke Sugiura 杉浦大介 (@daisukesugiura) May 25, 2023
こちらはPBC公式のTweet。
#SpenceCrawford is OFFICIAL‼️🥊 @ErrolSpenceJr vs @terencecrawford📆 July 29📺 @ShowtimeBoxing PPV📍 @TMobileArena pic.twitter.com/A8U1o9bifh
— Premier Boxing Champions (@premierboxing) May 25, 2023
現代のレナード、ハーンズというのは、両者無敗で、超一流同士という点で見れば、まさしくその通り。
両者のレベルの高さも、あの時代におけるレナード、ハーンズの卓越度にも迫るものがあります。
ドナルド・カリーvsミルトン・マクローリー戦よりは、僅かに上でしょうか?
少し違うのは両者の年齢、キャリアです。
選手寿命が延びている現代とはいえ、さすがに36歳と33歳は、ベテラン同士の対決、と表現せざるを得ないでしょうね。
しかし、本当にもう実現しないだろうと思っていた一戦ですが、とにかくやらずにおしまい、とならなかったことを、まずは喜びましょう。
あとは、両者ベストの状態でリングに上がってくれることを願うばかり、ですね。
もう10年近く前のフロイド・メイウェザーvsマニー・パッキャオ戦と比べると、興行規模の話をすればだいぶスケールが落ちますが、試合内容への期待は、むしろこちらの方が上です。
思えば、あのPPVビジネス、その飽和の頂点としてしか位置づけられない一戦と、その悪しき影響の影を、この10年近く、しみじみと見続けてきたような気がします。
そして、その「影」のひとつが、これまで何度も繰り返された交渉不成立、というかそれ以前の交渉さえ無し、という状況だったわけですが、今回、ようやくひとつなりとも、それが払拭された、と言っていいのではないでしょうか。
しかし、昨日の時点でもいくつか同じ意見を目にしましたが、7月下旬は25日にスティーブン・フルトンvs井上尚弥があり、そして日本時間の30日にはこの試合がある。
とんでもないことになりましたね。思わず顔がほころびます(笑)。
放送、中継はWOWOWさん(こんな時だけ「さん」がつく)がやってくださることでしょう。もちろんオンデマンドのみ、ではなくてTVの方で。
スタジオゲストに、ほとんど傷の無い顔で井上尚弥が出演、というのがベストですが(笑)はてさて、どうなりますか。色々楽しみですね!