さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

カネロ、調整試合?にもならない楽勝

2021-02-28 14:19:53 | 海外ボクシング




ということで、カネロ・アルバレスがアブニ・イルディリムに3回終了TKO勝ち。
DAZNで見ておりましたが、本当に、文字通りの楽勝でした。

カネロ、初回は一応、見るつもりだったようですが、ボディ打って、上はガードを叩いて、という感じで行っても、相手が本当に何もしてこない。
ガード堅いかな、という感じを受けたのか、2回からアッパーを上に打ってコンビに繋げたら、もう大半がヒットしてしまう。
3回、外から打ってた右をインサイドに通してみたワンツーで倒すと、この回終了後に相手が棄権、試合終了。

アブニ・イルディリムは、体つきこそごつく見えんこともなかったですが、見かけ倒しというか何というか。
3回終わったあと、コーナーで呆けたような顔してるの見て、こらあかんと思ったら、案の定でした。

せっかく、世界的なスター選手と闘える機会だというのに、かなわないとなれば、その通りに気から負けてしまう。
「トルコの闘う誇り」とか試合前に言ってもらってて、これじゃ駄目でしょう、と。
少なくとも、村田がもしこのリングにいれば、結果ともかくこんな負け方だけは絶対にしないと思います。


カネロは5月8日、ビリージョー・サンダースと対戦する前の調整試合という感じだったのですが、実際はそれ以下でしたね。
世にミスマッチ数あれど、これほどのものもなかなか無いでしょう。
ましてタイプも、右左もサンダースとは似ても似つかない。無冠戦にしても駄目、という感じでした。
試合前の大層な演出のときから、そんな試合やなかろうに、と白けた気分でしたが、その通りでしたね。


まあ、月額固定のDAZNだから、せっかくやってるもの見とこうか、てなものでしたが、従来のPPVとかだったら、このカードはTV局に撥ねられてしまっていたことでしょう。
このあたり、サブスクの良し悪しで言えば、悪い面が出た、というところなのかもしれませんね。



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新興の会社が入札で勝った テオフィモ・ロペス防衛戦は“Triller”社が落札

2021-02-26 16:11:07 | 海外ボクシング




「世界ライト級」王者テオフィモ・ロペスの「初防衛戦」は、IBF指名挑戦者ジョージ・カンボソスと決まっていましたが、興行権の入札になり、新興プロモーションの“Triller”社が落札した、とのことです。

普通に、王者ロペスと契約するトップランクと、挑戦者側?であるマッチルーム(カンボソスの試合は、DAZNでやってました)との争いなんだと思っていたら、第三者が落札とは意外でしたが、その金額、600万ドル超えというから驚きです。

ついでに2位がマッチルーム、3位がトップランクで、もしこの両者の争いだったら、この試合はDAZNでライブ配信が見られたのかもしれませんね。
従来の無風状態ならWOWOWでやってたんでしょうが、オンデマンド配信にはならないカードかなあ、と思うところです。

しかし、このTriller社が、実際にきちんと興行出来るのかどうか、放送ないしは配信などを入札額に見合うビジネスに出来るのか、まだ不明ですし、どうなりますやら、というところでしょうね。
順当にいけば、日本ではWOWOWで録画放送、くらいで落ち着くんでしょうが。

新興のプロモーションが参入し、選手が好条件を得られるのは何よりですけど、カードの人気とかけ離れた金額が飛び出すのは、後々いろいろ災いの元、という場合もありますんで、ちょっと心配な感じもありますね。
先のタイソン、ジョーンズ戦のイベントを手がけた会社で、本気でボクシング興行に乗り出す、というなら良いんですが、タイソンの名前があるイベントとはだいぶ旨みが違う、となったらあっさり放り出すかもしれませんし...。

とはいえ、上手くいけば良い話ではあります。
条件の向上も、進化や発展も、こういう話から徐々に進むものでしょう。
日本のボクシングは、外部のプロモーションに門戸を閉ざし続けていますが、いい加減に...ここから先は以下同文、ということで省きますが。



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またも、挑む側が先送り? ゴロフキン、村田戦は年末?

2021-02-25 19:48:26 | 関東ボクシング




またも?マークだらけの話のままですが、ゲンナジー・ゴロフキンの今後について、エディ・ハーンが語った記事

元がスペイン語なんですが、ゴロフキンとハイメ・ムンギアが先に組まれるようで、しかしそれは少し前の話のとおり、カネロvsサンダース戦、テイラーvsラミレス戦を避けるためか、5月には行われない、という話です。
「東京ドーム」という会場名と紐付けて?語られる村田諒太については、12月になる、という言及。
BOXING MASTERさんのブログでも、同様の話が紹介されていました
そちらによると、村田の方でも「一試合挟む」意向であるとのこと。


ハーンやマッチルーム社の都合と共に、村田や帝拳との間では、今のところこういう話になっている、という内容ですが、もしこれが本当だとしたら、傍目には「それは違うんじゃないですか」と思うところです。
簡単に言えば「挑む側」が、一試合挟む、先送り、という選択をしている点ですね。
やれるときにやらねば、出来る試合も出来ない、なんて、あまりにもよくある、ありふれた話のはずなんですが。


結局、こういう「ホンマ」の世界、という試合以外でも、形式上ウソではない「世界」と冠した試合をし、びっくりするほど高額の報酬を取っているらしい村田が、またも回り道というか(「延命」とまでは言いませんが)、そういう試合をもうひとつやりたい、と希望している。
こういうことをいつまで繰り返すつもりなんだろう、と、いい加減心配になってきます。

そのうち、また誰ぞ、王者クラスというには今ひとつ、みたいな相手に負けてしまって、進退どう、とやった上で再戦して...とかいう話になったら、さらに回り道というか遠回りというか、おんなじ事の繰り返しというか。
言い方悪いですが「令和のワジマ」を目指すつもりですか、と皮肉のひとつも言いたくなりますね。


今回、WOWOWのTV放送の方に出ていたエスキバ・ファルカンとの話もあるとかないとかですが、誰にせよ、めでたく勝てれば良いですけど...まあ勝つだろうと思い...たいですし、そう仮定して、コロナの状況も変わっていれば、年末に大興行、みたいな目論見なんでしょうね。
村田の、或いはそのシンジケートの要求は、帝拳側にとり、そういうことでないと応え得ないもの、なのかもしれませんし。

しかし、ゴロフキンやカネロ級の相手に挑む試合が、村田のプロボクサー人生の総決算とするなら、やっぱり出来るときにやっとかんと、と思います。
繰り返しですが、彼は肩書きはともかく、実質的には「挑む側」であるし、もうひとつ繰り返すと、そこ行くまでに「他」に負けて終わったんでは、結局「そこまで止まり」だったか、と見做されてしまう危険性もあるのです。
村田諒太にとり、何よりもそれが一番怖れるべきことではないのかな、と思えてならないんですが。

加えて言うなら、もしゴロフキンがムンギアに敗れたら、そこに挑むつもりなのか、或いはすんなり挑めるものなのか。
コロナの収束が、こういう相手との試合を後押しするともしないとも即断出来ませんし...。


まあ、何にせよ話だけ、というか、単なるプロモーターのコメント、話題、に過ぎないことではあります。
それにしても12月、ことによると大晦日ですか...好きですねえ、ホントに。
そんな日程で、ゴロフキンみたいな大物に試合させようとしたら、さらに大変なんじゃないですかねえ。

正直、村田とこの辺の話については、常識が通じない特殊なことばかりが多すぎるように思います。
もうそろそろ、やると決まったからには...という気分にさせてくれへんものかなあと、ずーっと思ってるんですが...。



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ということで、一曲。
陣内大蔵 “Moratorium Dancer” です。








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小原佳太、「逆輸入ボクサー」坂井祥紀と対戦決定

2021-02-24 20:46:03 | 関東ボクシング




本当に、一刻も早く収まって欲しいと願うばかりのコロナ騒動ですが、その状況下、国外から「あんまり強くない」選手を「お相手」として呼べなくなった影響もあってか、従来よりも、組まれて然るべき試合が多く組まれてもいる、そんな話の一環というか、続きというか。
痛し痒し、でもありますが、そういう話の最後の方、なのかもしれません。

まあ何でもいいですが、小原佳太が日本ウェルター級王座の防衛戦を決め、相手が横浜光ジム移籍後2連勝の坂井祥紀となりました
4月8日、後楽園ホールとのことです。


かつてメキシコの名匠ナチョ・ベリスタインの教え子として、メキシコのみならずアメリカのリングでも数多く闘った「逆輸入」ボクサーの試合ぶりは、A-Sign興行でも見たとおり、普通の日本的なスタイルとはだいぶ違う、ブロッキングとプレッシングを組み合わせた、技巧的かつ攻撃的なもので、見ていて様々に驚きがあり、目を引かれるものでした。

現状、その技量力量がどう、勝敗がどうという以前に、この選手が実際に小原佳太と闘ったら、どんな「絵」になるんだろう、と興味を持ったりもしましたが、それを見てみたい、と思っても、従来の感じだと、なかなか実現はしなさそうなものです。
しかし、そういうボクシングファンとしての感覚と違い、割とすんなり決まったな、という印象です。



残念ながら(と、はっきり言ってしまいますが)フジテレビが「後日深夜」関東ローカルで放送する興行であり、A-Signのライブ配信はあり得ないですが、勿体ないなと思います。
記事によれば、後楽園ホールで700人上限の客入れだそうですが、どうせ最高額3万円という、きついとこ全部観客に転嫁、というわかりやすい商売しか出来ないんでしょう。
それならA-Signのごとく、様々な方面に「展開」した方が、選手にとっては良いことが多いでしょうし、また伊藤雅雪、三代大訓戦に続き、そうするに値するカードでもあろうと思うんですが。
この辺、まだまだ旧弊の安穏蔓延る、という現状は、簡単には変わらないし、コロナ騒動が落ち着いたら、色々と「元の木阿弥」なあれこれを見せられるんやろうなあ、とげんなりするところでもあります。



まあしかし、カード自体は本当に、やって見せてほしいなあ、と思っていたものです。
小原が圧勝するかもしれませんが、坂井が簡単に引き下がらず...という絵も想像出来ます。
まったく違う来歴、そして立場ながら、共に米大陸のリングで闘い、今後また再び、三たび、さらになお...と目論んでいるウェルター級同士による日本タイトルマッチ、というのは、日本のボクシング、この辺のクラスにおいて、エポックメイキングな試合だと言えるかもしれません。
小國、和氣再戦が中止になった残念はありましたが、なかなか良いカードが決まってくれました。楽しみですね。




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ということで、一曲。
崎山蒼志 “Heaven” です。







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何もかも、ものの見事に予想の正反対 バルデス、ベルチェルトに完勝

2021-02-22 01:03:46 | 海外ボクシング




ということで昨日は早朝からDAZN、お昼過ぎからWOWOWオンデマンド、それが済んだ頃にG+と、ライブ配信・中継が続く一日でした。
おいおい感想を書いていこうと思いますが、まずは一番のビッグマッチから、簡単に。



WOWOWオンデマンドのミゲル・ベルチェルトvsオスカー・バルデス戦は、ものの見事に、事前の想像と正反対のことばかりが起こりました。

左がよく出て多彩だけど、小柄なせいで距離の優位性がなく、自分から当てに行かねばならぬ展開で、その分打たれる頻度も高め。
機動力に優れてはいるが、それを安定して発揮しているかというと、倒して勝った試合でも、割と波が目に付く印象。

私のそういうオスカー・バルデス観からして、それがさらに階級上げて、しかも相手がミゲル・ベルチェルトとなれば「大丈夫か」というのが、正直な感想でした。


しかし蓋を開けて見れば、階級を上げて3試合目でしたか、積極的に左を当て、丁寧に外して、という攻防の質に乱れがない。
終始安定していて、それ故に冷静でもあり。
序盤三つを左リードで取り、そのリードを元手に試合を回していく。

4回の左フック、9回のスイッチしての右アッパー、そして10回の左フック一撃は、どれも、出て来ざるを得ないベルチェルトをカウンターで捉える構図で、お見事としか言いようがありませんでした。
スピードのある技巧派が、リーチで勝る強打者を攻略する、速さによる距離の克服、というパターンの、お手本のような試合を見せられました。

そりゃ、これが出来ればベルチェルトだろうが勝てる、しかしそれをバルデスがやれるとはまったく思っておらず...本当に、この試合ぶりはただただ見事、脱帽するしかありません。
参りました、お見それしました、という気持ちです。
そして、世界一流のボクシングを、存分に見せてもらえた感謝もまた、そこに付け加えたいなあ、と。




ところで新装なったWOWOWオンデマンド、現地の不具合?で一度、映像が途切れましたが、すぐに復旧。
事なきを得て、それ以外は概ね快調でした。
ただ、やっぱり見逃し視聴は、少なくともその日のうちには出来ないようです。
今日、夜に放送があったのち、その番組をアーカイブに置く形なのでしょう。

まあ、旧来のBS環境で視聴している我々はまだいいですけど、今後、BS環境を持たずにオンデマンドのみで視聴契約をする方々なんかは、やっぱりその日のうちに見られるようにしてほしいでしょうね。
という自分にしてから、昼過ぎに用があって見られないが、夜のうちに(結果知らずに)試合を見たい、ということも今後、あり得るでしょうし。
その辺、まだTV放送に附随してくるものに過ぎない、従来の形を引きずっているのが現状のようですね。



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ということで、一曲。
Eve「お気に召すまま」。








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どんな敗北からも這い上がってきた 長谷川穂積、フェンシング天才少年に挑む

2021-02-21 07:57:58 | 長谷川穂積




ということで、ビッグファイトに新人王決勝がライブで見られる日にナニですが、長谷川穂積挑戦シリーズをご紹介。
今回はフェンシング天才少年に挑みます。

男は敗れても這い上がり、ひたすら勝利を目指して闘います。
その姿を見て、心震えずにはいられませんでした...(--;)←何やこの顔は。







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中止の話題は気が重いですが

2021-02-20 09:38:15 | 話題あれこれ




今週、あれこれと中止の話が相次いでいます。
まあ、海外に目を向ければ、もっと高い頻度で起こっていることですが。
国内でも、4月28日予定の小國以載、和氣慎吾戦が中止になりました

延期じゃなくて中止、小國が右拳を傷め、手術するという話のようで、つまりは重症だということですね。
再戦がやっと行われると思ったらこれですから、小國の落胆たるや...と思いますし、和氣にとっても同様ですね。
ラモナル招聘も現状、かなわないでしょうから、意欲を持って挑める「勝負」の試合を組むのも難しいところです。
国内のタイトルホルダー、勅使河原や古橋とのカードなども、ファンとしては期待しますが、簡単じゃないでしょうしね。



東京五輪のボクシング競技、世界最終予選中止、というニュースもありました。
欧州予選が4月予定から6月開催へと変更になり、世界最終予選を行う余地がなくなり、IOC傘下のボクシング・タスクフォースが、独自に決めたランキングの順位通りに出場選手を決めるので、ランキングで下の方にいる日本の選手の出場は絶望的、ということのようです。
まあ、それこそ本大会があるかどうかもわからない状況ですが、それ以前に、本来あるはずの予選がなくなる、選手にとって、これ以上つらい話はないでしょうね。

記事の最後に貼ってある、堤駿斗のTwitterは、前向きな言葉ではありますが、悲痛な思いも伝わってくるように思います。
この言葉通りに、彼の今後が、彼の「強さ」によって切り拓かれんことを願うのみ、です。



明日はベルチェルト、バルデス戦のあと、全日本新人王決定戦が行われますが、PCR検査で3名から陽性反応が出た、とのことです。
偽陽性の可能性もあり、再検査を行うそうで、然るべき対応をきちっと行える体制を作っていたJBC、まずは「ええ仕事」をしましたね。
しかし、結果がその通りだったら、またも無念の欠場となる選手が出ることになります。
本人はもとより、対戦相手も同様で、尽くせぬ思いを抱くことでしょう。



こういうことが出来るだけ起こって欲しくない、と願う...と同時に、さまざまなことを考え、思いもしますが...。
この状況が一日も早く好転してほしい、このままでは、本当にあらゆる意味で「保たない」だろうなあ、と心配です。
それでも闘う、闘える選手たちの健闘には、改めて勇気づけられることばかりです。
こういうときだからこそ、普段は見えないもの、普段見落としているものを、普段は見ない角度から、しっかり見ておこう、という気持ちでもありますね。



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ということで、一曲。
amazarashi「令和二年」。







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ビッグマッチのライブ配信続々 来月、あの試合はWOWOWが持っていく?

2021-02-19 08:50:36 | 海外ボクシング



ということで明後日、日曜は新装なったWOWOWオンデマンドにて、スーパーフェザー級のWBCタイトルマッチがライブ配信される予定。
ミゲル・ベルチェルトは同級最強と目されるひとりで、対するオスカー・バルデスは転級後、ちょっと不安な試合ぶりもあり、予想はベルチェルトに傾いているようです。

実際、フェザー級時代の試合ぶりから思い出しても、目を引くとことが多々ある反面、穴も不足も同様にあり、ベルチェルトに当てて大丈夫なんかな、という印象です。

しかし、メキシカン同士の注目対決、普通の予想通りに収まらない展開も当然あることでしょう。
従来のように、客数制限のない会場での試合を見たかったなぁ、と思いますが。



さて、この週末から月末にかけ、海外ボクシングの試合が続けてライブ配信されます。
とはいえ、ほとんどがDAZNで、WOWOWオンデマンドはこのベルチェルト、バルデス戦のみ...のはずでしたが。


まずはDAZNのボクシング配信予定。
21日早朝4時から、欧州ウェルター級タイトルマッチ、ダビド・アバネシアンvsジョシュ・ケリー戦。
元WBA暫定王者アバネシアンに、ハメド風の派手なボクシングで知られる若手、ケリーが挑む一戦。

続いて翌週、27日土曜日は早朝3時半から、欧州スーパーミドル級タイトルマッチ、ダニエレ・スカルディーナvsセサール・ヌネス。
同日、午後の15時半から、ニュージーランドの試合。元WBOヘビー級王者ジョセフ・パーカーvsジュニア・ファ。

この翌日がDAZN今月のメイン、カネロ・アルバレスvsアブニ・イルドゥリム。
アンダーにフリオ・セサール・マルチネスvsマックウィリアムス・アローヨ。


ビッグマッチの同日、或いは前日にもあれこれ配信があり、とてもじゃないが全部見られそうにありません。
「これ、全部カバーするのは絶対無理やなあ」と常日頃思う、サッカーの配信には遠く及びませんが、立て込むときは立て込むものです。



ところで来月にも、DAZNの配信予定がひとつ出ていて、3月13日土曜日「3時」とだけ表記がありますが、タイでシーサケット・ソールンビサイが、元ミニマム級WBA王者クワンタイ・シスモーゼンと対戦。
元王者とはいえ元々の階級がだいぶ下、日本でも3敗してるクワンタイ相手ですから、シーサケットが同日、米国で行われるエストラーダ、ロマゴン戦の勝者に挑戦するためのデモ試合、という趣でしょうね。


で、本来なら、DAZNで配信される「はず」の翌14日、ファン・フランシスコ・エストラーダvsローマン・ゴンサレス再戦ですが、DAZNにはまだ予定が出てません。
何でだろう、と思っていたところ、WOWOWエキサイトマッチの3月1日放送予定を見ると、昨年DAZNでとうの昔に配信済みの、エストラーダvsカルロス・クアドラス、ロマゴンvsイスラエル・ゴンサレス戦が改めて?放送されるとのことです。

あー、こりゃ、WOWOWが「持っていく」のかなー...と思っていますが、果たしてどうなりますか。
TV放送事業の片手間、という域を出なかった従来のWOWOWオンデマンドでしたが、いよいよこちらにも本腰を入れ、ボクシングのコンテンツも確保していかんと、というところなのかもしれませんね。

何なら、一歩進んで、このあたりのコンテンツとして、国内の好カードを充実させ、WOWOWオンデマンドで配信する、というような方向でも、動きがあってほしいものです。
扱うカードが減ったせいか、少し前には元格闘家と元ラグビー選手の試合まで放送してまして、あんなの流すくらいなら...と思わずにはいられません。
しかし、それはまた別の話として。


国内の興行は、緊急事態宣言のさなか、激減傾向にありますが、その代わりに海外の試合を、あれこれとライブで見られるのですから、大いに楽しみたいと思います。
小國、和氣戦の中止など、残念な話もあり、そうでなくてもいよいよあれこれ厳しくなっていきている国内の情勢は、本当に心配ですが...。



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ということで、一曲。
大沢誉志幸 “Blue Break Blue” です。








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名前が出るのも「メジャー」の証 中谷正義、ロマチェンコ戦の可能性あり?

2021-02-18 07:09:59 | 海外ボクシング




少し前の話題ですが、ボブ・アラムがインタビューで、ワシル・ロマチェンコ再起戦の相手候補として、中谷正義の名前を挙げたとのことです。

ロマチェンコは右肩の手術からの、中谷は眼窩底骨折からの回復期間が必要だ、という点も、両者の状況が合致する、と見るべき点かもしれません。
とはいえ、あくまで話だけですし、両陣営がどう判断するかなどにより、現実味があるかないか、まだわかりません。
ロマチェンコには130ポンド級に戻る話がありましたし。中谷の側も、単純に「やれるものなら」と考えるものかどうか。

しかし、現「世界ライト級」王者テオフィモ・ロペスとのカリビアン・ダービー?とでもいうべき試合も構想されていたという、プエルトリコのスター候補フェリックス・ベルデホをKOし(てしまっ)た中谷正義は、完全に、富と名誉を求めて世界中のボクサーが集う米大陸のリング、しかも好選手がひしめくボリュームゾーンの最たるものであるライト級シーンにおいて、メジャーな存在として認知されている。それだけは確かだと思います。
トップランク社という、大手プロモーションのトップのコメントは、間違いなくその証です。


荒川仁人や石田順裕などの頃から、ライト級以上でも世界上位の「リーグ」に参戦し、結果ないしは内容で良いものを残す日本人ボクサーが増えて来ましたが、ひとつ残念に思うのは、そこに至るまでに、所属ジムの興行事情に縛られる期間が一定以上あり、それがなければ、こうした場での「挑戦」がかなわない場合が多い、という点です。
中谷にしてからが、OPBFタイトル11度防衛の後、やっとロペス戦が実現し、その後引退、移籍を経て、という具合です。
今のところ、目に見えて疲弊や衰えが見える段階ではありませんが、もう数年早く、このレベルの経験が出来ていれば、という点は、今の中谷の活躍に目を奪われつつ、心の片方にて思うところ、ですね。


話は戻って、一時はリチャード・コミーと、なんて話も見たような記憶がありますが、ロマチェンコと対戦となれば、そしてこれに勝とうものなら...と、夢は膨らみます。
その場合、中谷本人の希望とは違い、ロペス転級後の、空位になったタイトルの決定戦になるのかもしれませんが。
本人の思いを知れようはずもないですが、そうなったとしても、充分に大きな夢の実現だと思える試合です。
いや、それ以前に、中谷正義の今後が、こういうレベルの話になっていること自体、ファンとしては夢のようだ、とも...。



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ということで、一曲。
The Roosters “Good Dreams” です。






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丸田陽七太、王座奪取試合は19日金曜深夜に放送

2021-02-17 00:43:55 | 関東ボクシング



先週木曜日、佐川遼を破って王座奪取の丸田陽七太、対佐川遼戦の放送は関東ローカル深夜録画で、13日深夜予定でしたが、宮城、福島両県の地震速報のため、放送自体がなくなったそうです。
録画を依頼していた関東在住の友人にそう知らされてがっくりきていたところでしたが、フジボクシングのTwitterによりますと、日を改め、19日金曜日深夜に放送されるとのことです。

改めて、要チェックです。取り急ぎ。

ところでセミの重岡優大、堀川龍戦がどの程度流れるかも気になりますね。
まるでカオサイ・ギャラクシーの如き、左の重さを押し立てる闘いぶりには、良い意味でも悪い意味でも驚かされましたが...。



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