ということで、カネロ・アルバレスがアブニ・イルディリムに3回終了TKO勝ち。
DAZNで見ておりましたが、本当に、文字通りの楽勝でした。
カネロ、初回は一応、見るつもりだったようですが、ボディ打って、上はガードを叩いて、という感じで行っても、相手が本当に何もしてこない。
ガード堅いかな、という感じを受けたのか、2回からアッパーを上に打ってコンビに繋げたら、もう大半がヒットしてしまう。
3回、外から打ってた右をインサイドに通してみたワンツーで倒すと、この回終了後に相手が棄権、試合終了。
アブニ・イルディリムは、体つきこそごつく見えんこともなかったですが、見かけ倒しというか何というか。
3回終わったあと、コーナーで呆けたような顔してるの見て、こらあかんと思ったら、案の定でした。
せっかく、世界的なスター選手と闘える機会だというのに、かなわないとなれば、その通りに気から負けてしまう。
「トルコの闘う誇り」とか試合前に言ってもらってて、これじゃ駄目でしょう、と。
少なくとも、村田がもしこのリングにいれば、結果ともかくこんな負け方だけは絶対にしないと思います。
カネロは5月8日、ビリージョー・サンダースと対戦する前の調整試合という感じだったのですが、実際はそれ以下でしたね。
世にミスマッチ数あれど、これほどのものもなかなか無いでしょう。
ましてタイプも、右左もサンダースとは似ても似つかない。無冠戦にしても駄目、という感じでした。
試合前の大層な演出のときから、そんな試合やなかろうに、と白けた気分でしたが、その通りでしたね。
まあ、月額固定のDAZNだから、せっかくやってるもの見とこうか、てなものでしたが、従来のPPVとかだったら、このカードはTV局に撥ねられてしまっていたことでしょう。
このあたり、サブスクの良し悪しで言えば、悪い面が出た、というところなのかもしれませんね。