蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

コンカッション

2017年02月15日 | 映画の感想
コンカッション

ナイジェリア出身の監察医オマル(ウイル・スミス)は、自殺した往年のアメフトのスター選手の検視をするうち、現役時代の(タックル等による)脳へのダメージにより(彼の自殺の引き金となった)頭痛や不眠、せん妄症状が引き起こされたとの結論に至り、論文にして発表する。競技人口の減少を恐れたNFLは、この論文を否定しようと躍起になるが・・・という話。

「コンカッション」は、脳震盪のこと。まさか邦題を「脳震盪」にはできないだろうけど、もうちょっと工夫してもいたいなあ。

まあ、型通り?に面白い映画ではあったけど、実話に基づくこともあって、NFLが、主人公やその上司に対して行う妨害工作等がマトモすぎるというか、あまり映画的迫力がなくてサスペンスが感じられないし、主人公の葛藤に深みがなかったように思う。

現実世界では、このような事件が明るみにでて、時の大統領が(実際には彼には娘しかいないが)「自分の息子がいたらアメフトをさせるのを躊躇するかも」みたいなコメントをしたらしいけど、彼はどっちかというとバスケや野球の方にご執心だったような・・・


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