蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

ビューティフル・デイ

2019年09月16日 | 映画の感想
ビューティフル・デイ

元軍人のジョー(ホアキン・フェニックス)は人捜しの達人だが、得意の獲物はハンマーで残忍な手口でも知られる。
ジョーは病身の母親と二人暮らしで、軍隊時代などのPTSDに苦しんでいた。
上院議員から誘拐された娘の奪回を依頼されるが・・・という話。

説明的部分が非常に少なくて、観るほうのイマジネーション能力が問われるようなアート系?作品。BGMが非常に効果的でアート感?をさらに高めるが、エンディングの尻切れトンボ感はちょっとね、という感じだった。

過去の記憶に苦しめられ、家族に弱点を抱えるが、几帳面で計画性も高く、仕事を着実に、かつ、必要なら残忍な方法もためらいなく実行する・・・というのは、小説や映画によく出てきそうな犯罪者像で、ありふれているともいえる。しかし、本作ではそういう典型的なダークヒーローを、あまり見た目がカッコいいとはいえないホアキン・フェニックスにスタイリッシュ?にカッコ良く演じさせていた。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 明治国家のこと | トップ | 誰が音楽をタダにした? »

コメントを投稿

映画の感想」カテゴリの最新記事