蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

ザ・センチネル

2007年05月30日 | 映画の感想
米大統領警護のシークレットサービスの中にモグラがいて、大統領暗殺を狙うグループと通じているらしいことがわかる。
主人公二人(マイケル・ダグラス、キーファー・サザーランド)はともにシークレットサービスのメンバーだが、マイケル・ダグラスはモグラであると疑われる。

実はマイケル・ダグラスは大統領夫人と不倫関係(この臆面もない設定がすごい。しかしマイケル・ダグラスならそんなこともしかねんな、と妙に納得できてしまった。キャスティングの妙??)にあり、それを隠しつつ疑いを晴らすのが難しいという状況にある。

と、この辺までが前半で、ここまではけっこう面白く見られた。しかし、マイケル・ダグラスが逃亡を始めてから(本来ならここから盛り上がってクライマックスへ・・・のはずなのに)急激にグレードダウンした感じになる。

普通、見ている人には疑いをかけられている者が無実であることが明かされている場合、その容疑者を追っているもう一人の主人公格(この映画ではサザーランド)が、真のモグラであるというパターンが多いが、この映画ではそんな単純なひねりすらなく、モグラは主人公たちの上司だという、なんとも陳腐なストーリーだった。

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