蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

幸せへのまわり道

2021年03月27日 | 映画の感想
幸せへのまわり道

雑誌記者のロイドは、かつて家族を捨てた父を憎んでいた。父は関係を修復しようとロイドに接近するが、ロイドは許すことができない。ロイドは子供番組の司会者で国民的な知名度のあるロジャースの記事を書くことになり、インタビューを行う。ロジャースはロイドの屈託を簡単に見抜き解決を図ろうとする・・・という話。

ロジャースは実在の人物とのこと。映画で描かれる彼は、決して怒らず、妻や仕事仲間との関係は円満で、聖人のような人格。そんなロジャースが実は(有名人の家族であることを苦にしている)子供との関係には悩んでおり、ラストシーンではうっぷん晴らしをしている様子が挿入されていたのが味わい深かった。

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