蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

ギルバート グレイプ

2006年02月12日 | 映画の感想
ジョニー・デップが「パイレーツ オブ カリビアン」に出演したことには若干失望した(実際、この作品での演技はぱっとしなかった)。

しかし、昨年「シークレットウインドウ」を見て、見直した。この作品でのジョニー・デップはとても魅力的だった。

彼の出演作はたいてい見ているのだけれども、「ギルバート グレイプ」はたまたま今まで見たことがなかった。
アメリカの田舎で、夫を亡くしてから身動きできないほど肥満した母親と知的障害がある弟たちの面倒をみながら暮らしているギルバートは、キャンピングカーで訪れた女の子とつき合い始め、母と弟に縛られている日常に次第に嫌気がさしてきて・・・という話。

ジョニー・デップが、家族と外から来たチャーミングな女の子の間で微妙にゆれる心理を見事に表現している。夫の死からどうしても立ち直れない母親が、それでも家族への厚い愛情を示す場面もよかった。

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