蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

極道めし

2012年09月09日 | 映画の感想
極道めし

刑務所で同じ房になった5人が、お正月に出されるおせち料理を賭けて、いままでの人生で一番うまかった食べ物にまつわる経験を話す(聞いている人の喉をごっくんといわせた数が多い人の勝ち)というゲームをする。

思い出の食事は、全員が母親か恋人が作ってくれた料理。

・警察に追われて実家に逃げてきた時に、母親が自家栽培のトマトやトウモロコシ、卵で作ってくれた食事(特にトマトのごまあえ?)がうまそうに見えた)。

・連れ子と愛人とで食べた海辺のバーベキュー(これはイマイチ)

・惚れたスナックのママが作ってくれたカレーソースのオムライス(これもあまりうまそうに見えなかった)

・母親が愛人と逃げ出す直前に作ってくれたホットケーキ

・同棲していた女の子が別れ際に作ってくれたインスタントラーメン(これは、とってもうまそうだった)

・とれたて?の牛肉で作った甘いみそだれ?のすき焼き

出所した男が別れた女の子がやっているラーメン屋を訪ねるシーンで、かつての愛人が出所してそこに来ていることに(女の子が)気づいていたのかそうでなかったのか、は、はっきりとは示されず、余韻のあるいい終り方だと思った。

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