蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

ドロレス・クレイボーン

2008年07月20日 | 本の感想
ドロレス・クレイボーン(スティーブン・キング 文春文庫)

映画「黙秘」を見て、原作本をさがしたのですが、なかなか見つかりませんでした。
文春文庫で著者がキング、という超メジャーな組み合わせでも、発行から10年もすると書店の棚からは駆逐されてしまうものなのですね。大型書店にもいくつか行きましたがありませんでした。

しかし、会社の近くの本屋で別の本をさがしていたら、たまたま本書が棚にあり、購入することができました。
奥付けを見ると初版、初刷の本のようで10余年本屋の片隅で買ってくれる人を待っていたんだなあ~と、しばし感慨にふけりました。(もしかして今時の本屋としては在庫管理が悪いということかも?)

原作と映画にはけっこう差があり、原作はひたすらたくましい母親像を描いていくのに対して、映画では母娘関係が軸になっていました。
主役のドロレスは映画よりさらに元気いっぱいで、最初から最後まで一人でしゃべりまくります。というよりキングの本ってどれもうんざりするほど饒舌ですよね。
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