蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

ディックアンドジェーン

2006年11月08日 | 映画の感想
主人公は大手IT企業(だった思う)の広報担当部長に抜擢されるが、そのとたん会社は不正経理がバレて倒産。社長は持株を売り逃げる。
財産のほとんどが自社株だった主人公は大企業に勤めていたプライドが災いして再就職できない。やがて家計は破綻し、主人公と妻は強盗で生計をたてる。強盗稼業が板につき(?)何とか一息ついた主人公は(元)社長の財産を横取りしようと策を巡らすが・・・

ジムキャリーって、「この人(演技じゃなくて)本当にヘンな人なのでは?」と思わせるほどのギャグが売り物だと思うのだが、この映画ではおとなしい普通のコメディアンという感じ。

映画のラストで(映画の中で倒産した会社のモデルと思われる)エンロンやタイコの経営者への非難のメッセージがクレジットされる。この映画はジムキャリー自身のプロデュースらしいが、もしかして、ジムキャリーはこういった「不正経理会社」の株主で、この映画はある程度実体験に基づいていたりして??

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