蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

世にも奇妙な君物語

2019年01月07日 | 本の感想
世にも奇妙な君物語(朝井リョウ 講談社文庫)

著者は、TV番組の「世にも奇妙な物語」のファンだそうで、番組と同様なテイストの“奇妙な”5つの短編で構成された短編集。

どれも落し話なのだが、むしろ序盤から中盤の盛り上げ方がうまくて、オチの部分は、盛り上げた割には・・・とちょっと物足りなかったような気がした。
ただし、幼稚園の保父さん(なんて今は言わないのかな?)を主人公にした「立て!金次郎」のオチは「これはうまくダマされた」と思える意外感があった。
コメント
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