「ミリオンガール」が終わってしまい悲しいです。
良い感じで毛色の違う漫画だと思っていたのですが、つくづくアンケートを出し損ねたのが悔やまれる。
入れ替わりで来月から始まる「野ばらの森の乙女たち」に期待してみます。
■しゅごキャラ!アンコール! 第3話「やや&海里」
最終回の感想も書けずじまいでアレなので、一言だけ。
Aチェア様:
「ずーっとエースエースって」
「『やや』っていうかわいー名まえがあるんですけどーぉ」
すみません。私もずっと「Aチェア様」と呼んでました。
仕方ないんです。Aチェア様には、ご自分が憧れ対象であり崇められ対象であるご自覚をもっていただきたいんです。
でも「ややセンパイ」という呼称はそれなりにゾワゾワするものが。センパイセンパイ。
■わたしに××しない Mission.13「わたしの首すじをかみなさい!」
雪女と水野さん、果たしてどちらが人として狂っているのか悩んでみましたが、どっちも頭おかしいという結論に至りました。
分不相応にも自己主張するのなら、水野さんの方が好みです。
この人、怖い。惚れてしまいそう。
■初恋ランチボックス 第6話「やせたい女子」
「よく食べる、中1」のキャラ紹介でお馴染みのサエさん、今日も暴飲暴食していたところ、意中の彼が誰かの自作弁当を持ってきた。
漂う不穏な空気。
サエさんの容赦ない拷問の結果、件のお弁当は彼の妹分の女児様からいだたいたものと判明。
サエさん:
「なぁんだ、そっかぁ…」
「たしかにこりゃことわれないよね」
愚かな…。可愛い若い娘にお弁当こさえてもらって、心揺るがない男子生徒がいるとでも。
数瞬後、己の陥った絶対的危機に気がついたサエさん、対抗してお料理することに。良い子です。
劇中で「(異性的に)可愛い」と評されてる数少ない「なかよし」ヒロイン様なのに、努力も怠らない。
これでモテなかったら何かが間違ってる。
今回の本題は、肥満気味の娘さん。
男を落とすために痩せたいと訴える彼女に、サエさんは無情に言い放つ。
必要なくない?いまのままでも魅力的…
娘さん:
「…サエちゃんはいいよ」
「もともとかわいいし、いくら食べても太らないし…」
ごもっともすぎる。サエさんが言っても説得力のかけらもありません。
最終的には上手いこと男を籠絡することに成功しましたが、でも別に痩せて悪いことでもない。
過剰な絶食は論外としても、娘さんは食生活を考えた方がいいような…。
今回のレシピ、さりげなく「カロリー控え目で作ろう」と述べられていましたが、あれは精一杯のメッセージだったのかもしれない。
■ミリオンガール LAST GAME「いちばん大切なもの」
最終決戦。借金女王・琥珀さんが挑むのはいたってシンプルなゲームです。
「王冠」と「ドクロ」のカードを2枚用意する。
机に伏せる。1枚選ぶ。選んでない方を刃物で突き刺す。選んだ方をめくる。「王冠」を選んでたら勝ち。
シンプルです。
疑いようのないほどシンプルです。
ただちょっと「机が上空高くに競り上がってしまうため、肝心のカードが目視できない」だけ。
琥珀さん:
「…カードが見えなくなった」
ちなみに、カードの確認をするのは対戦相手です。
当然、対戦相手も机と一緒に上空に。手元なんて見えません。見せる気もないです。
もっと言えば、このルールを考えたのも対戦相手その人です。
琥珀さん:
「いま まさにカードがすりかえられているはず…!」
自明の結論。
もはやイカサマと呼ぶのも悲しくなるほどの、正々堂々たるイカサマぶり。
ダメだ、ルールを作ってる奴には勝てない。
しかし琥珀さんはくじけなかった。
事前に情報を仕入れていた彼女は、決勝戦の舞台を、学校の冷房室外機の真ん前に指定してみた。
折しも季節外れの夏日。ほどなく室外機が起動し、カードはどこぞに吹き飛ばされてしまいました。
…琥珀さんが選んだカードだけ。
琥珀さん:
「残ったカードが王冠かドクロかわかれば あたしがどっちを選んだかわかるはずよね」
非の打ちどころのないロジックです。
まぁ「2枚ともドクロにすり替えているはずだ」という読みを外していたら終わってましたが(左右を入れ替えられてただけだったら、どうする気だったのか)、そこは賭けに勝った。
対戦相手の方も愚かな…。
あまりにもシンプルなルールだったので、ついうっかり。
「机がド派手に競り上がる(結果、上空の室外機の真ん前に)」「カードを刃物で突き刺す演出(おかげでそっちだけ吹き飛ばない)」なんて見せ場を作ったばっかりに。
こうして琥珀さんは一億の借金を無事に完済。
副賞の「大富豪の嫁になる」オプションはノータイムで辞退。
この娘さんは、最後の最後まで金しか頭になかった。格好良い。
そしてどこかの賭博中毒と違い、すっぱり足を洗って正常社会へ。
「なかよし」さんには珍しい清々しいヒロイン様でした。
願わくば再び借金地獄に転落し、第2部が始まることに期待したいです。
■ハートキャッチプリキュア! 第4話
花咲さんの初恋にして絶賛恋愛中の生徒会長さんのお話。
既にテレビで放送されている通り、道場を継ぐために女子要素を捨てて頑張ってたところをデザトリアン化。
そこはどうにか乗り切ったものの、やっぱり可愛いものには抵抗がある。
嫌いなわけじゃない。むしろ可愛いのは好き。でも強くなるためには可愛い服なんてダメだ!そんなの着たら、弱くなる!
蜘蛛兄さん:
「服のせいにするのはまちがいぜよ」
「漢なら……裸一貫で勝負じゃき」
本当に、どうしようもないほどに正論を言う人だ…。
「外見だけ変えても変わったことにならない」のテーマ通り。
服を着たから変わるなんて、そんなことはないんです。
…砂漠の皆さまは、一体どういう位置づけ何だろう。
彼らの主張は、見事にテーマに則していて「悪」に見えません。
サバーク博士の設定といい、この人たちは普通に良い人で、何か秘めた目的でもあるんじゃなかろうか。
そして「劇中善」のプリキュアさんも、きっちり回答を示してみる。
生徒会長さん:
「ずっと男のように強くなりたくて…」
「外見にまでとらわれていた…」
「でも…綿毛みたいなふんわりカレンな女の子たちが」
「カワイイ服でもとてもりりしく戦っているのをみて…」
生徒会長さんの悩みは、「プリキュア」さんのコンセプトとあからさまに矛盾している。
10年前なら説得力あったかもしれないですけど、今では「え?普通に可愛い格好して戦えばいいんじゃ?」となってしまう。
もはや悩みそのものが時代遅れ。30年前のお子様と10年前のお子様では、後者の方が進歩しているように、10年前と今で同じことやっててもしょうがない。
違和感を覚えていた部分を、漫画版ではしっかり押さえてくれてて大喜び。
しかもプリキュアさんがちゃんと解決に役立ってる。
そんなわけで生徒会長さんは悩みを解決なされました。
ところで今回、来海さんも持論を強調されていた。
来海さん:
「あたしの持論『外を変えたら中身も変わる』」
これはこれで真実。
「プリキュアに変身する」という最も象徴的な「変化」には、「プリキュアになっただけじゃダメだ」と「頑張ってもどうにもならないそんなとき、プリキュアになりたい」の両面があるはず。
前哨戦が終わり、本格的に物語が動き出したら凄いことになりそう。
良い感じで毛色の違う漫画だと思っていたのですが、つくづくアンケートを出し損ねたのが悔やまれる。
入れ替わりで来月から始まる「野ばらの森の乙女たち」に期待してみます。
■しゅごキャラ!アンコール! 第3話「やや&海里」
最終回の感想も書けずじまいでアレなので、一言だけ。
Aチェア様:
「ずーっとエースエースって」
「『やや』っていうかわいー名まえがあるんですけどーぉ」
すみません。私もずっと「Aチェア様」と呼んでました。
仕方ないんです。Aチェア様には、ご自分が憧れ対象であり崇められ対象であるご自覚をもっていただきたいんです。
でも「ややセンパイ」という呼称はそれなりにゾワゾワするものが。センパイセンパイ。
■わたしに××しない Mission.13「わたしの首すじをかみなさい!」
雪女と水野さん、果たしてどちらが人として狂っているのか悩んでみましたが、どっちも頭おかしいという結論に至りました。
分不相応にも自己主張するのなら、水野さんの方が好みです。
この人、怖い。惚れてしまいそう。
■初恋ランチボックス 第6話「やせたい女子」
「よく食べる、中1」のキャラ紹介でお馴染みのサエさん、今日も暴飲暴食していたところ、意中の彼が誰かの自作弁当を持ってきた。
漂う不穏な空気。
サエさんの容赦ない拷問の結果、件のお弁当は彼の妹分の女児様からいだたいたものと判明。
サエさん:
「なぁんだ、そっかぁ…」
「たしかにこりゃことわれないよね」
愚かな…。可愛い若い娘にお弁当こさえてもらって、心揺るがない男子生徒がいるとでも。
数瞬後、己の陥った絶対的危機に気がついたサエさん、対抗してお料理することに。良い子です。
劇中で「(異性的に)可愛い」と評されてる数少ない「なかよし」ヒロイン様なのに、努力も怠らない。
これでモテなかったら何かが間違ってる。
今回の本題は、肥満気味の娘さん。
男を落とすために痩せたいと訴える彼女に、サエさんは無情に言い放つ。
必要なくない?いまのままでも魅力的…
娘さん:
「…サエちゃんはいいよ」
「もともとかわいいし、いくら食べても太らないし…」
ごもっともすぎる。サエさんが言っても説得力のかけらもありません。
最終的には上手いこと男を籠絡することに成功しましたが、でも別に痩せて悪いことでもない。
過剰な絶食は論外としても、娘さんは食生活を考えた方がいいような…。
今回のレシピ、さりげなく「カロリー控え目で作ろう」と述べられていましたが、あれは精一杯のメッセージだったのかもしれない。
■ミリオンガール LAST GAME「いちばん大切なもの」
最終決戦。借金女王・琥珀さんが挑むのはいたってシンプルなゲームです。
「王冠」と「ドクロ」のカードを2枚用意する。
机に伏せる。1枚選ぶ。選んでない方を刃物で突き刺す。選んだ方をめくる。「王冠」を選んでたら勝ち。
シンプルです。
疑いようのないほどシンプルです。
ただちょっと「机が上空高くに競り上がってしまうため、肝心のカードが目視できない」だけ。
琥珀さん:
「…カードが見えなくなった」
ちなみに、カードの確認をするのは対戦相手です。
当然、対戦相手も机と一緒に上空に。手元なんて見えません。見せる気もないです。
もっと言えば、このルールを考えたのも対戦相手その人です。
琥珀さん:
「いま まさにカードがすりかえられているはず…!」
自明の結論。
もはやイカサマと呼ぶのも悲しくなるほどの、正々堂々たるイカサマぶり。
ダメだ、ルールを作ってる奴には勝てない。
しかし琥珀さんはくじけなかった。
事前に情報を仕入れていた彼女は、決勝戦の舞台を、学校の冷房室外機の真ん前に指定してみた。
折しも季節外れの夏日。ほどなく室外機が起動し、カードはどこぞに吹き飛ばされてしまいました。
…琥珀さんが選んだカードだけ。
琥珀さん:
「残ったカードが王冠かドクロかわかれば あたしがどっちを選んだかわかるはずよね」
非の打ちどころのないロジックです。
まぁ「2枚ともドクロにすり替えているはずだ」という読みを外していたら終わってましたが(左右を入れ替えられてただけだったら、どうする気だったのか)、そこは賭けに勝った。
対戦相手の方も愚かな…。
あまりにもシンプルなルールだったので、ついうっかり。
「机がド派手に競り上がる(結果、上空の室外機の真ん前に)」「カードを刃物で突き刺す演出(おかげでそっちだけ吹き飛ばない)」なんて見せ場を作ったばっかりに。
こうして琥珀さんは一億の借金を無事に完済。
副賞の「大富豪の嫁になる」オプションはノータイムで辞退。
この娘さんは、最後の最後まで金しか頭になかった。格好良い。
そしてどこかの賭博中毒と違い、すっぱり足を洗って正常社会へ。
「なかよし」さんには珍しい清々しいヒロイン様でした。
願わくば再び借金地獄に転落し、第2部が始まることに期待したいです。
■ハートキャッチプリキュア! 第4話
花咲さんの初恋にして絶賛恋愛中の生徒会長さんのお話。
既にテレビで放送されている通り、道場を継ぐために女子要素を捨てて頑張ってたところをデザトリアン化。
そこはどうにか乗り切ったものの、やっぱり可愛いものには抵抗がある。
嫌いなわけじゃない。むしろ可愛いのは好き。でも強くなるためには可愛い服なんてダメだ!そんなの着たら、弱くなる!
蜘蛛兄さん:
「服のせいにするのはまちがいぜよ」
「漢なら……裸一貫で勝負じゃき」
本当に、どうしようもないほどに正論を言う人だ…。
「外見だけ変えても変わったことにならない」のテーマ通り。
服を着たから変わるなんて、そんなことはないんです。
…砂漠の皆さまは、一体どういう位置づけ何だろう。
彼らの主張は、見事にテーマに則していて「悪」に見えません。
サバーク博士の設定といい、この人たちは普通に良い人で、何か秘めた目的でもあるんじゃなかろうか。
そして「劇中善」のプリキュアさんも、きっちり回答を示してみる。
生徒会長さん:
「ずっと男のように強くなりたくて…」
「外見にまでとらわれていた…」
「でも…綿毛みたいなふんわりカレンな女の子たちが」
「カワイイ服でもとてもりりしく戦っているのをみて…」
生徒会長さんの悩みは、「プリキュア」さんのコンセプトとあからさまに矛盾している。
10年前なら説得力あったかもしれないですけど、今では「え?普通に可愛い格好して戦えばいいんじゃ?」となってしまう。
もはや悩みそのものが時代遅れ。30年前のお子様と10年前のお子様では、後者の方が進歩しているように、10年前と今で同じことやっててもしょうがない。
違和感を覚えていた部分を、漫画版ではしっかり押さえてくれてて大喜び。
しかもプリキュアさんがちゃんと解決に役立ってる。
そんなわけで生徒会長さんは悩みを解決なされました。
ところで今回、来海さんも持論を強調されていた。
来海さん:
「あたしの持論『外を変えたら中身も変わる』」
これはこれで真実。
「プリキュアに変身する」という最も象徴的な「変化」には、「プリキュアになっただけじゃダメだ」と「頑張ってもどうにもならないそんなとき、プリキュアになりたい」の両面があるはず。
前哨戦が終わり、本格的に物語が動き出したら凄いことになりそう。