老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

共産党さん、イメージチェンジしてください

2007-05-25 22:23:06 | 選挙
共産党は5月17日に幹部会を開き志位委員長が夏の参議院選に向けての基本戦略を説明したようだ。基本戦略は反自民、非民主戦略を採り、自・民2大勢力に埋没しないように独自路線をより鮮明に打ち出す作戦のようだ。

確かにここ何回かの国政選挙での議員数減少傾向には歯止めがかからない、また先の統一地方選挙での全国道府県議員選挙ではトータルで7議席減らして当選が100議席だそうである。

一方国会での質問では共産党議員の質問が一番鋭く的確で政府も、自民党も何が暴露されるか戦々恐々である。先の教育基本法の地方公聴会のやらせ、サクラ質問の追求も共産党の功績である。

また地方でのどぶ板作戦でも野党の中では一番フットワークがよいように思う。地方組織の足腰が強い証拠であろう。なのにどうして国政、地方議員数ともジリ貧なのであろうか?不思議な現象である。

選挙民から見ると靖国参拝反対、憲法改正反対、舌鋒鋭く松岡農水相を追求し自民政権批判等必要なことではあるが、もう十分分りました。パターンはマンネリなのである、何か+αが欲しい。今の選挙制度下においては従来の国会戦術だけでは、議員数減少に歯止めがかからず、限界ありということに目覚める時ではないかと思う。

小泉前首相は郵政民営化に賛成か反対か、自民党をぶっ壊すと叫んだだけで自民党議席を大幅に伸ばした。これから何を学ぶか。それに乗せられ、あおられた選挙民を愚民と呼ぶむきもあるが、当たらずと言えども遠からず。しかしそれが選挙の現実である。要はイメージである。

その様な意味で共産党のイメージを国民の前に変えて見せて欲しいのです。ではどのように変えればよいか 一無党派選挙民の要望は次のようなものである。

先ず第1に共産党という党名を変更して欲しい。選挙になればその都度公明党にネガティブチラシをばら撒かれ、共産党が政権をとったら北朝鮮、或いはかっての共産国家ルーマニア、東ドイツのようになると書かれたら、そうかなと思わされ、信じさせられる。その様なチラシ内容で共産党のイメージはスポイルされ、気持ちは自然と共産党から離れていっている。

第2は北朝鮮の独裁政治や崩壊した共産国の全体主義による恐怖政治のイメージを完全に払拭して欲しい。日本共産党も護憲というならば党内民主主義ではなく憲法に謳う国民主権を宣言し、国民に安心感を与え、意思決定は議論を尽くして後に、多数決による民主主義のルールに従うことを公約して、徹底してPRすべきである。

仮に現在その様な体制、仕組みだとすれば国民へのPR不測であり、国民の不安を払拭し切れていないと思う。国民に綱領を読めば分るでは始まらない、国民は政党の綱領など読んで投票はしていない、大多数は現在の共産党へのイメージで投票している現実を知るべきである。これに成功すれば国民も安心感を持ち、国地方での議席は急増すると思う。

以上2つのことは自力でできることであり、起死回生の策は意外にも足元に転がっている、次期衆議院選挙までに是非打ち出してほしいものである。

「護憲+BBS」「2007年参議院選挙に向けて」より
厚顔の美少年

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5 コメント

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実態を知らせない装置がある! (邪論)
2007-05-26 09:15:34
>トータルで7議席減らして当選が100議席
自民党はそれだけ減らしたのでしょうか?その理由は何と言っていたのでようか?民主党はどれだけ増やしたのでしょうか?その理由は?

>どうして国政、地方議員数ともジリ貧なのであろうか?不思議な現象である。
ホント不思議な、珍現象ですね?議会ではオール与党、選挙では対決という構図、二大政党制の幻想を振りまく応援団がいることが最大の問題ではないでしょうか?

共産党への「期待」と「要望」を見ると、謎が解けるような気がします。

>第1に共産党という党名を変更して欲しい。
自民党から出た人たちがいろいろな名前の党名をつくりましたけど、どうなったでしょうか?それを反面教師として、日本共産党が党名を変えても、きっと同じことになるでしょうね。だって自分たちがそうなんだし、メディアが偽りの対決構図である二大政党制を吹聴しているのだから。

>第2は北朝鮮の独裁政治や崩壊した共産国の全体主義による恐怖政治のイメージを完全に払拭して欲しい。
北朝鮮や共産国の全体主義ともっとの対決してきたのは、実は日本の共産党だったってことをメディアは検証しない!しかも意図的に。その対抗軸が「自主独立」論だったことも。だいたい現在の日本の政党の中で、堂々と「日本」を名乗っている政党は、日本共産党しかいませんよね。これこそが日本共産党の「国際性」と「国民性」を象徴していないでしょうか?

>仮に現在その様な体制、仕組みだとすれば国民へのPR不足
「しんぶん赤旗」をはじめ、他の政党には見られないほどの出版をしているんですけど、それは流通で取り扱っていない!一般の書店にこれらの書籍が手に入らない装置がつくられている!「しんぶん赤旗」の駅売りが出来たらスゴイと思うんですけどねぇ~自力で販売している!HPも随分変わってきましたね。

>大多数は現在の共産党へのイメージで投票している>選挙になればその都度公明党にネガティブチラシをばら撒かれ、その様なチラシ内容で共産党のイメージはスポイルされ…離れていっている。

これこそが民主主義と相容れない!という風にならないんですよね。現在の日本の最大の問題ですよね。その点日本共産党に関してのみ言えば、これは日本共産党の責任でしょうか?

こうした情報の市民的・政治的自由が奪われている日本の現状こそが問われなければならないのに、そうなっていない!その点で、管理人様の仰る北朝鮮や共産国と同じ構図が現在の日本に如実に見えてくる!しかもそれが見えていない。いや見えないような装置がつくられている!

事実は全く違っている日本共産党の「真実」を如何に知らせていくか?だからといって日本共産党が無謬主義に立っているとは思いませんけど。だって人間集団だから。
返信する
邪論さんへの回答 (厚顔の)
2007-05-27 13:42:10
邪論さんの弊論への質問には誤解もありますから、含めてお答えします。

1、自民党、民主党の増減について

弊論は共産党について述べております。議論を散逸させたくないので自民、民主の議席増減についての回答は割愛します。

2、2大政党制を振りまく応援団がいることが最大の問題だでは?について

応援団というよりも2大政党制を望む国民がいることは事実だと思います、また志位委員長もそれを是認して5月17日の総会では2大政党に埋没してしまう危機感を訴えています(5/19、朝日新聞朝刊4頁)。

その国民を自分の応援団にいかにして引き込むかが政党活動のはずです。2大政党以外の政党に応援団を自陣に惹き付ける魅力がない、魅力を作らず、選挙民(応援団)の選党眼を非難しても解決しません。

3、日本共産党が党名を変えても同じではないか?

保守党の党名変更とは全く違うと思います。
今や共産党名は北朝鮮の独裁政治、崩壊したソビエト、ルーマニア、東ドイツ等々の全体主義、経済破綻という大きな負の遺産を負っています、国内では宿敵公明党にネガティブキャンペーンチラシをばら撒かれ、共産党政権をとればその様になる!と一部の国民は洗脳されようとしています。その負の遺産を断ち切るために党名変更の価値は保守党の改名とは大きな差があると思います。

4、メディアが2大政党制を吹聴している、について

否定はしませんが被害妄想ではないでしょうか、メディアより国民の潜在要望ではないでしょうか、メディアに責任をかぶせ自己埋没しては2大政党の波を阻止できないと思います。

5、日本共産党の対北朝鮮、中国対策評価について

確かに北朝鮮、中国とは1線画をして来たかも分りませんが、この日本共産党の政治スタンスと国民が独裁政治、全体主義に抱く恐怖感情はその実態を報道で見ているだけに全く別であり、払拭されていません。それも同じくマスコミのせいにされるのでは自己埋没であり、他党の応援団を惹き付けることはできず、何も解決しません。

6、赤旗を読むのが先か、読ませるようにするのが先か、について

鶏、卵論ですが、申し上げたように、国民に綱領、赤旗を読めば分るでは始まらないと思います。赤旗を読んでみたい気にならないのを読みたい気にさせる、そのためのイメージチェンジをして欲しいのです。

新聞流通の問題は2の次の問題です。経営理論から云えば売れないから扱わないともいえます。一般紙は販売員がインセンティブ付きで積極的に購読勧誘しています。赤旗も共産党がイメージチェンジすれば購読者が増える、また増やすためにイメージチェンジする表裏一体の問題だと思います。売れれば売店に赤旗を置く販売店も扱う、これが自由主義経済の論理です。

6、公明党のネガティブキャンペーンチラシ対策

政党間のネガティブキャンペーンの是非は賛否両論あると思います。しかし民主政治,法治国家で選挙活動として許されている以上やむを得ません。

要はネガティブキンペーンに対する反論キャンペーンがしっかりなされその内容に国民がどのような判断を下すか
それは選挙の投票結果で観るしかありません。
投票結果、議席の伸縮でみると共産党さんは押されていると思われます。その対策がイメージチェンジしてください、なのです。

結論

貴兄の論理は日本共産党は何も悪くない、マスコミが悪い、社会の仕組みが悪い、ではないかと思います。
この結論は共産党に投票しない国民がおかしいに、繋がるように思います。

これでは現在の選挙制度のもとでは、2大政党制に対する国民の要望の流れをとめることはできないと思います。
最後に申し上げます

共産党さん、先ず党名変更、併せて国民への安心感を得るためイメージチェンジしてください。


返信する
党名変更の結論からすべてを論じるのにはムリがある! (邪論)
2007-06-05 21:52:44
多忙でした!そうしたなかで、埼玉で初の共産党員市長誕生のニュースが飛び込んできました。その件を踏まえて、以下反論を試みてみます!
>貴兄の論理は日本共産党は何も悪くない、マスコミが悪い、社会の仕組みが悪い、ではないかと思います。
と思っているのは、邪論ではありません!それは厚顔の美少年さん、あなたです!

>この結論は共産党に投票しない国民がおかしいに、繋がるように思います。
繋がるように思うのは、誰でしょう!?それは厚顔の美少年さん、あなたです!

因みに、以下の内容をよくお読みください。
「市民派、護憲派、反反共派の勝利であった」と書かれていますが、何故「共産党員市長誕生」と書かないのでしょうか?「しんぶん赤旗」をお読みになりましたでしょうか?またテレビをはじめとしたメディアは、この事実を大ニュースとしてとりあげたでしょうか?安倍政権の腐敗と反動政治の進行、国民無視の政治のなかで、埼玉で起こった事実は、それほど大きくないとでもいうのでしょうか?ここに現在の日本のメディアの腐敗が見えてこないでしょうか?憲法第9条を守る運動を紹介しないのと同根です!

http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/32cb07de79c650546867b1a8edb764b0/2c

>公明党のネガティブキャンペーンチラシ対策

についても、厚顔の美少年さん、あなたは、その内容を検討したことがおわりでしょうか?

>政党間のネガティブキャンペーンの是非は賛否両論あると思います。しかし民主政治,法治国家で選挙活動として許されている以上やむを得ません。

と言って「事実の偽装」とネガティブキャンペーンを混同し、「民主政治、法治国家で選挙活動として許されている以上やむを得ません」と、事実上、デマ宣伝を容認して、その責任を共産党の名前の責任に帰しているのです。それは事実を見ない誤った判断と言えます。これが憲法を擁護を主張する人の意見かと目を疑ってしまいました!驚きです!でもこういう人もいるのですよね。これも事実でしょうね。

先のいっせい地方選挙でも、議会ではオール与党、選挙では偽装対立を装って野党、これを現在のメディアが追及しないこと、しかも、厚顔の美少年さん、あなたは、そのことを問題にしようとしていません!実に不思議です!

>2大政党制…メディアより国民の潜在要望ではないでしょうか、メディアに責任をかぶせ自己埋没しては2大政党の波を阻止できないと思います

このことは「あるある」問題を想起すれば明瞭です。国民が希望することと、真実を報道することは別の問題です。納豆と健康は国民が要求したことでしょう。これは否定しません!だからと言ってヤラセ、ウソ、デマが許されることにはなりません!二大政党を国民が要望していること事実でしょう。それはあまりに政権交代が実現していないからだと判断しています。

しかし、その二大政党が同じ穴のムジナであることを報道することは別の問題です。ここがポイントです!お考えください。国民の判断云々ではなく、真実を報道しないメディアを問題にしているのです。放送法違反なんですね。

以上、厚顔の美少年さんのスリカエの主張の問題点を指摘してみました。最初から党名変更という結論から出発している限り、自由と民主主義は見えてくるとは思えません。
「あるある」が中止になったように、共産党の党名が変更になるような(中止になるような)事実はどこを探しても出てきません!むしろ埼玉で初の共産党員市長誕生のように、実績・事実を報道せず、二大政党を煽ることの方が問題ではないでしょうか?それを黙殺し、語れないことの方が問題だと思います。これでは憲法は守れませんよ!

そういえば、最近ハンカチ王子からハニカミ王子とメディアは大忙しですね。そのハニカミ王子見たさに、俄かゴルフファンが押し寄せ、問題になっていることが報道されていましたよね。また最近ビーチバレーに登場してきた女性をメディアが煽り、その写真を撮らせろ、撮らせないってことが問題になっていましたよね。まぁ~、こういうメディアの報道姿勢が政治にも当てはめられるってことです。こういうメディアの報道に影響を受けた国民を問題なんて、一言も言っておりませんから、その点だけはお断りしておきます!

したがって、
>共産党さん、先ず党名変更、併せて国民への安心感を得るためイメージチェンジしてください。
というあなたの「結論」がはじめからあって、あとはツケタシの主張を述べているだけと判断させていただきます。
私が問題にしているのはメディアの問題に尽きるのです。
まだありますが、今日はこれくらいにしておきます。
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邪論さんへ (笹井明子(管理人))
2007-06-06 06:22:20
邪論さん

蕨市長選では頼高英雄さんの勝利おめでとうございます。ところで、その勝利を伝えた私たちの記事(メッセージ)は、蕨9条の会で頼高さんらと共に活動を続け、選挙では積極的に関与・応援してきたメンバーが書いたものです。実感に基づいた感想(喜び)ですので、「『共産党市長誕生』となぜ書かないか」とおっしゃるのは、いかがなもでしょうか。地方から真の民主主義が生まれ、着実に育っていることを、共に喜びたいと思います。

さて、先の厚顔の美少年さんの記事及びコメントは、外から見えたひとつの感じ方の提示として、今後の参考にしていただければ良いと思います。当件についての議論は、今回はこの辺で打ち切っていただきたいと思います。

今度の選挙は反安倍自公政権トータルにとっても、護憲政党にとっても、大きな節目であり、大きなチャンスです。「安倍政権にNO!」の意思をつきつけるべく、ともに頑張りましょう。
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戦前のニセ報道の教訓は真実の報道であり、憲法の原則そのもの! (邪論)
2007-06-06 20:26:12
管理人様及び厚顔の美少年様へ

>実感に基づいた感想(喜び)ですので、「『共産党市長誕生』となぜ書かないか」とおっしゃるのは、いかがなもでしょうか。(管理人様)
党名変更問題を問題にするのは、いかがなものでしょうか?逆にお訊きしたいものですね。今問題にしなければならないのは、護憲派の主張と事実を知らせないメディアの体質・姿勢ではないのでしょうか?

日本共産党の真の姿を知らせないことは、まさに「憲法に謳う国民主権」を否定する暴挙ではないのではありませんか?

このことは戦前の天皇制政府の検閲によって、真実を知らせず、大本営発表と特高警察の情報を国民に垂れ流し、国民を好戦的排外主義の方向へ扇動したことを忘れてはなりません。だからこそ政府の行為によって戦争の惨禍が起こることのないように国民主権を宣言したのではないのでしょうか?

>「市民派、護憲派、反反共派の勝利であった」(選挙では積極的に関与・応援してきたメンバーの言葉)
反反共派って何でしょうか?市民派・護憲派・反反共派の住民が、市民(住民要求)を大切に、憲法を擁護する日本共産党の党員を市長に選択したのは事実です!堂々と言いましょうよ!そうすれば、他の地域でもこのような市長が誕生すると思いませんか?党名変更など問題になりませんよね。

>日本共産党も護憲というならば党内民主主義ではなく憲法に謳う国民主権を宣言し、国民に安心感を与え、意思決定は議論を尽くして後に、多数決による民主主義のルールに従うことを公約して、徹底してPRすべきである。(厚顔の美少年さん)
おかしいと思いませんか?厚顔美少年さんの思惑とは関係なく、蕨市民は「憲法に謳う国民主権を宣言し、国民に安心感を与え、意思決定は議論を尽くして後に、多数決による民主主義のルールに従うことを公約」している日本共産党員を市長に選択したのですから、厚顔の美少年さんの言ってること、党名変更問題は、問題になりませんよね。

>今度の選挙は反安倍自公政権トータルにとっても、護憲政党にとっても、大きな節目であり、大きなチャンスです。「安倍政権にNO!」の意思をつきつけるべく、ともに頑張りましょう。
まったくそのとおりです!だがしかし、安倍政権にNOを突きつけるためには、どの政党がどのように対応しているか、その真実を知らせる必要がありませんか?国民の選択権を保障する最低の責任ではないのでしょうか?

最近では、野球放送が巨人一辺倒から変わりました。ニュースでは、サッカーも野球も一応はすべてを報道していますよね。せめて、政治についても、そうあってほしいものです。


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