老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

経産省前テント広場イベント「かんしょ踊り」(2/3)参加報告

2012-02-04 22:10:52 | 東北地震
パンドラさんの記事で紹介のあった、経済産業省前「テント広場」で2月3日に行われたワークショップ「かんしょ踊り(会津磐梯山古式踊り)」に参加してきました。

ご存知のように、「脱原発テント広場」は、経済産業省の広大な敷地の片隅にあるごく小さな空間ですが、福島の女性達を中心に産まれたこの空間は今や「脱原発」を願う人たちにとっては、重要な拠点であり、シンボルともなっている場所です。

その「テント広場」に対し、枝野大臣は1月24日、撤去を要請。強制排除の可能性もあるとみて緊張が高まる中、「かんしょ踊り」をテント広場で踊ろうというふんわりたおやかなイベントが提案され、女性・若者を中心に50~60人の人が集りました。

「原発いらない福島の女たち」メンバーの挨拶の後、武藤類子さんの指導の下、集った人たちが輪になって「かんしょ踊り」を開始。武藤類子さんは、「9.19さようなら原発集会」でのメッセージが、多くの人に感動と共感を与えて話題になりましたが、スピーチそのままの、深い悲しみの中にも大らかで温かい人柄が滲み出ている方でした。

「かんしょ踊り」は、小さなCDプレイヤーから流れる歌に合わせて、左手と左足を前に出し、右手と右足を前に出し、左手と左足を前に出し、その手と足を後ろに下げ、右手と右足を後ろに下げ、左足を大きく前に踏み出しながら両手を開き、脚をそろえて手を合わせる。後はその繰り返し、という単純な動きですが、私達初心者は中々格好がつきません。それに引き替え福島の女性達の動きはとても伸びやかで素敵です。珍しく温かな日差しが感じられる中、30分ほど歌ったり踊ったりして、「あ~、面白かった」と皆に笑顔が溢れました。

今回の撤去要請は「年末に起きたボヤ騒ぎ」がひとつの根拠となっているそうで、テントの前には「経済産業省総合庁舎防災管理者」名の「防火に関する警告」が貼られています。しかし、その警告に応えるように、テント前に今は太陽光発電のパネルが設置されていて、「原発が止まるまで立ち向かいます。座り込みます。テント広場を守ります」(「原発いらない福島の女たちの『宣言』」チラシより)という決意の強さを感じさせます。

真剣さと人間らしいユーモアを併せ持つ今の脱原発運動は、社会から隔絶させ難い、力でねじ伏せ辛い真の強靭さがあって、権力を持つ人たちにとっては手ごわい相手なのではないでしょうか。

全国から、世界からたくさんの人が集ってくる「テント広場」。次の「撤去」の山場は2月14日とのことです。

「護憲+BBS」「イベントの紹介」より
笹井明子

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2 コメント

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Our Planet TV (じゅんこ)
2012-02-10 12:30:07
笹井さん
2月3日の経産省前テントでの「かんしょ踊り」昨日UPされてましたね、もうご覧になりましたか?
っていっても、わずか33秒の短さでしたが、笹井さんのお姿発見!でしたよ(笑)

この日の武藤類子さんのインタビューは「電通戦略十訓」のお話もされてて、興味深かったです。
30分の番組です、是非どうぞ!!



http://www.ourplanet-tv.org/
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東北の鬼! (笹井明子)
2012-02-11 07:24:28
じゅんこさん

映像ご紹介有難うございます。
「かんしょ踊り」は「東北の鬼」になって踊らなくてはいけなかったんですね。へらへら笑いながら躍ってしまいましたが(^^;
それにしても今回も武藤さんのお話は心にすっと入ってきます。
「ひとりひとりが自分のリーダーシップをとることが大事。」「世界を変える力を誰もが持っている」などの言葉に強く共感しました。
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