閉鎖的カルト集団内では、集団内で生き抜くための知恵(手練・手管)が異様に発達する。閉鎖的カルト集団は、信者を引きつけるために、信者たちがその集団内部でしか生きられないようにするために独特の論理と心理を植え付ける。
その一番良い例が、オーム真理教だった。教祖麻原彰晃の独特の教えの下、信者を出家させ、その財産を取り上げ、親族・家族と絶縁させる。独特の服装をさせ、修行と言う名前の苦役をさせる。いわゆる洗脳的方法論で信者をオームから離れなくする。
金なく、家族なく、友人なく、真理と言う名の世間から孤絶した論理を語れば、それこそオーム以外では生きられなくなる。そのオームが起こした地下鉄サリン事件は、オーム以外では生きられなくなった理科系エリートたちの壮絶な出世競争の産物だったともいえる。
外の社会と隔絶し、生きられなくなった人間たちが、唯一の生きられる場所(オーム真理教教団)で繰り広げられた出世競争の悲惨な結末が地下鉄サリン事件だった、とも言えるのである。
25日に自民党本部で開かれた会合「文化芸術懇話会」での自民党若手と講師・百田尚樹の発言は、カルト集団「オーム真理教」事件を彷彿とさせる。一言で言うと、「自民党の言うことは、すべて正しい」、「自民党を批判する者は、すべて潰せ」と言う内容。そして、過激さを競う内容になっている。オーム真理教が国家や社会(世間)を敵にして行った過程とそっくりである。さらに言えば、かっての山口組の全国制覇の時の幹部たちの発言とそんなに違わない。
こう言う時の発言は、勇ましいほど力を持つ。同時にこういう勇ましさは、カルト集団内での地位を上げる。一言で言うと、今回の事件は、自民党内の安倍カルト集団の出世争いの結果だと思える。
たしか、オームの菊池直子という女性が、オーム真理教が細菌攻撃を受けたと話していたのを覚えているが、今回の沖縄新聞社攻撃も、ありもしない事実を意図的に誤認して、敵対行動を煽る、という点では、オームと同じ。要するに、彼らの脳内構造が、一般社会の常識とかけ離れ始めている証左である。
つまり、安倍一派やネットウヨク連中の感性は、ほとんど修復不可能な所まで行き着いたようである。これが国家的にも社会的にも具現化したのが、ファシズム政治と言う事である。丸山真男流にいうならば、『超国家主義の論理と心理』と言う事になる。私個人は、そんなに上等なものではなく、オーム真理教的カルト集団の論理と心理に近いと考えている。
ただ、最後によく考えておかなければならないのは、安倍一派には今回の馬鹿な若手政治家だけではなく、相当悪達者な知恵者がいるという事である。おそらく、今回の事件を逆手に取り、安倍政権は、言論の自由を尊重する民主的政権であると言い募るだろう。以下の記事を見れば、よく分かる。
・・・木原・自民青年局長を更迭へ 党幹部「世が世なら切腹」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150627-00000025-asahi-pol
朝日新聞デジタル 6月27日(土)13時39分配信
自民党は27日、安倍晋三首相に近い議員でつくる勉強会「文化芸術懇話会」で、沖縄の地元紙をはじめ報道機関を威圧するなどの発言が出た問題に関連し、懇話会代表の木原稔・党青年局長を更迭する方針を固めた。野党が厳しく批判しており、安全保障関連法案の審議への影響を懸念し、早期に事態収拾を図る必要があると判断した。
党執行部の一人は27日、「青年局長の更迭は当然。世が世なら切腹ものだ。勉強会で問題発言したのは別の議員かもしれないが、責任は免れない」と語った。・・・・・
これが自民党の強かさ。ひょっとしたら、追い詰められた安倍政権のイメージ回復を狙って、やらせの事件を起こしたのかもしれない。「世が世なら切腹もの」などという台詞にその匂いを感じる。権力維持が至上命題の自民党という集団の強かさを、よく腹に収めておく必要がある。
「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
流水
その一番良い例が、オーム真理教だった。教祖麻原彰晃の独特の教えの下、信者を出家させ、その財産を取り上げ、親族・家族と絶縁させる。独特の服装をさせ、修行と言う名前の苦役をさせる。いわゆる洗脳的方法論で信者をオームから離れなくする。
金なく、家族なく、友人なく、真理と言う名の世間から孤絶した論理を語れば、それこそオーム以外では生きられなくなる。そのオームが起こした地下鉄サリン事件は、オーム以外では生きられなくなった理科系エリートたちの壮絶な出世競争の産物だったともいえる。
外の社会と隔絶し、生きられなくなった人間たちが、唯一の生きられる場所(オーム真理教教団)で繰り広げられた出世競争の悲惨な結末が地下鉄サリン事件だった、とも言えるのである。
25日に自民党本部で開かれた会合「文化芸術懇話会」での自民党若手と講師・百田尚樹の発言は、カルト集団「オーム真理教」事件を彷彿とさせる。一言で言うと、「自民党の言うことは、すべて正しい」、「自民党を批判する者は、すべて潰せ」と言う内容。そして、過激さを競う内容になっている。オーム真理教が国家や社会(世間)を敵にして行った過程とそっくりである。さらに言えば、かっての山口組の全国制覇の時の幹部たちの発言とそんなに違わない。
こう言う時の発言は、勇ましいほど力を持つ。同時にこういう勇ましさは、カルト集団内での地位を上げる。一言で言うと、今回の事件は、自民党内の安倍カルト集団の出世争いの結果だと思える。
たしか、オームの菊池直子という女性が、オーム真理教が細菌攻撃を受けたと話していたのを覚えているが、今回の沖縄新聞社攻撃も、ありもしない事実を意図的に誤認して、敵対行動を煽る、という点では、オームと同じ。要するに、彼らの脳内構造が、一般社会の常識とかけ離れ始めている証左である。
つまり、安倍一派やネットウヨク連中の感性は、ほとんど修復不可能な所まで行き着いたようである。これが国家的にも社会的にも具現化したのが、ファシズム政治と言う事である。丸山真男流にいうならば、『超国家主義の論理と心理』と言う事になる。私個人は、そんなに上等なものではなく、オーム真理教的カルト集団の論理と心理に近いと考えている。
ただ、最後によく考えておかなければならないのは、安倍一派には今回の馬鹿な若手政治家だけではなく、相当悪達者な知恵者がいるという事である。おそらく、今回の事件を逆手に取り、安倍政権は、言論の自由を尊重する民主的政権であると言い募るだろう。以下の記事を見れば、よく分かる。
・・・木原・自民青年局長を更迭へ 党幹部「世が世なら切腹」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150627-00000025-asahi-pol
朝日新聞デジタル 6月27日(土)13時39分配信
自民党は27日、安倍晋三首相に近い議員でつくる勉強会「文化芸術懇話会」で、沖縄の地元紙をはじめ報道機関を威圧するなどの発言が出た問題に関連し、懇話会代表の木原稔・党青年局長を更迭する方針を固めた。野党が厳しく批判しており、安全保障関連法案の審議への影響を懸念し、早期に事態収拾を図る必要があると判断した。
党執行部の一人は27日、「青年局長の更迭は当然。世が世なら切腹ものだ。勉強会で問題発言したのは別の議員かもしれないが、責任は免れない」と語った。・・・・・
これが自民党の強かさ。ひょっとしたら、追い詰められた安倍政権のイメージ回復を狙って、やらせの事件を起こしたのかもしれない。「世が世なら切腹もの」などという台詞にその匂いを感じる。権力維持が至上命題の自民党という集団の強かさを、よく腹に収めておく必要がある。
「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
流水
安倍一派は新聞社を潰せとか乱暴なことを言っている。批判されると冗談だったという。これを許したらどうなるか末恐ろしい。
日本の政治から、公正が失われようとしている。
経済悪化で内政が思うようにいかないタイミングで、乱暴にも日本を戦争に引きずり込もうとしている。中国が中東のテロが危ないとマスコミは報じているが、実は阿部一派の策謀の方が危ないと、私は思う。火の粉が降りかかってから後悔しても遅い。ではどうするのか。これが宿題です。